最近、マッチングアプリを通じて発生したトラブルが注目されています。
特に、歌舞伎町での「ぼったくり居酒屋」に関する事件が報じられ、警察が摘発に乗り出しました。
このような犯罪は、オンラインで知り合った相手との予期せぬトラブルに発展することがあり、注意が必要です。
本記事では、この事件を取り上げ、探偵としての視点から解説します。
マッチングアプリを利用して連れ込んだ男性客に高額な飲食代金を請求していたとみられる、東京・歌舞伎町のバーの従業員・男女4人が逮捕されました。
風営法違反の疑いで逮捕されたのは、歌舞伎町のバーの従業員・中沢美亜容疑者(22)ら男女4人で、男性客と一緒にカードゲームをするなどの接待営業を無許可で行った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、中沢容疑者らはマッチングアプリで知り合った男性に、従業員であることを告げずに「以前入れなかった店に行きたい」などと伝え、勤務するバーに連れ込んでいたとみられています。
この店をめぐっては「高額な飲食代を請求された」といった相談が複数寄せられていたということで、警視庁が摘発に乗り出していました。
歌舞伎町を管轄する警視庁新宿署には、“ぼったくり被害”の相談が今年に入っておよそ190件寄せられており、最も高額なケースでは500万円以上を請求されているということで、警視庁が注意を呼びかけています。
記事元:マッチングアプリで“ぼったくり居酒屋”に連れ込みか 歌舞伎町のバーの従業員ら4人を逮捕 警視庁|TBS NEWS DIG 11/25(月) 12:10配信
「ぼったくりバー」や「ぼったくり居酒屋」とは、通常の料金よりも著しく高額な飲食代金を請求し、客を騙す行為を行う店舗のことです。
特に歌舞伎町などの繁華街では、こうした店舗が隠れて営業しており、ターゲットとなるのは、主に男性客が女性に誘われて行くパターンが多いです。
女性が「一緒に飲みに行こう」と誘い、何も知らずに店に足を踏み入れた男性が、高額な飲み代を請求されるケースです。
このような店では、事前に料金についての説明がなく、飲食代の金額が突然膨れ上がることが一般的です。
最も高額な場合では、数百万円を請求されることもあり、客はその場で支払わなければならない状況に追い込まれます。
このような店舗の営業形態は、風営法違反にも該当し、警察による摘発も行われています。
今回の事件のように、マッチングアプリで知り合った相手に誘われて行った場所が実は「ぼったくり居酒屋」だったというトラブルは増加しています。
マッチングアプリは便利なツールですが、匿名性が高いため、相手の意図を読み取ることが難しく、悪質な商法に引っかかりやすいのが現実です。
アプリを利用した出会いが増えるなか、その信頼性を悪用した犯罪が深刻化しています。
今回の事件のように、アプリで知り合った相手を歌舞伎町のぼったくり居酒屋に誘導し、不当に金銭を要求する行為は典型的な罠の手口です。
探偵として注目すべき点は、被害者が「相手を信頼しきっている状態」に付け込む犯罪の心理操作です。
このような犯罪を防ぐためには、以下が重要です。
アプリでの出会いが日常化するなか、犯罪のリスクも拡大しています。被害を未然に防ぐため、慎重な判断と行動を心掛けましょう。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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