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公開日: 2024/10/10
セキュリティコラム
 公開日: 2024/10/10

首都圏で発生した連続強盗の裏に悪質リフォーム業者?探偵目線で対策を解説

この記事の読了目安時間は約 1 分です。

2024年8月〜10月、東京、神奈川、埼玉、千葉の高齢者宅を中心に手口が同様の事件が7件発生しました。

すでに逮捕された実行犯への捜査で、SNSでいわゆる「闇バイト」に応募し、指示を受け犯行に及んだことが明らかになっており、犯人の背後には「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」がいると見て捜査が進められています。

この事件が近年発生している「連続強盗事件」と異なる点は、悪質なリフォーム業者が今回の事件の犯行を指示した犯罪グループに情報を共有していたことです。

この記事では、この事件の概要、悪質リフォーム会社のトラブル防止方法など、この事件を探偵目線で解説します。

事件の概要

埼玉県と東京都での連続強盗を巡り、東京都国分寺市で被害に遭った住宅を修繕したとみられるリフォーム会社について、2023年10月以降、「だまされた」などとの相談が警視庁に複数寄せられていた。捜査関係者への取材で判明した。警視庁は、悪質な訪問営業をするリフォーム業者が、強盗などに関わる犯罪グループと顧客情報を共有している可能性も視野に入れ、実態解明を進めている。

引用元:(連続強盗の被害者宅をリフォーム 業者に「だまされた」警視庁に相談)(毎日新聞) – Yahoo!ニュース 10/9(水) 5:00配信

容疑者の1人はリフォーム会社勤務

報道によると、埼玉県所沢市の事件で強盗致傷などの容疑で逮捕された森田梨公哉(りきや)容疑者(24)が勤務していた福岡県にあるリフォーム業者が福岡県警の捜査対象になっており、今回の連続強盗との関連を調べているといいます。

このリフォーム業者は、客をだまし不当な契約を迫るだけでなく、家に上がり込み、資産状況や家族構成などを把握し、強盗や特殊詐欺の名簿を共有している可能性があるようです。

当然ですが、悪質なリフォーム業者の営業トークには乗らず、できるだけ早く帰ってもらうべきです。

訪問営業する全てのリフォーム会社が悪質とは限りませんが、リフォームが必要な場合にご自身で決めたうえで、お問い合わせすることをおすすめします。

悪質なリフォーム会社とのトラブルを防止する方法

悪質なリフォーム業者は共通して、無料点検を実施中などを理由に、突然訪問してきます。

玄関を開けると、家に上がり込んできて、契約するまでしつこく営業をかけられることがほとんどです。

ここでは、悪質なリフォーム業者とのトラブルを防止する方法を解説します。

来客はインターホンで対応し玄関を開けない

予期せぬ来客には、必ずインターホンで対応し玄関を開けないようにしましょう。

インターホンでの対応が効果的な理由は、物理的には接触せずに対応できるからです。

住宅で起こる犯罪の多くは、居住者が直接対面してしまったことがきっかけとなっています。

悪質なリフォーム業者も例外ではありません。

直接対面しなければトラブルが起こる可能性は低くなります。

予期せぬ来客には、玄関を開けず、必ずインターホンで対応するようにしましょう。

訪問業者の質問に回答しない

訪問業者からの質問に対しては、一切の回答を控えましょう。

質問への回答を避けるべき理由は、悪質な業者が情報収集の手段として質問している可能性があるからです。

例えば、家族構成や在宅時間帯、仕事などの重要な個人情報を回答すれば、その情報が悪用される恐れがあります。

国民生活センターの事例集には「家族構成を答えただけで、しつこい勧誘を受けた」という報告も多数あります。

まだ捜査は進行中ですが、リフォーム会社が収集した情報を犯罪グループに共有し、その情報をもとに強盗を起こしていた可能性もあるようです。

自分の身を守る為、訪問業者の質問には一切応じず「今は対応できません」とはっきり伝え、断りましょう。

その日に契約しない

悪質なリフォーム業者に限りませんが、高額な契約はその日のうちに契約すべきではありません。

その日の契約を避けるべき理由は、十分な検討時間がないまま契約すると、相場よりも高い金額で契約したり、する必要のない契約をしてしまう可能性があるからです。

悪質なリフォーム業者を含む訪問販売によるトラブルの多くは、提案された当日の契約が原因となっています。

どんなに、魅力的な提案でも、その日のうちには契約すべきではありません。

警察や国民生活センターなどの公的機関に通報する

悪質なリフォーム業者の営業がしつこく、依頼しても帰らない場合は、警察や国民生活センターに通報しましょう。

少しでも不審な点を感じたら、通報するべきです。

公的機関に通報したことで、解決した事例も多数存在します。

探偵はどう読む

当探偵事務所には、悪質なリフォーム業者を含む、多くの訪問販売に関するトラブルの相談が寄せられます。

悪質な訪問販売のほとんどは、上記の対策で撃退可能です。

しかし、今回の事件のようにリフォーム業者が訪問目的が、家族の個人情報を取得することだと話は別です。

業者はさまざまな方法で個人情報を得ようとしてきます。

重要なことは、ご自宅を犯罪グループに狙われない防犯セキュリティの高い環境にすることです。

例えば、防犯カメラの設置や防犯性の高い鍵の設置などセキュリティを高める多くの手段があります。

当探偵事務所には、防犯設備士の資格を持ったスタッフが在籍しています。

ご相談いただければ、防犯セキュリティを効果的に高められるサポート(カメラの購入から設置まで)をすることが可能です。

もし、ご自宅のセキュリティを高めたい場合はご連絡ください。経験のある相談員が対応いたします。

監修者・執筆者 / 山内

1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ

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