あなたは「ガスライティング」という言葉を聞いたことがありますか?
ガスライティングとは、人をコントロールしようとする手法のひとつで、モラルハラスメントの一種です。
職場の人間関係に悩まされているのなら、もしかすると、あなたも気づかないうちに、ガスライティングの被害に遇っているかもしれません。
本記事では、モラハラの一種「ガスライティング」の巧妙な手口を紹介します。
知らない間に被害に遭っていることも多いため、探偵などの第三者による証拠集めの大切さを知っておけば安心です。
目次 [ 閉じる ]
ガスライティングとは、相手に嫌がらせを行なったり、誤った情報を与え続けることで、自らの正気を疑わせ、精神的に混乱させていく手法を指します。
心理的虐待の一種であり、思い込みによって人をコントロールすることを目的としているため、被害者が被害に気づきにくいことが特徴です。
ガスライティングの言葉の由来は、1944年に映画化された『ガス燈(Gaslight)』というアメリカの演劇作品です。
この物語では、夫が嫌がらせを繰り返すことで妻の正気を奪い、じわじわと精神的に追い込んでいく様子が描かれています。
ガスライティングが発生するのは、家族や恋人といった身近な関係性だけではありません。
1対1、もしくは閉鎖的な集団内であれば、どこでも、誰にでも起こる可能性があります。
なかでも、職場は「上司と部下」「会社」といった、「上下関係」「上下関係のあるコミュニティ」のため、モラハラの一種であるガスライティングが発生しやすいのです。
ガスライティングは他のモラルハラスメント以上に手口が巧妙なため、発見が遅れるケースが多々あります。
被害者本人だけではなく、第三者も被害に気づきにくいので注意が必要です。
知らず知らずのうちに、自分や自分の周りのひとたちが被害に合っていないかどうか、下記のチェックリストで確認してみましょう。
チェックが多いほど、気づかないうちに職場でガスライティングの被害に遭っている可能性が高いです。
ガスライティングは、人を精神的にコントロールする手法のため、心理的な影響が大きいモラルハラスメントです。
少しずつ自分の記憶や認識に自信がなくなり、判断力を奪われていきます。
精神的な混乱や自己肯定感の低下によって不安な状況に追い込まれるうちに、加害者のことを「自分よりも正しい判断能力を持つひと」だと勘違いし、加害者に依存してしまいます。
加害者のことを「このひとが正しい!」と思い込むため、周囲も気づかないうちにどんどん支配されていくのです。
ガスライティングを受けることで判断力が低下するため、仕事の自信を失ったり、仕事へのモチベーションが著しく下がったりします。
仕事のパフォーマンスが低下すれば、周囲からの評価は当然悪くなります。
加害者の言動を信じ込み、相手を疑うことが続けば、次第に周りの人間関係も悪化します。
ガスライティングの被害によって、同僚や上司といった職場の人間関係が悪化することも珍しくありません。
認知能力を狂わせるガスライティングが長い間続いてしまうと、当然ながら、さまざまな問題が生じます。
長期的な被害を受けた場合、自分のことを信じられなくなるだけではなく、不安障害や抑うつ症状といった、日常生活への大きな影響につながる可能性も高いです。
精神的な症状に悩まされることで、自己肯定感や自己評価がさらに低下していくでしょう。
働けなくなってしまうと社会的にも孤立感を感じるようになり、どんどん悪い方向へ転がっていくことで破滅的な状況に陥ります。
自分の経験や会話を記録しておくことで、「ガスライティングの被害に遭った」ことの証拠として使えます。
メモや日記として記録に残しておきましょう。
さらに録音・録画などを行なえば、自分の認識が誤っているかどうかを客観的に判断できることはもちろん、第三者への判断も仰ぎやすくなります。
物の場所が変わるなどの嫌がらせの場合は写真も役に立つため、スマートフォンのカメラで撮影しておくと効果的です。
ガスライティングの被害に遭うと、自分自身を信じることが難しくなるため、常日頃から自己肯定感を高めておきましょう。
ガスライティングへの対処法として、自分のメンタルを保つことは非常に重要です。
自己肯定感を高める方法はたくさんあります。
手口が巧妙なことから、自分だけでは発見ができない場合・発見が遅れてしまう場合も少なくありません。
普段から周囲との信頼関係を築くことで、自分では気づかなくても、周りが異変に気づいてくれる可能性があります。
すでにガスライティングの被害に遭っている場合は、家族や恋人、友人、同僚、または信頼できる人に自分の状態を伝え、適切なサポートを得られるようにしましょう。
被害に遭ってしまったら、まずはひとりで悩まず、周囲に相談することを忘れないようにしましょう。
加害者は相手を追い詰めてコントロールすることを目的としています。
ひとりで悩んでしまっては、それこそ加害者の思うつぼですので、すぐに周囲に相談するようにしてください。
被害が深刻な場合は、専門機関への相談も視野に入れることをおすすめします。
職場内での被害の場合、問題を大きくしたくないことから、会社側が対応してくれないといったケースも散見されます。
このとき、第三者から見ても明らかな証拠を揃えることで、早期の解決が見込めます。
ガスライティングやモラハラ、DVなどの心理的虐待は、被害者がその存在に気づきにくいため、解決が難しい場合があります。
私たちの探偵事務所にはプロの調査員のみならず、上級心理カウンセラーも在籍しており、こうした問題に対して専門的なサポートを行なっています。
専門家による解決策のほかにも、ご依頼者のご事情やご要望に合わせてさまざまなサポートを柔軟に対応しております。
ガスライティングなどの問題に直面している場合、まずは専門家に相談することが重要です。
当探偵事務所では、無料相談窓口を設けております。
相談は匿名で行なえるため、安心してお話しいただけます。
どんな小さな疑問でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
解決のための最適なアドバイスを提供します。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
執筆者 / 長田
オンライン上のトラブルや盗聴盗撮などの機械系調査を専門とする。机の上には常時スナックスティックが置いてある(笑)監修者・執筆者一覧へ
Copyright(C) ファミリーセキュリティ. All Rights Reserved.
(C) ファミリーセキュリティ