インターネットの普及に伴い、私たちの生活は便利になった一方で、さまざまなトラブルも増加しています。
詐欺やプライバシーの侵害、ネットいじめ、ハッキングなど、インターネット上で発生するトラブルには多岐にわたる種類があります。
本記事では、これらのインターネットトラブルの具体例を挙げながら、それぞれの解決手段について詳しく解説します。
トラブルに巻き込まれる前に、適切な対策を知っておきましょう。
目次 [ 閉じる ]
SNS(ソーシャルネットワークサービス)は、インターネットを通じて人と人とのつながりを支援するコミュニケーションサービスを指します。
代表的なSNSには、mixi、X(Twitter)、LINE、Instagram、TikTokなどがあります。
これらのサービスは、匿名性が比較的高く、ユーザーが本名を公開する必要がないため、気軽に他のユーザーと交流することができます。
特にFacebookでは本名の使用が求められることが多いですが、X(Twitter)やLINE、Instagramでは匿名での利用が一般的です。
この匿名性はメリットである一方、トラブルの温床にもなりかねません。
例えば、匿名を理由に特定の人を誹謗中傷するケースが増えており、これが重大なトラブルに発展することがあります。
匿名性のメリットが、時にデメリットとなり得るのです。
Facebookでは、ユーザーが本名を使用することが一般的ですが、これにより以下のようなトラブルが発生することがあります。
Twitterは匿名での利用が可能ですが、その匿名性を悪用して以下のようなトラブルが起こりやすいです。
LINEも匿名での利用が可能であり、以下のような問題が発生することがあります。
Instagramでは、以下のようなトラブルが報告されています。
SNSは便利なツールですが、その利用には慎重さが求められます。
個人情報を保護し、知らない相手とのやり取りには注意を払うことが重要です。
インターネット上のトラブルはSNSに限った話ではありません。
本項目ではSNSのトラブル以外で、インターネットを利用する上でどのようなトラブルがあるのかをみていきましょう。
一般的に著作権侵害と呼ばれています。
盗用・無断利用・無断掲載など相手の著作物を勝手に使う事や自分の著作物が勝手に使われる事を指します。
匿名ユーザーに使用された場合、『発信者情報開示請求』が有用であることを覚えておいてください。
元交際相手に自分の性的な写真を撮影され、インターネット上で掲載されること、あるいは掲載による金銭の授受があることです。
まず被害に遭ったと発覚したら、その証拠をスクリーンショットで記録することをおすすめします。
大型掲示板で自分のTwitterアカウントが晒されて叩かれていた、なんて事が現状で起こっています。
見たくないとは思いますが、気になる方は自分のアカウント名と掲示板名でエゴサーチをしてみると、発見しやすいです。
企業や店の風評被害、個人の誹謗中傷被害に遭っているとはっきりわかるのであれば、その状況をスクリーンショットで記録し、調査機関に相談しましょう。
近年、コンピュータウイルスはますます巧妙化しており、さまざまな被害を引き起こしています。
ウイルスの感染経路には、インターネット上のリンクから飛ぶことで感染する「リンク型ウイルス」や、メール内のリンクを開くことで感染する「メール型ウイルス」があります。
特に、知り合いからのメールだと思ってリンクをクリックすると、気づかぬうちにウイルスに感染してしまうことが多いです。
また、メール型ウイルスは、パソコンだけでなく、スマートフォンのショートメールでも感染しやすいので、注意が必要です。
風邪だったりインフルエンザのウイルスが人に感染していくように、ファイル感染型ウイルスもパソコンにとって重要なファイルに感染しパソコン全体に悪影響を及ぼします。
ファイル感染型ウイルスには2つのタイプがありますが、そちらが下記に挙げた追記感染型と上書き感染型の2つです。
元にあるファイルに新しいウイルスを徐々に追加して正常に動かなくするウイルスです。
セキュリティ対策のソフトで追加された部分だけを削除し、ファイルを正常に動かす可能性を高めることができます。
ファイルそのものを別の偽装されたファイルに書き換えられ、置換されるため、セキュリティ対策ソフトを使用しても修復困難とされるウイルスです。
こちらは一般的にウイルス自体が自分で勝手に増殖していくタイプのウイルスになります。よくあるウイルスの種類が下記に記した2つのタイプです。
ウイルスが単体で動くことができるもので、パソコンに悪影響を及ぼします。
ワームに感染したパソコンの特徴として顕著なのは、メールおよびインターネット上で、全く別の人のパソコンに自分のコピーを送ることができてしまう強力なウイルスです。
次から次に増殖される他かなり厄介で、自分の連絡帳に登録されているメールアドレスを探し当て、ワームのウイルスがついたメールを勝手に送るという状態のウイルスとして知られています。
なかでも、自分は何も知らないが、そのメールを開いてしまった友人が「あなたから先日ウイルスメールが届いた。」などの報告をする例も少なからずあります。
ソフトウェアやツールを装ってパソコンに侵入して、そのソフトウェアやツールをインストールしたり実行すると、パソコン全体がウイルスに感染するタイプです。
トロイの木馬が陰で動くことによって個人情報が勝手に誤送信されたり、パソコンを遠隔操作されてしまうこと、これらを総称して「スパイウェア」と区別されます。
ギリシア人の「トロイの木馬」の話のトロイア人が眠ったあとに、木馬のなかから大勢のギリシャ人が出てきて、城に侵入しトロイア人を討ちましたが、その話題にちなんでトロイの木馬というウイルス名になりました。
2024年、日本国内でフィッシング詐欺が大幅に増加しています。
特に銀行やショッピングサイトを装った偽メールや偽サイトが問題となっており、多くのユーザーが騙されて個人情報を入力してしまうケースが報告されています。
警察やセキュリティ企業は、注意喚起を強化しています。
日本では、SNS上での誹謗中傷が依然として大きな社会問題となっています。
特に有名人や一般ユーザーが匿名で攻撃されるケースが増えており、精神的な苦痛を受けた被害者が訴訟を起こすケースも増加しています。
政府は、SNSプラットフォームに対して監視強化と対策の実施を求めています。
「偽セキュリティソフト」をダウンロードさせるこのシステム警告のウイルスは、調査から「最終的な被害として偽セキュリティソフトがインストールされ、製品版の購入と称して金銭を騙し取られてしまう」ということがわかりました。
金銭をだまし取るまでの具体的な流れとしては、偽警告画面から「更新」ボタンを押すと、PC修復プログラムをダウンロードするよう促されます。
そしてその画面から、ダウンロード開始を押してしまうと、偽セキュリティソフトがインストールされます。
インストールした偽セキュリティソフトでスキャンを実行すると問題が検出され、修復しようとすると製品版の購入を促されるという流れになっています。
ここまで1.SNSによる書き込みのトラブル、2.匿名ユーザーによるハッキングの危険性、3.コンピュータウイルスによるパソコンへの悪影響やウイルス感染などの危険性を述べましたが、そのなかでも近年増加しているSNSによるトラブル事例集をこの項目では記していきます。まず総務省に平成27年時点で寄せられた年齢別のSNSのトラブルの比率についてです。
こちらを見ると20代以下がいちばん多くなっていることがわかります。またその事例としては、Twitterで言い合いなどの喧嘩・口論に発展してしまったケースが20%中4.4%を占めています。
その他、自分の発言が他人に意図しない趣旨で伝わってしまったケースが20%中7.4%と高い数値でした。自分の個人情報が他人に無断で公開されてしまったケースが20%中の4.2%になっていました。いちばん多かったのが、自分の発言が他人に意図しない趣旨で伝わってしまった誤解に発展した事例でした。
出典クレジット:総務省
インターネットトラブルに遭遇した場合、まずは証拠を確保することが重要です。スクリーンショット、保存機能、ログを活用して、問題の発生経緯や証拠をしっかりと記録しましょう。
これにより、後からの法的対応がしやすくなります。
コンピュータウイルスやフィッシング詐欺などに対処するためには、信頼性の高いセキュリティソフトを使用し、定期的にシステムのスキャンやアップデートを行うことが重要です。
また、怪しいリンクや不明な送信者からのメールには注意を払う必要があります。
SNSやその他のオンラインサービスでは、プライバシー設定を強化し、自分の情報が不必要に公開されないようにすることが効果的です。
プライバシー設定を確認し、必要な場合は見直しを行いましょう。
誹謗中傷や詐欺など、深刻なトラブルに発展した場合は、証拠をもとに弁護士などの専門家に相談し、法的措置を取ることが必要です。
裁判所への訴えや警察への通報が、問題解決の一助となります。
SNSやオンラインサービスで問題が発生した場合、そのプラットフォームに対して通報することも重要です。
プラットフォーム側は、アカウントの停止や削除、問題の解決に向けたサポートを提供することがあります。
これらの手段を組み合わせることで、インターネット上のトラブルに対して効果的に対処し、被害を最小限に抑えることが可能です。
インターネットのトラブルに巻き込まれてしまったときは、オンラインセキュリティで専門家に相談してみましょう。
オンラインセキュリティは、インターネット上で起こり得るトラブルを未然に防いだり、起きてしまったトラブルを解決するための調査やサポートです。
インターネット上でハッキングや不正請求被害、誹謗中傷被害などのIPアドレスを割り出した犯人特定など、さまざまな原因を追究します。
オンラインセキュリティチームが最新のAI解析を活用し検索したり、潜入調査や対象者(犯人)に接触して情報を収集するケースも!
また、オンライン監視、誹謗中傷の特定、フォレンジック調査等にも対応しています。
依頼料の取り決めは、事前の情報量・信憑性、調べるサイト数、調査員の人数、特定後の調査やアフターサポートの内容により費用が算出されます。
以下は、各種調査の基本料金です。
ファミリーセキュリティは、ご依頼者の気持ちに寄り添い、ご希望に沿った調査やサポートをお約束いたします。
犯人特定後に話し合いをご希望される方には、話し合いの立ち会いまでのトータルサポートや、法的手段をお考えの方には、無償で弁護士(小国・佐々木法律事務所)をご紹介いたします。
少しでも悩んでいるのでしたら、無料相談をご利用ください。無料相談で解決する問題もあります。
インターネット上のトラブルは、お問い合わせフォーム、電話、メール、LINEにて、24時間365日お受けしています。
他社でお断りを受けた案件も幅広く対応いたしますので、ご相談ください。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
Copyright(C) ファミリーセキュリティ. All Rights Reserved.
(C) ファミリーセキュリティ