歌舞伎町のホストが女性客に売春(立ちんぼ)を強要しようとした事件が波紋を広げています。
本記事では、この事件をもとに、ホスト業界の新しい手口の実態とトラブル対処法について探偵目線で解説していきます。
ホストクラブなどでの「売掛金」、いわゆるツケ払い問題。東京・歌舞伎町では売掛金の廃止が進む一方で、「立替金」という新たな手法に形を変えて残っていることが分かった。
客の女性に売春目的の客待ち行為、いわゆる「立ちんぼ」をさせようとして逮捕された歌舞伎町のホスト、七瀬大(ななせ・だい)こと田中大亮(たなか・だいすけ)容疑者(24)。
所属していたホストクラブは「売掛金」、いわゆるツケ払いの廃止を表明していたが、田中容疑者はこう明かした。
田中大亮容疑者:店の実態として売掛ができないから、ホスト個人が客の代金を立て替えるシステムとなっていた。
「売掛金」とは店側が客の料金を立て替えることだが、田中容疑者が行っていたのは「立替金」。
形を変え、歌舞伎町に残るツケ払いの文化。
記事元:【実態は】歌舞伎町ホスト七瀬大(24)逮捕 店で「売掛金」NGで「立替金」が横行…消えぬツケ払い文化「いったん自分で出してでもナンバー守りたい」|FNNプライムオンライン 2024年11月14日 19時02分配信
この事件を通じて浮き彫りになったのは、「売掛金(ツケ払い)」の廃止が進むなかで広がる「立替金」の存在です。
立替金とは、ホスト個人が客の料金を一時的に肩代わりするシステムであり、これによりホストが高額な負債を抱え、さらに客に過度な支払いを求める状況が生まれています。
ホスト業界では売上が地位や評価を決定します。
そのため、ホスト自身が自腹を切ってでも売上を確保しようとする行動が横行しているのです。
このような状況が、女性客に売春を強要するなどといったトラブルや犯罪に繋がるリスクを高めているようです。
ホストクラブ業界における「売掛金」や「立替金」の問題は、顧客と従業員の双方にとって深刻なリスクを伴います。
今回の逮捕事例は、これらの慣習が法的問題を引き起こす可能性を示しています。
今回の逮捕事例では、ホストが顧客に対し違法な手段で支払いを促そうとしたことが問題視されました。
このような行為は、法的に厳しく罰せられるだけでなく、業界全体の信用を損なう結果となります。
この事件を受けて、業界内での「売掛金」や「立替金」の慣習に対する見直しが進む可能性があります。
しかし、これらの慣習は長年にわたり業界に根付いており、完全に解消するには時間がかかると考えられます。
違法な回収方法や強引な要求に対処するには、確実な証拠が必要です。
録音やメモで状況を記録することが有効ですが、自分だけでの証拠収集に限界を感じたら、ぜひご相談ください。
専門家が適切な調査でサポートし、問題解決に向けたお手伝いをします。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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