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公開日: 2025/07/17 最終更新日: 2025/07/16
セキュリティコラム
 公開日: 2025/07/17 最終更新日: 2025/07/16

新興宗教で起こった女性への性的暴行の事実を探偵目線で徹底解説

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祈る女性

新興宗教の教祖による、女性への性的暴行が改めて問題視されています。

イギリスのスコットランドで起こった事件がきっかけです。

2000人もの信者を抱える教祖が、強姦未遂と性的暴行の罪で有罪判決を言い渡されました。

本記事では、新興宗教における女性信者が搾取される構造について解説します。

また、悪質な新興宗教から女性が搾取されないためにはどうすべきか、といったこともあわせて見ていきます。

2000人の信者を抱える教祖が性的暴行を行った事件

握りこぶしを振り上げている

英国スコットランド・リビングストン高等裁判所は、教会牧師ウォルター・マソチャ被告(61)に対し、強姦未遂と性的暴行の罪で有罪判決を言い渡したと、2日(現地時間)、スコットランド地元紙『スコティッシュ・サン』が報じた。

裁判所は今月28日の最終判決まで、被告の勾留を命じた。

マソチャ被告は2006年から2012年にかけて、スコットランド・スターリング地域の自宅などで女性信者2人に性的暴行や強姦を行った疑いがある。

現在39歳の被害女性は、20歳だった当時、自宅で初めて被害を受けたと証言した。被告は顔を掴んで舌を口に押し込み、2階に上がる際に尻を叩き、寝室に連れ込み強姦を試みたとされた。

(中略)

ジンバブエ国籍の被告は2007年、スコットランドでアガペ・フォー・オール・ネイションズ教会(The Agape for All Nations Church)を設立し、2,000人以上の信者を抱える団体に成長させた。教団トップに就任後は英国、米国、カナダ、アフリカ各国にも拠点を設け、信者らは被告を「父(daddy)」と呼んでいたという。

引用元|msn【信仰の闇】「神からの贈り物」と称し女性信者に性的暴行、2,000人信者抱える教祖に有罪判決(2025年07月10日)

新興宗教での性的暴行事件は過去にも

手の上に十字架が浮かんでいる

悪質な新興宗教による性的暴行事件は過去にもありました。

その事件を2つ、取り上げます。

聖神中央教会事件

2005年に発覚した、性暴力事件です。

成人女性から13歳未満の女児までもが被害に遭い、計22回もの犯行に及びました。

自らを牧師と名乗る男が「神の祝福だ」「指示に従わなければ地獄に行って永遠に苦しみ続ける」などといって、女性らに迫ったと言います。

当初、協会幹部の長老・副牧師などは男の言葉を信じ、保護者や被害者の言葉を聞き入れませんでした。

判決を行った京都地裁は懲役20年を言い渡し、判決は宗教によるマインドコントロールにより、被害者が抵抗できない状態になっていたことを認定しました。

韓国の宗教団体「摂理」

この団体は日本での通称が「摂理」で、韓国では現在「キリスト教福音宣教会」と呼ばれています。

2006年ごろ、予言と治癒の能力があると自称した教祖による、性的暴行が発覚しました。

その被害は国内の女子大生にも及び、日本でも注目されました。

大学街を中心に布教活動を行い、数多くの学生を信者として獲得していったと言います。

教祖は自らを「メシア」と称し、若い女性たちを「信仰スター」に選抜して、布教活動に同行させました。

女性たちは「神から愛された」のだと錯覚し、自ら結婚を諦め、教祖に尽くしました。

女性が搾取されてしまう構造

万札を背景に搾取が書かれたブロック

女性、特に年若い方を狙った犯行が非常に多く見られます。

なぜ、女性が搾取されやすいのか、その実態に迫ります。

未だ根強い男尊女卑の考え

WHO(世界保健機関)が2021年に発表したデータによると、世界では女性の3人に1人が身体的・性的な暴力を受けたことがあるということが明らかになっています。

未だ、世界的に見ても男尊女卑の思想は根強いということが窺えます。

特に未成熟な思春期の女性は、被害に遭うリスクが高いということがわかっています。

「家族やパートナー(女性)は自分のものであり、所有物なのだから、どんな扱いをしても良い」という誤った思想が、根底にあるが故の結果でしょう。

女性が孤立しやすい社会

女性は男性に比べ、ライフステージの変化が激しいです。

結婚、出産、育児など、ライフステージが大きく変わるために、人生設計のなかで思い描いていた未来を中断されるケースも。

また、高度経済成長で地方から都会に出てきた人の多くが核家族の世帯を形成し、新たなコミュニティーを求める傾向にあるのも、要因と言われています。

家事や育児に追われるかたわら仕事もし、家では夫とろくに話すこともない、そんな環境に身を置いている女性の隙につけこむのが、悪質な新興宗教です。

宗教二世の誕生

前述した事件のように、親に連れてこられた子どもが被害に遭う可能性もあります。

幼いころから親が信仰している姿を刷り込まれているため、「そういうものだ」といつの間にか被害に遭ってしまいます。

また、何かおかしいと思っていても信者である親に言えず、泣き寝入りしてしまうことも。

次第に恐怖と救いによってがんじがらめにされ、マインドコントロール下に収められてしまうのです。

新興宗教団体に搾取されないためには

2つのポイントを書く手帳

悪辣な新興宗教団体に搾取されないためのポイントは、2つあります。

疑問をそのままにしない

マインドコントロールから脱するための第一歩として、ふいに浮かんだ疑念を自覚するということがあげられます。

マインドコントロールにかかると、次第に思考力や判断能力を奪われていきます。

しかし、「あれ、どうしてそんなことを言うんだろう」「これだけ尽くしているのに救いはいつ訪れるのだろう」というような些細な疑問が、自身の思考力を取り戻す第一歩になります。

人と自分との境界を認識する

「だってあの人も信じているから」「彼みたいに信心深く過ごせばきっと幸せになれる」などと、他者と自分との境界が曖昧になると、人から操られやすい状態になってしまいます。

こうした隙を虎視眈々と狙ってくるのが、悪質な新興宗教です。

私は私、人は人、という意識を心がけるだけで、自立した精神が保たれます。

新興宗教で起こった女性への性的暴行事件を探偵はどう見る

両手を合わせ、握り込んでいる手

人は誰しも、救いを求めたくなるときがあります。

新興宗教にはまるのは一部の人間だと目をそむけるのではなく、なぜのめりこんでしまったのかということを考えるのが、悪質な団体に報いるための行動ではないでしょうか。

過去も現在も、明るみになっているものからなっていないものまで、女性が新興宗教に搾取された事例は多く存在します。

被害者女性につけこんだ悪辣極まりない行いを、のさばらせるわけにはいきません。

探偵であれば、潜入捜査を行うこともでき、新興宗教の実態を調査することが叶います。

大事な誰かが信仰しているものが果たして本当にクリーンな団体なのか、疑わしいときはぜひ当探偵事務所に一度ご相談ください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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