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公開日: 2025/07/28 最終更新日: 2025/07/22
セキュリティガイド - 対人トラブルサポート関連記事
 公開日: 2025/07/28 最終更新日: 2025/07/22

なぜ今「復讐ビジネス」が注目されているのか?社会背景と実態

この記事の読了目安時間は約 2 分です。

手をわなわなさせている

昨今、復讐をサービスとして売りにする復讐ビジネスが、ネット広告や動画コンテンツを通じて急増しています。

別れさせたい・社会的に制裁を加えたいといった依頼を受け、ターゲットのプライバシーを侵害したり、人間関係を破壊したりする手口も後を絶ちません。

この記事では、復讐ビジネスが注目されるようになった社会的背景から、実際に行われている代行内容、潜む違法性や詐欺被害のリスクまでを詳しく解説します。

加えて、合法的な手段で解決を目指すための選択肢や、探偵によるサポート体制についてもご紹介します。

この記事のみどころ!
本記事では復讐ビジネスの実態とそのリスクを徹底解説しています。また、復讐ビジネスに巻き込まれてしまった場合の対処法もご紹介。

復讐ビジネスとは?広がる代行の実態

スマホで申し込んでいる

近年、「嫌がらせ代行」「復讐屋」といった名称で、誰かに制裁を与えたいという感情をターゲットにしたビジネスが広がっています。

特にSNSやネット広告を通じて、気軽に申し込めるように見えることから、利用を検討してしまう人も少なくありません。

ですが、復讐ビジネスの多くは、実態がつかみにくい匿名運営であったり、依頼者側もリスクを負う構造となっています。

ここでは、実際にどのようなサービスが行われているのか、その実態と仕組みを見ていきましょう。

嫌がらせ代行・復讐屋の仕組み

復讐ビジネスの多くは、「嫌がらせ代行」や「復讐屋」といった名前で展開されています。

一見すると正義の味方のような印象を与える業者もあります。

ですが、その実態はきわめてグレーなものが多く、中にははじめから詐欺を目的とするケースも存在します。

主に以下のような特徴が挙げられます。

  • サイトやSNSで復讐代行や仕返し請け負いますといった広告を掲載
  • 匿名での相談・依頼が可能(LINEや問い合わせフォーム)
  • 数万円〜数十万円の報酬を提示し、ターゲットへの嫌がらせを請負契約として成立させる
  • 成功報酬型と偽って高額な着手金を要求する例もある
  • 実態のない調査報告書や完了報告でごまかす業者も存在する

さらに、「証拠は一切残しません」「相手にはバレません」といった文言で依頼者をあおり、違法・脱法行為への心理的ハードルを下げていくのも特徴です。

依頼者の中には、実行内容を深く確認しないまま契約してしまう人も少なくありません。

SNS広告で広まる危険なサービス

復讐ビジネスは、かつては限られたルートでしか知ることができない裏サービスでした。

ですが今では、SNSやネット広告を通じて、誰でも簡単にその存在にアクセスできるようになっています。

とくにX(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどでは、「スカッと復讐!」「あいつに制裁を」「仕返し代行します」といった刺激的な文言で広告が出てくることもあります。

匿名で依頼できることや、合法をうたう業者が多いことから、ついクリックしてしまう方も少なくありません。

こうした広告には、以下のような共通点があります。

  • 料金表がシンプルで手軽さが強調されている
  • 〇〇な嫌がらせを実行済みといった実績が並ぶ
  • あなたの代わりに動きますといった共感型のコピーが多い
  • 探偵を装うなど信頼感を演出している

広告に記載された情報がすべて真実とは限りません。

冷静な判断ができないほど怒りや悔しさに囚われているときほど、こうした甘い誘いには注意が必要です。

実際に行われている依頼内容

復讐代行や嫌がらせ代行といった業者に持ち込まれる依頼には、想像以上に日常に潜む悪意が含まれています。

一見些細なことに見えても、繰り返されることで深刻な精神的被害をもたらす行為ばかりです。

実際に報告されている依頼例には、次のようなものがあります。

  • 無言電話の連続発信(深夜帯を狙って毎晩かけ続ける)
  • 勤務先への虚偽通報(「不倫している」「金を盗んだ」などの内容でクレーム)
  • 出前の大量注文・嫌がらせの宅配(ピザ、寿司、仏花など)
  • ポストへの異物投函(汚物、死んだ虫、宗教のチラシなど)
  • SNSを通じた誹謗中傷の拡散(ターゲットの実名や勤務先を晒す)
  • 家族・友人への中傷メールの送信(「あなたの身内がこんなことをしている」と吹き込む)

中には、痴漢冤罪を仕掛ける、別れさせ屋として恋人を奪うといった高度な工作を請け負う業者も存在するとされています。

表向きには合法と主張しつつ、実際は違法スレスレ、あるいは明確に犯罪行為にあたるものも少なくありません。

その多くが、復讐心に囚われた依頼者の感情につけ込み、冷静な判断を奪ったうえで金銭を搾取するビジネスモデルとなっています。

しかも、依頼者自身がトラブルに巻き込まれるリスクも高く、被害者から加害者になってしまうケースもあるのです。

なぜ今、復讐ビジネスに人が集まるのか

集合写真

かつては一部の人間による裏社会の噂話だった復讐ビジネスが、ここ数年で一気に身近な存在になりつつあります。

その背景には、怒りや恨みを吐き出せない社会構造や、誰にも気づかれずに依頼できる匿名性、そして人間関係の断絶が進んだコロナ禍の影響などが重なっていると言われています。

以下では、復讐ビジネスの拡大を支える社会背景を説明していきます。

怒りや恨みを吐き出せない社会

現代社会では、理不尽な扱いや人間関係のストレスを感じても、感情を外に出しづらい空気があります。

とくに職場や家庭などの逃げ場のない環境では、怒りや恨みを押し殺してしまいがちです。

以下のような状況が、復讐ビジネスに人が流れ込む背景になっています。

  • 怒ることがタブー視され、自分の感情を否定されやすい
  • ハラスメントや裏切りなどの問題を相談できず、孤立してしまう
  • SNSやネット上の復讐成功体験に共感してしまう
  • 誰かに代わりにやってもらいたいという依存が生まれやすい

怒りの感情を抑え込んでいると、その出口を求めて、過激な手段に心が傾くこともあります。

そこに代行業者が入り込んでくることで、問題はさらに深刻化してしまうのです。

匿名・オンラインで依頼しやすい背景

近年、SNSや検索広告では、復讐したい相手がいるなら今すぐご相談をといった過激な文句が並び、誰でも匿名のまま問い合わせができてしまうのが現状です。

人に相談するのをためらわれる恨みや怒りといった感情も、顔を見せずにLINEやチャットで吐き出せる環境が整ったことで、依頼の心理的ハードルが大きく下がっています。

復讐代行などの依頼が簡単になってしまう主な理由には、以下のことが挙げられます。

  • 個人情報なしでも連絡が取れる(メールアドレスやSNSアカウントだけでOK)
  • 違法ではありませんと安心感を装う業者が多い
  • 成功報酬のみなどリスクが少ないように見える料金体系
  • 探偵や弁護士を名乗ることで信頼性を演出しているケースもある

本来であれば冷静に見極めるべき復讐というテーマに対し、匿名・非対面で進むやり取りのなかでは、感情が暴走しやすくなってしまいます。

最初は、どんな内容でも相談できますと優しく誘導され、「気づいたときには取り返しのつかない依頼に発展していた……」という相談も、少なくありません。

コロナ禍で露わになった人間関係の崩壊

新型コロナウイルスの流行は、私たちの日常だけでなく、人間関係にも大きな影響を与えました。

リモートワークの普及や外出自粛により、他人との関わりが希薄になった反面、家族や職場など限られた人間関係にストレスが集中するようになったのです。

その結果、人間関係にも変化があり、以下のような心理状態に陥る人が急増しました。

  • 家族との関係悪化(DV・モラハラ・育児ストレスなど)
  • 職場での孤立やパワハラ被害の深刻化
  • SNSでの誹謗中傷や仲間外れへの過敏反応
  • 近隣住民とのトラブル(騒音、感染対策の温度差など)

外に逃げ場がない状況で溜まった怒りや恨みは、時に復讐という形でしか吐き出せなくなってしまうこともあります。

とくに、自分の怒りに誰も共感してくれなかった経験がある人ほど、やられたらやり返すしかないという感情に傾きやすい傾向が見られます。

依頼者が直面するリスクとは?

手錠

復讐ビジネスに手を出した人が、被害者のはずが加害者になってしまうというケースも少なくありません。

正体の見えない業者に怒りを預けた結果、詐欺に遭ったり、犯罪に巻き込まれたりと、取り返しのつかないトラブルに発展することもあります。

ここでは、実際に復讐代行を利用したことで起きやすい3つのリスクについて解説します。

詐欺業者による高額請求や情報流出

復讐ビジネスのなかには、完全成功報酬や相手の秘密を暴くなどと甘い言葉で依頼者を誘う、悪質な詐欺業者も少なくありません。

特にネット広告やSNSで広がっている業者の多くは、以下のような手口で依頼者を騙しています。

  • 最初は低価格をアピールし、後から高額な追加料金を請求する
  • 個人情報を渡すよう誘導し、転売・悪用される
  • 着手金を払った途端に連絡が取れなくなる
  • 調査報告書を出すと言いながら、でたらめな内容を渡してくる

加えて、復讐を依頼したという事実を逆手に取り、依頼者を脅す業者も存在します。

たとえば、「こんなことを公にされたくないでしょ?」という心理を突き、さらに金銭を要求されることもあります。

怒りや悔しさのあまり冷静さを失うと、こうした詐欺に気づけない可能性が高くなるということを忘れてはいけません。

お金だけでなく、個人情報・信頼までも失ってしまうという二重三重の被害に発展しかねないという意識を持つことが大切です。

共犯とみなされる違法リスク

復讐代行に依頼するだけならセーフと思っているなら、それは大きな落とし穴です。

復讐代行業者の多くは、実際の業務で以下のような違法行為を行っているとされています。

  • 無言電話や誹謗中傷メールなどによる嫌がらせ
  • 勤務先や自宅への物品攻撃(大量注文・汚物投函など)
  • SNS上での名誉毀損・プライバシー侵害
  • 虚偽情報をばらまくことでの社会的信用の失墜

これらの行為は、侮辱罪・名誉毀損罪・脅迫罪・業務妨害罪など、刑法に触れる可能性があります。

そして問題なのは、依頼者も共犯として処罰されるリスクがあるということです。

とくに以下のような場合、依頼者は共犯者や教唆犯(犯罪をそそのかした者)として扱われる可能性が高まります。

  • 明確に指示を出している
  • 違法性を理解した上で依頼している
  • 実行内容の報告を受け、継続的にやりとりしている

復讐心に駆られた一時の判断が、取り返しのつかない事態につながることもあります。

自分が被害者だったはずなのに、気づけば加害者側になってしまったという本末転倒の事態を避けるためにも、冷静な判断と法的な視点が不可欠です。

逆に狙われる二次被害の可能性

復讐代行業者への依頼は、単にリスクがあるというレベルではありません。

依頼者自身が新たな被害者になる危険性もあります。

たとえば、次のようなケースが現実に起きています。

  • 着手金を支払った直後に連絡が取れなくなる
  • 復讐を実行したとして証拠もない報告を受ける
  • 逆に、復讐対象に「この人に依頼された」と情報を漏らされる
  • 依頼の事実をバラすと脅され、追加の金銭を要求される

つまり、依頼者の立場が詐欺や恐喝のターゲットに変わるということです。

しかも違法な依頼をしてしまった手前、警察や第三者に相談できず、泣き寝入りする人も少なくありません。

復讐代行業者の中には、依頼者の個人情報を不正に収集し、売買する悪質な例もあります

たとえば、以下のような情報が流出すれば、依頼者自身が標的にされるという事態すら起こり得ます。

  • 氏名・住所・電話番号
  • 相手との関係性
  • 復讐の理由や内容

復讐のつもりが、自分を追い詰める復讐返しにならないよう、くれぐれも注意が必要です。

復讐代行は違法?罪に問われるライン

違法の札を持つ人

復讐代行業者が行う行為の多くは刑法に触れる違法行為に該当します。

以下では、復讐代行のどんな行為が犯罪にあたるのかや、契約トラブルの実態などの法的な落とし穴について、冷静に確認していきましょう。

犯罪に該当する行為の例

復讐代行と聞くと、映画やドラマのような極端なイメージを抱く方もいるかもしれません。

ですが実際には、もっと身近で静かに進行する嫌がらせの積み重ねによって、ターゲットを精神的に追い詰めていくのが主な手口です。

小さな嫌がらせのようでも、法律上は明確な犯罪にあたるケースが数多くあります。

たとえば、以下のような行為が挙げられます。

  • 自宅や職場への無言電話やしつこい着信:迷惑防止条例違反
  • デマや誹謗中傷の投稿・拡散:名誉毀損罪や侮辱罪
  • 出前のなりすまし注文、大量の荷物の送りつけ:偽計業務妨害罪
  • 郵便受けや玄関への異物投げ込み:器物損壊や軽犯罪法違反
  • 相手を脅す言動や付きまとい:脅迫罪・ストーカー規制法違反

中には痴漢の冤罪をでっち上げて陥れるといった、許されざる工作行為まで存在し、もはや嫌がらせの域を超えた犯罪行為です。

重要なのは、これらの行為が依頼によって行われた場合、依頼者自身も罪に問われる可能性があるという点です。

復讐のつもりで頼んだことが、自分自身の人生を壊す引き金になることもある。

そんなリスクが潜んでいることを、まずは冷静に知っておいてください。

依頼だけで罪に問われるケース

自分は手を出していないと思っていても、復讐代行に関わった時点で罪に問われる可能性があります。

法律上、加害行為の実行者でなくても、下記のような立場になることがあります。

共謀共同正犯(きょうぼうきょうどうせいはん):刑法 第60条

違法行為について実行者と意思を共有し、結果を一緒に出そうとした場合に成立。

例:「こういう嫌がらせをしてほしい」と具体的な指示を出す

教唆犯(きょうさはん):刑法 第61条

犯罪を行うよう他人にそそのかすことで成立。

例:復讐の手段として嫌がらせを依頼する行為そのもの

幇助犯(ほうじょはん):刑法 第62条

違法行為の実行を手助けする行為により成立。

例:相手の住所や勤務先などの情報を渡す

実際に依頼内容ややりとりが記録に残っていれば、警察は共犯者として立件を検討することになります。

一度でも違法な嫌がらせを依頼してしまえば、それは立派な犯罪の一端です。

契約トラブルと返金されない現実

復讐代行業者との契約には、大きな落とし穴があります。

とくに完全成功報酬や、着手金のみなどをうたう業者は注意が必要です。

  • そもそも、加害を前提とした契約は公序良俗(民法90条)に反して無効とされる可能性が高く、法的に保護されません。
  • 契約が無効となった場合、支払った金銭の返還を求める権利すら失うことになります。
  • 詐欺まがいの手口で、復讐の進捗報告と称して架空のレポートを送付する業者も存在します。
  • 依頼した事実を暴露すると脅してくる業者もおり、返金どころか恐喝の被害に遭うリスクもあります。

探偵と復讐代行の違いとは

比較の文字

復讐代行と探偵の違いがよくわからないまま、とりあえず相談してみようと連絡してしまうケースが後を絶ちません。

ですが、その選択ひとつで、依頼者自身が違法行為に加担するリスクがあります。

ここでは、探偵と復讐代行の法的な立場や業務内容の違いや、異変に気づいたときの対応方法について解説します。

復讐代行と探偵の違いとは

復讐代行と探偵は、似て非なる存在です。

どちらも人間関係のトラブルや、不満のある相手に関連する依頼を受けることがありますが、大きく異なるのは目的と手段、そして合法性です。

項目 復讐代行 探偵
目的 相手に制裁・報復を与える 事実確認・証拠収集などの調査
手段 嫌がらせ・風評流布・いたずら等(多くが違法) 尾行・張り込み・聞き込みなど(探偵業法に基づく)
法的立場 無届け・違法行為を伴う業者が多数 行政への届出が義務づけられた探偵業
リスク 依頼者が共犯となり処罰される可能性あり 合法的な手段で調査を行い、トラブルを未然に防ぐ

復讐代行は、実行内容が犯罪に該当するおそれのあるケースがほとんどで、依頼しただけでも共犯者などに問われる可能性があります。

一方で探偵は、法に則った形で情報収集や証拠取得を行い、依頼者が法的な解決を図るためのサポートを提供する存在です。

相手に責任を取らせたい、事実を明らかにしたいと考えるなら、感情ではなく、法律に基づいた冷静な対応が何より重要です。 

復讐したくなるほどの出来事を解決するという道もある

裏切りやいじめ、パワハラ、不貞行為など人を深く傷つける行為を受けたとき、このまま泣き寝入りなんてできないと思うのは当然の感情です。

復讐代行を考える背景には、何もできない自分が悔しい、誰かに認めてほしい、せめて事実だけでも伝えたいといった強い想いがあるケースが少なくありません。

その怒りの根底にある問題を、法律や証拠に基づいて解決する手段もあります。

たとえば探偵にできることには、次のようなものがあります。

  • パワハラや不倫の証拠を集める
  • いじめや嫌がらせの実態を記録する
  • 迷惑行為を特定して、法的対応に向けた材料を整える

復讐ではなく正当な解決を選ぶことは、相手に責任を取らせ、自分の人生を前向きに取り戻すことにつながります。

感情を否定するのではなく、力に変えていく方法が、探偵による調査で見えてくるかもしれません。

依頼後に感じる後悔

「最初は軽い気持ちだった」「こんなに大事になるとは思わなかった」復讐代行に依頼したあと、そうした後悔の声が後を絶ちません。

実際、こんなケースが数多く報告されています。

  • 完全成功報酬”とうたいながら、結果が出る前に高額な前払いを要求された
  • LINEやメールで相談したら、急に連絡が取れなくなった
  • 報告書が届いたものの、明らかに使い回しのテンプレートだった
  • 復讐すればスッキリすると言われたのに、罪悪感だけが残った

被害者の中には、相手に責任を取らせたかっただけだったり、気持ちの整理がつけばよかったと、必ずしも過激な手段を望んでいたわけではない方も多くいます。

ですが、復讐代行業者のなかには、依頼者の感情につけ込んで利益を得ようとする悪質な業者も存在します。

その結果、依頼者自身が精神的・経済的に追い込まれ、「自分が被害者なのに、なぜこんな思いを……」と深い後悔を抱えることになるのです。

そんなときは、以下の行動を試してみてください。

  • やりとりの履歴(LINE・メール・振込明細など)を時系列で保存
  • 契約内容の写しがあれば確保しておく
  • 一人で抱え込まず、専門家(探偵や弁護士)に相談して経緯を伝える

たとえ途中で気づいたとしても、「やめたい」と思ったタイミングが、最初の分岐点です。

誰にも知られずに済ませたい気持ちもあるかもしれませんが、早期の対応こそが、これ以上の後悔を防ぐ一歩になります。

私たちは、そうした後悔を伴う依頼から立ち直りたい方の支援も行っています。

当調査事務所でできること

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復讐代行や嫌がらせの被害が疑われるとき、本当に誰かに狙われているのか?証拠はどう集めれば?と、不安と混乱が重なることも少なくありません。

当調査事務所では、冷静な事実確認と、再発防止を見据えたサポートを提供しています。

嫌がらせの証拠収集・記録のサポート

嫌がらせは、無言電話や中傷メール、ポスト投函など、一見すると些細で曖昧な行為から始まることがほとんどです。

ですが、こうした行為を気のせいで済ませてしまうと、被害がエスカレートしても証拠が残っていないという事態になりかねません。

当調査事務所では、そうした証明しづらい嫌がらせについて、以下のような方法で証拠収集・記録の支援を行っています。

  • 自宅周辺・ポスト・車両などへの張り込み調査・映像記録
  • 通話履歴・送信元の特定調査(※法的範囲内で対応)
  • 被害状況に応じた記録の取り方・証拠保存のアドバイス
  • 被害時系列の整理や、警察提出用の記録サポート

こうした証拠は、後に加害者を特定する根拠や、法的手続きを進める材料にもなります。

少しでも違和感があれば、早めに調査をスタートすることが大切です。

投稿者や依頼者の特定調査

もし万が一、復讐ビジネスに依頼された場合、嫌がらせを実行するのは業者側でも、その依頼者が誰なのかは別問題です。

SNSや匿名掲示板などで中傷された場合、「投稿者=依頼者」ではない可能性もあるため、注意が必要です。

当調査事務所では、下記のようなアプローチで投稿者や依頼者の特定調査を行っています。

  • SNS・掲示板等に書き込まれた内容の調査・記録
  • 書き込み時間や内容、アクセス元に基づく調査(※開示請求の補助も可能)
  • 被害者の交友関係・過去のトラブル歴などから依頼者の絞り込み
  • 弁護士と連携し、法的手続きに活かす情報の精査

業者に依頼した人物が判明すると、慰謝料請求や刑事責任の追及も視野に入ってきます。

そのため、誰が何の目的で行ったのかという背後の動機を明らかにすることは、被害回復の第一歩です。

弁護士連携の安心相談体制

復讐代行や嫌がらせ被害は、法的トラブルや刑事事件に発展するリスクもあります。

だからこそ、調査だけで終わらせず、その後の対応まで見据えた支援体制が重要です。

当調査事務所では、調査結果をそのまま終わらせるのではなく、必要に応じて弁護士と連携したサポートを提供しています。

  • 証拠をもとにした法的対応の見通しを解説
  • 被害届や損害賠償請求など、次のアクションを整理
  • 弁護士へのスムーズな引き継ぎ(紹介・同行も可)
  • 「これって犯罪になるの?」といった不安の段階からの相談もOK

探偵と弁護士が連携することで、証拠収集から法的解決まで一貫した対応が可能になります。

怒りに感情を振り回される前に

腕を組んでいる人

復讐代行や嫌がらせ代行といったサービスは、一見するとあなたの怒りや恨みに応えてくれるように思えるかもしれません。

ですがその多くは、違法行為を行うか、詐欺的な手口で依頼者を食い物にする悪質業者です。

本当の意味で相手に責任を取らせるためには、冷静に、合法的な手段で対処することが最も確実な道です。

ファミリー調査事務所では、復讐代行のような違法行為ではなく、合法的な証拠収集と対処方法のご提案で、あなたの抱える問題と真剣に向き合います。

「こんなことで相談していいのかな」「まだ依頼を決めているわけじゃないけど…」

そんな段階からでも大丈夫です。

あなたの声を聴くことから、すべてが始まります。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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