近年、マッチングアプリを利用した出会いが一般的になりました。
スマホひとつで手軽に異性と知り合えるため、多くの人が積極的に利用しています。
しかし、便利である一方で、思いもよらないトラブルに巻き込まれることも少なくありません。
なかでも、特に被害が深刻な問題が「盗撮トラブル」です。
この記事では、マッチングアプリを通じて知り合った相手との盗撮トラブルに悩んでいる方に向けて、盗撮のリスクを避けるための具体的な予防策や、万が一トラブルに遭った場合の適切な対応方法について解説します。
マッチングアプリで知り合った相手との盗撮トラブルについてご紹介します。
実例や予防策、トラブルの対処法なども詳しくお伝えします。
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「盗撮」とは、相手の許可なく無断で写真や動画を撮影する行為のことを指します。
他人のプライバシーを侵害する行為であり、また不正に得た映像や画像を悪用するリスクも伴います。
例えば、デート中に相手の同意なしに写真を撮ったり、ビデオ通話中に録画をしてその映像を保存したりする行為が「盗撮」です。
周知のとおり、盗撮はれっきとした犯罪です。
2023年7月13日に施行された「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律(略称「性的姿態撮影等処罰法」)」の撮影罪に問われます。
罪に問われる場合、3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科されます。
マッチングアプリでの出会いでは、盗撮トラブルが発生する可能性そのものに気づかないことがあります。
そもそもマッチングアプリには、顔写真やメッセージをやり取りすることで親近感を持たせる仕組みがあり、相手のことをよく知らない段階でも信頼してしまうのです。
また、相手の本名や住所といった個人情報がわからないまま連絡を取り合うことも多いため、「盗撮されたが相手が誰なのかわからない」ということも珍しくありません。
実際に起きたマッチングアプリでの盗撮トラブルの事例をいくつか紹介します。
どういった被害があるのかを知ることで対策を行い、盗撮トラブルに巻き込まれないようにしましょう。
Aさんという女性が、マッチングアプリで知り合ったBさんという男性と初めてのデートをしました。
実際に会ってみると好みのタイプではなく、Bさんとのディナーを終えたあと、Aさんはそのまま帰宅しました。
後日、AさんはBさんのSNSに自分の写真が投稿されているのを見つけました。
まるでふたりが交際を始めたかのような内容で、Aさんは大きなショックを受けました。
Aさんが気づかないうちに、BさんはこっそりとAさんの写真を撮り、自分の承認欲求のために利用したのです。
デート中に相手の行動に気づかず、帰宅後にネット上に自分の画像が無断でアップされていることを知ることは、大きなショックです。
相手を信頼することができなくなるうえ、その後の関係にも深刻な影響を与える可能性があります。
Cさんという男性は、マッチングアプリで知り合ったDさんという女性とビデオ通話を行いました。
Dさんに下着姿になるように指示し、無断で撮影・録画を行いました。
その後、撮影した写真を自分の友人に見せたり、匿名のSNSで録画した映像を有料で共有したりしました。
Cさんが盗撮した写真・動画が他人に共有されていることを、Dさんが知ったのは、盗撮されてから1ヵ月以上が経ったあとでした。
インターネット上に流出した写真や動画はなかなか回収できず、Dさんは次第に心を病んでしまいました。
ビデオ通話は、文字通り「顔を合わせる」形で会話が進むため、リアルなコミュニケーションを楽しむ手段として利用されることが多いです。
しかし、その通話を相手が盗撮して悪用した場合、盗撮された内容が他の場所に拡散されるリスクもあるため、安易に性的な会話などを行うべきではありません。
Eさんという女性は、マッチングアプリを通じてFさんという男性と知り合いました。
Fさんとは話の趣味が合い、Eさんは少しずつFさんを信頼していきました。
メッセージでのやり取りの最中、FさんはEさんに「君が撮った自撮りを送ってほしい。俺も送るから」と要求しました。
Eさんは自撮りを送りましたが、後日、その写真がFさんや赤の他人に悪用されていることを知りました。
相手からの要求に対して、「断ると嫌われそう」「変に思われたくない」と考えてしまい、相手の要求に応じてしまうケースが多くみられます。
「下着姿での自撮り」や「裸での自撮り」を求められることも少なくなく、インターネット上で拡散されてしまったトラブルは後を絶ちません。
こういった要求には「いやです」と冷静に断る姿勢を見せることが、トラブルを未然に防ぐカギとなります。
マッチングアプリでの盗撮トラブルを未然に防ぐためには、出会いの段階から注意すること、そして相手との関係における境界線をしっかりと意識することが必要です。
万が一、マッチングアプリでの盗撮トラブルに巻き込まれた場合には、冷静に対応することが大切です。
難しいかもしれませんが、まずは心を落ち着かせましょう。
そして、以下の手順で適切に対処していきます。
盗撮が行われた場合、その証拠を確保することが最も重要です。
スクリーンショットや録音、相手のメッセージの内容などを記録しておきましょう。
証拠があれば、警察や弁護士への相談時に役立ちます。
特に、警察に通報する場合は、盗撮の証拠がなければなかなか動いてもらえません。
どんな些細な証拠だろうと、しっかり残しておくことが早期解決につながります。
盗撮行為が発覚した場合、その行為を行った相手と知り合ったマッチングアプリに通報しましょう。
アプリ運営側がユーザーの行動を調査したうえで、しかるべき措置を取ってくれます。
また、警察に通報する際も協力的な姿勢で情報提供を行ってくれることがほとんどです。
冒頭でもご説明したように、盗撮行為は立派な犯罪であるため、警察に通報することで早期解決が見込めます。
証拠を持って警察に相談すれば、適切な調査が行われ、加害者に対して法的措置を講じることが可能です。
集めた証拠を整理しながら、冷静に状況を説明しましょう。
盗撮トラブルが深刻な問題に発展した場合や法的なアドバイスが必要な場合には、その都度、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士は法的な視点から対応策をアドバイスしてくれるため、安心して問題に向き合うことが可能です。
盗撮トラブルに巻き込まれた方の中には、「どうすればいいのかわからない」「自分だけではどうにもできない」と頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。
盗撮された写真や動画がインターネット上に拡散すればするほど、トラブルは大きくなってしまいます。
盗撮トラブルをより早く解決したいときは、探偵に相談することがおすすめです。
なぜなら、警察に相談する場合にも弁護士に相談する場合にも、「証拠」が必要不可欠だからです。
探偵は証拠集めのプロですから、ご依頼者に代わって証拠を集め、報告書を作成します。
また、拡散された写真や動画の削除依頼代行など、ご依頼者の依頼に合わせたさまざまなサポートを行います。
「ひとりではどうすればいいのかわからない……」と絶望する前に、まずは探偵に相談してみてはいかがでしょうか。
マッチングアプリでの盗撮トラブルに悩んでいませんか。
盗撮された写真や動画が悪用されて困っていませんか。
当探偵事務所では24時間365日無料相談を受け付けています。
即日対応も可能です。
女性スタッフも在籍しており、ご依頼に合わせて柔軟に対応します。
ぜひ、あなたのお悩みを聞かせてください。
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執筆者 / 長田
オンライン上のトラブルや盗聴盗撮などの機械系調査を専門とする。机の上には常時スナックスティックが置いてある(笑)監修者・執筆者一覧へ
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