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肌がピリピリするような疼痛や頭痛、めまいなどで体調不良を起こし、検査を受けてみたものの異常はないと診断された。
頭痛薬を処方されたが不定期に起こる頭痛はいっこうに治まらず、体調も優れないなど、原因不明の頭痛にお悩みの方は、電磁波の影響を疑ってみてはいかがでしょうか?
テレビや電子レンジ、パソコンなどの家電製品から発生する電磁波(低周波)やWi-Fi電磁波(高周波)が原因で、頭痛などの諸症状を引き起こす体質の方がおられます。
今回は、電磁波の影響による頭痛について解説します。心当たりがある方は参考にしてください。
電磁波の影響で体調不良を起こす体質の人を「電磁波過敏症」と言います。
厳密に言えば電磁波過敏症という病名の疾病や症状はありませんが、送電線や高圧線が自宅近くに立っていたり、電磁波の検出値が高い部屋に住んでいたりする人が体調不良を起こすケースは珍しくないことから、「電磁波が原因で何らかのアレルギー症状を起こす人はいる」と主張する医師もいます。
電磁波過敏症の諸症状には、頭痛やめまい、動悸、皮膚の刺激感の他、頭部の灼熱感、手足の痺れ、思考(集中力)の低下、眼のチカチカ等々があります。
早稲田大学応用脳科学研究所の「生活環境と健康医研究会」チームの調査によると、日本国内では全体の3~5.7%の人に「電磁過敏症(※1)」の諸症状があることがわかりました。
同チームは、電磁過敏症が起きる原因を、家電製品、携帯端末、Wi-Fi基地局、パソコン、高圧送電線などが発する電磁波としたうえで、集中力の低下や皮膚過敏などの症状を示すとしています。
※1:電磁波敏症という病名がないことから、研究チームは電磁波過敏症に相当する諸症状を「電磁過敏症」と称しています。
画像:京都新聞2017年2月7日付
電磁波は家電製品のコンセントを入れた瞬間に発生します。電磁波過敏症の人は、電子レンジやパソコンを使ったり、就寝中に充電する携帯電話を枕元に置いたりするだけで、家電品や携帯電話から発生する電磁波の影響を受けて、頭痛、皮膚の刺激などの症状が出ます。
部屋の外壁に電線を引き込んでいる場合も、壁の近くに置いたソファーやベッドで休むたびに頭痛などの症状が出る人もいます。
電磁波が身体にどのような影響を及ぼすかは近年になってようやく議論されるようになりましたが、世界で初めて電磁波と健康に関する調査、研究をしたのはアメリカのワルトハイマー博士とリーバー博士です。
博士らは、送電線もしくは変電所の近く(電磁波の発生量が多い地域)とそれ以外の地域に住む人のがんの発症率を調べ、『電線の形状と小児がん』という論文にまとめました。論文は米国免疫学会(AAI)発行の『免疫学ジャーナル』に掲載されました(1979年)。
論文は、電磁波の発生量の多い地域に住む児童のほうが小児白血病を発症する割合が約3倍、脳腫瘍が約2.4倍、小児がんは2.25倍になるという研究結果を報告しています。
また、1992年にはスウェーデンのカロリンスカ研究所も同じように、高圧送電線から300メートル以内のエリアに1年以上住んだことのある成人、小児約44万人を対象に調査したところ、2mG(ミリガウス)以上の磁場が発生する地域にする児童が小児白血病を発症する割合は、1mG以下の地域に比べて約2.7倍(3mG以上では3.8倍)になるとの結果を発表しています。
この調査結果は世界に衝撃を与えましたが、調査に携わったファイヒティング博士は、後に「症例数が少ないために、(2.7倍、3.8倍になるという)結果は偶然の可能性もある」と書き記してもいます。
これら一連の調査結果に対し、WHO(世界保健機構)は、「低周波(送電線など)と小児白血病発症の因果関係はない」とし、高周波(携帯電話基地局など)も「健康への有害な影響を及ぼすという科学的根拠はない」との見解を発表しています。
参考資料
『電磁波問題を考える』株式会社モトイHP
『スウェーデン・カロリンスカ研究所による疫学研究』中部電力パワーグリット株式会社HP
『電磁界に関する研究事例』東北電力ネットワーク株式会社HP
『身のまわりの電磁界について』環境省環境保健部環境安全課作成(平成29年4月)
ご依頼者様: | 59才/女性 会社員 |
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ご依頼内容: | 電磁波過敏症調査 |
ご依頼理由: | 原因不明の片頭痛が続いたため |
調査レポート: |
職場を変えてから原因不明の片頭痛が続くようになって、痛みがひどいときは夜も眠れないほどでした。最初は天気痛でもないのに、どうして晴れている日に頭痛がするんだろうと不思議に思っていたのですが、原因もわからないし、我慢しなければならないのかとあきらめかけていたときに「電磁波過敏症」という症状があることを知りました。 こちらの探偵社が電磁波の調査もされているとあったので調査をお願いしてみたのですが、まさかWi-Fiの強度が原因だったとは思いもしていませんでした。 これまでは受診しても原因がわからなくて不安だったのですが、偏頭痛が起きる理由がわかって安心しました。調査をお願いしてよかったと思っています。今は電磁波過敏症の治療をしてくれるクリニックに通っています。 |
ご依頼者様: | 39才/男性 会社員 |
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ご依頼内容: | 電磁波過敏症調査 |
ご依頼理由: | 頭痛と耳鳴りがしたため |
調査レポート: |
ネットサーフィンをしていたら「電磁波過敏症」という症状があることを知りました。読んでいるうちに、そこに書かれている内容が私の症状とほとんど同じだったことに驚かされました。 私はずっと頭痛と耳鳴りが続いていたからです。頭痛薬を飲めば痛みは治まっていたので、疲れが溜まっているのだろうくらいにしか考えていませんでした。 でも、キーンという耳鳴りだけはずっと続いていたのです。ファミリーセキュリティさんには電磁波測定士の資格を持ったスタッフがおられるとあったので、調査をお願いしました。 部屋の電磁波の検出量はそれほど高くないとのことでしたが、電磁波過敏症の可能性が高いということで、ベッドの配置を変えたり、使っていない家電製品はコンセントを抜くなどの対処法と「アーシング」のやり方を教えていただいたりしました。 アーシングを試してみたところ、頭痛と耳鳴りはほとんどしなくなって、楽になりました。ありがとうございました。 |
原因不明の頭痛や体調不良に悩まされ、「もしかしたら電磁波が影響しているのでは」とお疑いの方は、私ども「ファミリーセキュリティ」にご相談ください。
弊社で電磁波調査を担当しているスタッフは、いずれも一般社団法人日本電磁波協会が認定した「電磁波測定士」の資格を保持しています。
ご依頼をいただければ調査員を派遣し、どのくらいの電磁波が室内に放出されているのかを検出します。
ごく稀に、隣家から何らかの理由で電磁波が漏れ出ている場合があり、その影響を受けているようなこともあるので、室内のどこが高い検出値を示すのか、また、外部から影響を受けているとすればどの方向からなのか等々を調査します。
そのうえで、電磁波過敏症とわかれば、室内もしくは家屋全体のアーシングをはじめ身体電圧測定(アーシングをした状態で身体にどのくらいの電圧がかかっているかを測定)、帯電防止策など、症状を軽減する対策を施します。
Q
人体に影響のある数値ってどれくらい?
A
25V/m以下(電場)なら問題ないと言われています。環境問題に関する規制が世界一厳しいと言われているスウェーデンが1990年に設けたガイドラインがこの数値になります。日本の安全基準はまだ250V/m(※1)ですが、ファミリーセキュリティでもスウェーデン同様の数値を基準策定のベースとして利用しています。※1:内閣官房IT担当室主催『デジタル改革ideaBox』参照
Q
電磁波を測定するメリットは?
A
電磁波の検出値がわかるので、頭痛や体調不良の原因を探るうえでの判断材料になります。住まいが送電線や高圧線に近かったり、頭痛が起きる部屋の電磁波の検出値が高かったりした場合は「電磁波過敏症」と考えていいかもしれません。体調不良の原因が電磁波とわかれば専門のクリニックを受診する、あるいはアーシング住宅のような電磁波対策を施し、症状を軽減させることもできます。
現在お持ちのお悩み事、電磁波の被害状況、依頼に関する質問や要望などのご相談が可能です。
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