マッチングアプリの普及により、出会いの形は大きく変わりました。
スマートフォンひとつで理想の相手と出会える時代、それは便利で魅力的な一方でさまざまな危険も孕んでいます。
特に、近年急増しているのが恋愛感情を装った「投資詐欺」です。
マッチングアプリで知り合い、信頼関係を築いた後に投資話を持ちかけ、金銭を引き出して音信不通になるというケースが後を絶ちません。
この記事では、実際に「マッチングアプリで投資の話をされ、その後連絡が取れなくなった」という方に向けて、トラブルに巻き込まれた場合の対処法や相談先、探偵事務所に相談するメリットについて詳しく解説していきます。
マッチングアプリで投資の話をされ、その後連絡が取れなくなった場合の対処法について解説しています。
また、トラブルに巻き込まれた際の相談先や探偵事務所に相談するメリットについてもあわせて説明します。
出会いの場として今や一般的になったマッチングアプリ。
しかし、そこには魅力的な出会いだけでなく、悪意を持って近づいてくる詐欺師も多く潜んでいます。
ここでは、詐欺師たちがどのようにあなたの心に入り込み、投資へと誘導するのか、そのプロセスを段階的に解説していきます。
詐欺師が最初に行うのは、「好印象を与えること」と「信頼関係の構築」です。
出会ってすぐに投資の話をすることは少なく、最初はまるで本気の恋人探しをしているかのように丁寧なメッセージを送ってきます。
毎日のようにやり取りをし、趣味の話、仕事の話、家族の話、将来の夢など、あらゆる話題を通じて「この人とは気が合う」「価値観が似ている」と相手に感じさせます。
その態度は非常に真面目で誠実に見えることが多く、「こんなにちゃんとしている人なら信頼できる」と、自然に心のガードが緩んでしまうのです。
ある程度の信頼と好意が築かれた頃、彼らは慎重に投資の話を切り出してきます。
「実は副業で投資をしていて、今かなり利益が出てるんだよね」
「知り合いだけに紹介してるんだけど、もし興味があるなら教えるよ」
このように押し付けがましくない態度で接してくるのは、相手が自分から「詳しく教えてほしい」と言い出すのを待つためです。
相手は最初から多額の投資を求めてくることはありません。
まずは少額、例えば1万円〜5万円程度の入金を提案されます。
そして、わずか数日で「○○円の利益が出たよ」と、実際に儲かったように見せかけるのです。
場合によっては、運営されている投資アプリにログインさせて、資産が増えていく様子をリアルタイムで見せることも珍しくありません。
この成功体験によって、「本当に利益が出るんだ」と信じ込んでしまう人が多く、さらに金額を増やしたり、紹介されたプラットフォームに追加で資金を投入したりしてしまうのです。
そして、ある日を境に相手からの連絡がピタリと止まります。
LINEは既読にならず、電話にも出ず、マッチングアプリのアカウントも消えているため、「忙しいのかな」「何かトラブルがあったのかも」と最初は心配するかもしれません。
しかし、時間が経つにつれ、ようやく事の重大さに気づき、そこではじめて「これは詐欺だったのかもしれない」と疑うことになるのです。
相手と突然連絡が取れなくなり、「もしかして騙されたのでは?」と気づいた瞬間、多くの人がパニックに陥ります。
怒りや不安、後悔などのさまざまな感情が押し寄せる中で、まず何から手をつけるべきか分からなくなってしまうのは無理もありません。
ここでは、冷静に対応するための「被害に気づいた直後に取るべき行動」を、順を追ってご紹介します。
まず最優先で行うべきなのは、証拠の保存です。
スマートフォンのデータはいつ消えてしまうかわかりません。
相手とのやりとり、送金履歴、投資サイトやアプリのスクリーンショット、プロフィール画面、通話履歴、振込先の口座番号など、思いつく限りすべて記録しておきましょう。
LINEやマッチングアプリのチャット画面も、削除される前にPDF化や画像保存するのがおすすめです。
ここで保存した情報が、のちに法的手続きや調査の際に重要な材料となります。
次に行うべきことは、お金を振り込んだ金融機関に連絡し、被害の可能性を伝えることです。
すでに送金してしまった後でも、場合によっては凍結処置などが間に合うケースもあるため必ず連絡しましょう。
また、最寄りの警察署に相談することも忘れてはいけません。
「詐欺かどうか確信が持てない」と思っても、警察の判断次第では事件として捜査が開始される可能性もあるからです。
被害を受けた出会いの場であるマッチングアプリの運営会社にも通報しましょう。
相手は複数人に同じ手口を仕掛けている可能性が高く、運営に報告することでアカウント停止や注意喚起など、他の被害者を未然に守る一助となるからです。
運営会社によっては、調査結果や過去の通報履歴を共有してくれることもあります。
国民生活センターや地方の消費生活センターでは、詐欺やトラブルに関する相談を無料で受け付けています。
法的なアドバイスや今後の対応策についても教えてくれるため、専門機関の意見を聞いて冷静に判断を進めることができるでしょう。
「相手の本名すら知らない」「アカウントが消えてしまった」「どこに住んでいるのか分からない」――そのような状況でも、探偵事務所に相談することで相手の行方が分かる可能性があります。
探偵はネット上の情報分析や独自の調査手法を駆使して、加害者の身元特定や居場所の特定を行うことが可能です。
また、信頼できる探偵事務所の中には弁護士と連携して損害賠償請求までサポートしてくれるところもあり、金銭的な救済の道が開けることも少なくありません。
「泣き寝入りしたくない」「もう一度連絡を取りたい」と思ったときは、探偵に相談することをおすすめします。
マッチングアプリで投資の話をしていた相手と連絡が取れなくなったとき、多くの人が最初に考えるのが「どこに相談すればいいのか」ということです。
確かに被害届や消費者センターへの相談は必要ですが、実際のところ「それだけでは解決に至らない」ケースが非常に多いのが現実です。
ここでは、詐欺被害にあった場合の代表的な相談先と、その限界について詳しく見ていきます。
連絡が取れなくなった相手に対して、真っ先に思いつくのは警察への被害届の提出です。
もちろん、被害の事実を公的に記録して捜査を求めるという点では、非常に重要な手続きになります。
しかし、残念ながらマッチングアプリを利用した投資詐欺は立件・捜査が進まないケースも多く、すべての被害者が救済されているとは言い難いのが現状です。
次に思い浮かぶのは、消費者ホットラインや各自治体の消費生活センターへの相談ではないでしょうか。
これらの窓口は、詐欺被害や消費者トラブルについて無料でアドバイスを提供してくれます。
ただし、消費生活センターは「注意喚起」「相談支援」が中心で、加害者の調査や返金交渉を行うことはできません。
つまり、ここで相談することは決して無駄ではありませんが、解決のための直接的な手段ではないということはしっかり覚えておきましょう。
マッチングアプリでの詐欺という特殊性から、警察や消費者センターといった公的機関にできることには限界があります。
「相手と連絡を取りたい」「できることなら、返金してもらいたい」といった被害者の願いに応える手段が、公的機関ではほとんど用意されていないのが実情です。
では、詐欺に遭った被害者はどうすればいいのでしょうか?
そこで重要になるのが民間の調査機関、つまり探偵事務所への相談という選択肢です。
警察に相談しても進展がなく、消費者センターではアドバイス止まり。
そんなときに現実的かつ有効な選択肢のひとつとして考えたいのが、探偵事務所への相談です。
では、探偵事務所に相談することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか?
マッチングアプリの詐欺師は、偽名・偽アカウント・使い捨てのSNSなどを駆使して身元を隠すことがほとんどです。
しかし、探偵はIPアドレスやSNS解析、金融取引に関する情報、過去の詐欺履歴などから、相手の本名・住所・勤務先などを突き止める調査を行うことができます。
「アプリ上でしか話していない」「相手の本名も知らない」といった状態でも、調査によって人物の特定につながる可能性があるのです。
詐欺被害に対して損害賠償請求や慰謝料の請求を行うには、相手の実在する情報が必要不可欠です。
つまり、加害者の住所・氏名などがわからなければ、訴訟すら起こせないのです。
探偵の調査によって訴訟に必要な情報を得ることが可能であるため、
以上のように、奪われた金銭を取り戻すための行動へつなげることができます。
詐欺被害に遭った多くの方は、「誰にも言えない」「恥ずかしい」「もう諦めるしかない」とひとりで抱え込んでしまいがちです。
しかし、探偵に相談することで心強い味方ができるという側面もあります。
探偵事務所は被害者の気持ちに寄り添い、被害者の不安を丁寧に受け止めてくれる存在でもあります。
また、守秘義務がありますので相談内容を外部へ漏らすことは絶対にありません。
誰にも知られることなく相談できることも、探偵事務所のメリットのひとつです。
「探偵に頼るなんて、大げさなのでは……」と思う方もいるかもしれません。
しかし、相手の連絡先がわからず、交渉や法的対処が進まない今の状況こそ、探偵の力が必要なタイミングです。
当探偵事務所では、24時間365日無料で相談を受け付けています。
女性スタッフも在籍しているため、「異性には話しにくい」という方でも安心してご利用いただけます。
「もう一度だけ話がしたい。返事がほしい」「せめてお金を返してもらいたい」そう思っている方こそ、まずは無料相談から一歩を踏み出してみませんか?
被害を放置せず、前へ進むための手段を私たちと一緒に見つけましょう。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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