スマートフォンは現代生活において欠かせない存在となっており、私たちの大切な個人情報やプライバシーも、そのなかで常に管理されています。
大切な情報が詰まったスマートフォンだからこそ、使用する際に気をつけなければならないことがいくつかあります。
それは、インストールしたアプリが私たちの個人情報にアクセスすることができ、その情報を不正に利用される可能性があることです。
特に、アプリの「連絡先へのアクセス」や「カメラ・マイク」へのアクセス要求は、場合によっては深刻なリスクを伴います。
この記事では、スマートフォンアプリによる個人情報漏えい、盗聴・盗撮のリスクとその予防方法、そして万が一トラブルが起きてしまった場合の対処法について詳しく解説します。
あなた自身に限らず、あなたの家族や友だちを危険にさらさないためにも、ぜひ覚えておきましょう。
アプリによる個人情報漏えい・盗聴・盗撮のリスクとその予防方法について解説します。
また、情報漏えい・盗聴・盗撮が起きてしまった場合の対処法についてもお伝えします。
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スマートフォンにインストールされたアプリが「連絡先へのアクセス」を求めることがあります。
これに同意(同期を許可)すると、アプリはあなたのスマートフォンに保存された連絡先情報にアクセスできる
ようになります。
これらの情報は個人情報であり、個人のプライバシーです。
自分の個人情報だけに限らず、「連絡先に登録しているすべての人」の個人情報がアプリに連携されてしまう、ということを覚えておきましょう。
多くのアプリは、連絡先へのアクセスを「便利な機能」を提供するために要求しますが、その裏には悪用を目的としている場合も少なくありません。
アプリには様々な権限がありますが、最も注意しなければならないのは、「連絡先」「カメラ」「マイク」などの権限です。
これらの権限によって、インストールしたアプリがあなたやあなたの周囲の人々の情報をどのように利用するかを決められるため、特に慎重に取り扱う必要があります。
例えば、SNSや連絡アプリ、ゲームなど、日常的に使用するアプリのなかには、連絡先情報にアクセスすることで、友だちや知り合いと簡単につながることができるという利点があるため、権限を要求されることが多いです。
しかし、アプリが実際に連絡先情報をどのように使用するのか、その目的を正確に理解していないと、思わぬトラブルを招くことになります。
連絡先情報がサーバーに送信され、その情報が第三者に転売される可能性もある
のです。
「連絡先へのアクセス」を許可することは、あなたの個人情報だけでなく、あなたの家族や友だちの個人情報も危険にさらす可能性がある
ことを理解しておきましょう。
あなたのスマートフォンに保存されている家族や友だちの電話番号や住所、メールアドレスが、アプリを通じて外部に漏れたり、不正に使用されたりすることもあり得ます。
また、あなたがしっかり気をつけていたとしても、あなたの連絡先を登録している家族や友だち・知り合いが安易に「連絡先へのアクセス」を許可してしまうと、あなたの知らないところで自分の個人情報が外部に漏れてしまうこともあります。
自分だけが気をつけていればいい、というわけではないのが不正アプリの恐ろしいところです。
他人の個人情報を意図せずに漏えいしないためにも、アプリにアクセスを許可する際には、慎重に判断することが重要です。
「カメラ」や「マイク」へのアクセスにも気をつけなければなりません。
これらの権限は、写真を撮ったり、音声を録音したりする機能のために必要ですが、悪意を持った不正アプリの場合、こういった機能を悪用して盗聴や盗撮を行うことがあります。
不正なアプリは、バックグラウンドでユーザーに気づかれないようにマイクやカメラを起動することがあります。
これによって、あなたが電話をかけている間や、部屋で話している内容が、第三者に盗聴されてしまうのです。
また、カメラを不正に起動されて、あなたがそのことに気づかないまま映像を録画されることも考えられます。
これらは、プライバシーの侵害だけでなく、悪用されると非常に深刻なトラブルに発展することがあります。
過去には、インストールしたアプリがバックグラウンドでいつの間にカメラやマイクを起動していた事例がいくつも報告されています。
特に、SNSアプリや動画通話アプリなど、カメラやマイクを頻繁に利用するアプリでは、そもそも「カメラ」「マイク」へのアクセスは当たり前ですから、なかなか気づくことができません。
「バッテリーの減りが異様に早い」などの理由でようやく気づいた、という事例が非常に多いです。
必要ないアプリに対しては、「連絡先へのアクセス」や「カメラ」「マイク」へのアクセスを許可しないようにしましょう。
設定からアプリごとの権限を見直し、不要な権限を無効にすることが重要です。
また、アプリがバックグラウンドでアクセスすることを防ぐために、アプリの設定でバックグラウンドでの動作を制限することも、有効な予防策のひとつです。
アプリをインストールする際に、信頼性の高いものを選ぶことは、個人情報漏えいやプライバシーの侵害を防ぐために非常に重要です。
公式のアプリストア(Google PlayやApp Store)に掲載されているアプリだとしても、すべてが安全とは限りません。
ユーザーのレビューや評価、アプリの開発者情報などをよく確認することで、安全なアプリを選択することができます。
アプリをインストールすると、最初に設定した権限がそのまま放置されることがほとんどです。
しかし、不正アクセスを防ぐためには、定期的に設定画面でアプリごとの権限を見直すことが重要です。
アプリはアップデートされることで新たな権限を要求する場合も珍しくなく、何も考えずにそのまま許可してしまうと、不必要な情報が流出するリスクが高まります。
個人情報を守るためには、スマホ自体のセキュリティ対策も欠かせません。
スマートフォンのOSやアプリのアップデートをこまめに行い、セキュリティの脆弱性を修正し、最新のセキュリティ環境を整えましょう。
セキュリティ対策サービスのなかには、インストールしたアプリが個人情報を漏えいしていないかチェックする機能もあります。
こういったサービスを利用して、不正アプリによるトラブルを大幅に低減することもおすすめです。
連絡先情報が流出すれば、広告のSMSやメールが大量に送られてきたり、メッセージ内のURLをタップさせて個人情報を抜き出そうとしたり、さらなる被害につながることになります。
また、盗撮・盗聴が行われ、そのデータがインターネット上に流出してしまうと、あっという間に拡散されて収拾がつかない、ということも少なくありません。
流出したさまざまな情報から住所や勤務先などを把握され、ストーカー被害に遭う可能性もあります。
取り返しのつかない犯罪に巻き込まれないためにも、アプリの使用は慎重に行いましょう。
では、万が一、不正アプリによるトラブルに巻き込まれてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
まずは、被害を受けた証拠・トラブルの証拠を集めることが肝心です。
証拠があれば然るべき法的措置を取ることができますが、証拠がなければ警察や弁護士に働きかけることもできません。
インターネット上でのトラブルにおいて、証拠集めはそう簡単ではありません。
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執筆者 / 長田
オンライン上のトラブルや盗聴盗撮などの機械系調査を専門とする。机の上には常時スナックスティックが置いてある(笑)監修者・執筆者一覧へ
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