年末年始が近づくと、空き巣の被害が増加する傾向があります。
この時期、多くの家庭が旅行や帰省で留守になるため、空き巣犯にとっては絶好のチャンスとなります。
特に最近注目されているのが、空き巣犯が事前に行なう「マーキング」です。
この記事では、ニュースで取り上げられたマーキングに関する実態を解説し、防犯のために何ができるのかを探偵目線で解説していきます。
■表札にシール、ガスメーターに文字
近野解説委員
「旅行や帰省で出かける方はこれから多いと思いますが、特に空き巣で注意が必要なことがあります。防犯アドバイザーの京師美佳さんが相談を受けて見に行ったところ、表札に謎の小さなシールが貼ってありました」
「ガスメーターの上の部分には、手書きで『WC 16-20』と書き込まれていました。これは『女性・子ども16時~20時不在』という意味のようです」
森アナウンサー
「ガス会社の方が書いたんじゃないということですか?」
近野解説委員
「空き巣によるマーキングの可能性があるといいます」
「大手警備会社によると、空き巣の多くは住んでいる人に発見されるリスクを下げるために、事前に下見して侵入しやすさをチェックし、マーキングするようです。闇バイトの凶悪な強盗でも下見はあったと聞いています」
■年末年始の防犯対策、何に注意?
近野解説委員
「ではこれから家を空けることが多い年末年始、特に何に気をつければいいのか。桜井さんによると、長い間留守にしていることがわかってしまうのを避けるために、通りから見える窓の雨戸やシャッターはあえて閉めずに出かけてほしいということです」
「一方で通りから見えない側、建物の後ろの方の窓や死角になる部分はしっかりと雨戸やシャッターを閉めておく」
「車で出かけると駐車場やガレージが空になるので、あたかも今外から帰ってきたと言わんばかりに自転車をポンと真ん中に置いておくと、『家の中に人がいるかもしれない』と思わせる効果が出てきます」
記事元:あなたの家にも?…空き巣の「マーキング」に注意 表札・メーターに“謎の文字”が年末年始の防犯対策【#みんなのギモン】|日テレNEWS 12月09日 2024年12月18日 10:19配信
実は、空き巣は事前にターゲットを絞り込むために「マーキング」を行なうことがあります。
これらのマーキングは、道路やポスト、塀などに小さな印として残されており、次のターゲットを知らせるサインになっている可能性があります。
空き巣被害を防ぐには、まず基本的な防犯対策を徹底することが重要です。
空き巣対策において、意外と見落とされがちなポイントを以下にまとめました。
定期的に家の周りを確認し、不審な記号やシールがないか確認しましょう。 もし発見した場合は、すぐに写真を撮り、警察に相談してください。 また、マーキングを消す際は目立たないように慎重に行なうことが重要です。
旅行や帰省の予定をSNSに投稿することで、留守であることを広く知られてしまうリスクがあります。 帰宅後に写真をアップするなど、情報発信のタイミングに気をつけましょう
日頃から近隣住民と良好な関係を築き、不審な人物や車両を見かけた際に情報を共有できる体制を整えておくと安心です。
実は、このようなマーキングは空き巣だけでなく、訪問販売や詐欺グループでも使用されています。
「留守がち」「高齢者だけ」などの情報がマーキングにより共有されることがあるため、注意が必要です。
当事務所では、防犯に関する相談や、不審者の動きの調査も承っております。
年末年始を安心して過ごすために、まずはお気軽にご相談ください!適切な対策を講じて、被害を未然に防ぎましょう。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
Copyright(C) ファミリーセキュリティ. All Rights Reserved.
(C) ファミリーセキュリティ