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公開日: 2025/05/21
セキュリティガイド - 家族トラブルサポート関連記事
 公開日: 2025/05/21

捜索願の不受理届とは?|毒親の干渉から身を守る方法と手続きの流れ

この記事の読了目安時間は約 1 分です。

「家族だから」「心配してくれているだけだから」と我慢してきたのに、気づけば親の干渉が生活を縛り、心を追い詰める存在になっていた……。

もし、あなたが今「自由に暮らすことさえ許されない」と感じているなら、それはあなたが悪いのではありません。

あなたには自由に生きる権利と方法があります。

この記事では「捜索願を不受理にする」という選択肢をとおして、毒親との関係に悩むあなたの人生を守るための方法をわかりやすく解説します。

まだ誰にも相談できずにいる方も、まずは「こういう道があるんだ」と知ることから始めましょう。

親からの捜索願を「不受理」にできる?

例え親からの捜索願でも場合によっては索願を受理されないようにする方法があります。

ここでは「捜索願を受理させない方法」不受理届けについて解説します。

そもそも捜索願とは

捜索願とは、家族や身近な人が行方不明になったときに、「探してください」と警察に届け出る制度です。

本人の無事を確認したり、事件や事故に巻き込まれていないかを早期に把握するための手続きであり、本来は善意に基づいて行われるものです。

しかし、すべての捜索願が同じように扱われるわけではありません。

次のようなケースでは、警察の対応が慎重になる場合もあります。

  • 本人の意思で家を出た場合
  • 家族との関係が悪化している場合

特に、届出の対象が「成人(18歳以上)」である場合、本人に「自分で出て行った」という意思が見られるなら、警察は積極的に捜索に乗り出さないことがほとんどです。

なぜなら、家を出た本人の自由や人権を尊重しなければならないからです。

そこで「不受理届(ふじゅりとどけ)」という選択肢が出てきます。

不受理届とはどういうものか

不受理届とは、あらかじめ警察に対して「この人(家族など)が捜索願を出しても、受理しないでください」と申請しておく制度です。

簡単に言えば「自分は家出や失踪ではないから捜索しないでください」という意志を、正式に伝えるための手続きです。

不受理届が使われる主なケース
  • 毒親や支配的な家族からの干渉を避けたいとき
  • DVやストーカー被害から逃げるために自主的に家を出たとき
  • 結婚や離婚などを巡って親族とのトラブルがあるとき

特に成人している場合、親族であっても自分の居場所を知らせる義務はありません。

ですが、親や家族が「失踪だ」と訴えれば、警察は捜索活動を始めてしまう可能性もゼロではないのです。

そのため、不受理届を出しておけば、たとえ家族が捜索願を出しても、警察が本人の安全を確認したうえで、居場所や連絡先などの情報を家族に開示しない対応を取ってくれます。

これにより、家族の求めに応じて無断で探しに来られたり、保護されたりするリスクを避けることができます。

「毒親」とは?捜索願とつながる危険性

「毒親」とは、2000年代頃から広く使われるようになった言葉で、子どもの人格や人生に過剰に介入し、支配しようとする親のことを指します。

たとえば、以下のような言動が代表的です。

  • 子どもの意見や希望を一切認めず、常に自分の価値観を押しつける
  • 進学・就職・恋愛・結婚など、すべての選択に口を出し、支配しようとする
  • 子どもの失敗や挫折を「お前のせいだ」と責め続ける
  • 物理的・精神的な距離を置こうとすると「見捨てるのか」と罪悪感を植え付ける

毒親に育てられた人は、大人になってからも「親の言うことを聞かないと悪い」「親に逆らったら自分が悪者になる」といった罪悪感を抱えやすく、自分の意思で離れようとすることに大きなハードルを感じがちです。

また、毒親は過保護を通り越して、子どもを自分の所有物と考える傾向があります。

そのため、子どもが自分の思い通りに行動しなかったり、連絡が取れない状態になると「子どもが行方不明だ」と警察に駆け込み、勝手に捜索願を出すこともあります。

本来守られるべきは、子ども自身の自由であるにもかかわらず、毒親の主張だけが先行してしまい、本人の意志とは無関係に「行方不明者」と扱われ、再び支配下に引き戻されてしまうリスクがあるのです。

だからこそ、自分の意思で離れている場合には、不受理届を活用することが重要です。

不受理届を出すことで、以下のような安心感を得ることができます。

  • 親が「捜索してくれ」と言っても警察が動かなくなる
  • 自分の自由を守るための確かな盾になる

もちろん、状況によっては慎重な判断が必要なケースもあります。

毒親から逃げたい…でも怖いあなたへ

毒親との関係に悩みながらも「家族だから」「自分が我慢すればいい」と思ってしまうのは、あなただけではありません。

親の支配や干渉に耐え続けることは、あなたの心をすり減らし、未来を奪っていくことにも繋がります。

動き出すべき理由

毒親から離れたいと願っても、なかなか一歩を踏み出せないのは当然のことです。

ですが、動き出さずに耐え続けることは、あなた自身の心と身体に深刻な負担を与えます。

たとえば、こんなリスクがあります。

  • いつ終わるかわからない干渉に、心がすり減っていく
  • 仕事や生活にも影響が出て、孤立感を深めてしまう
  • 自己肯定感が低下し、「自分なんて」と無力感におそわれる
  • 自己判断ができなくなり、誰かに支配されることが当たり前だと思い込んでしまう
  • 将来の人間関係(恋愛・結婚・友情)にも悪影響を及ぼし、「もう誰も信じられない」と感じるようになる

毒親の支配は「子ども時代だけの問題」ではありません。

大人になっても、目に見えない鎖のように、人生を縛り続けてしまうことがあるのです。

動き出すのは怖いし、罪悪感も湧くかもしれませんが「あなたの人生はあなたのもの」だということを忘れないでください。

警察や行政の対応範囲と毒親から身を守る方法

毒親から逃れたいと思ったとき、まず思い浮かぶのが「警察に相談すること」や「行政の窓口に頼ること」かもしれません。

もちろん、警察や行政は私たちを守るための存在です。

しかし、彼らができる支援は「法律に基づいた範囲内」に限られており、すべての問題にすぐ対応できるわけではありません。

また、事実確認や本人の意思確認などに時間がかかるため、思うように動いてもらえないケースも少なくないのが現実です。

ここでは、警察や行政がどこまで助けてくれるのか、そして限界がある場合に、あなた自身がどんな手段を取れるのかを整理していきます。

警察・行政ができること・できないこと

警察や行政が対応してくれるのは、主に次のようなケースです。

【警察ができること】
  • 生命・身体に危険が及んでいる場合の保護(ストーカー行為、暴力など)
  • DVや虐待が疑われる場合の一時保護
  • 明らかな違法行為があった場合の捜査・摘発

たとえば、親から暴力を振るわれた、明確なストーカー行為があった場合などには、警察も積極的に介入してくれる可能性が高くなります。

【行政ができること】
  • 配偶者暴力相談支援センターや福祉事務所での相談対応
  • シェルターや一時保護施設への避難支援
  • 生活保護など、緊急の生活支援手続きの案内
  • 児童相談所による18歳未満の支援(※年齢に注意)

行政の窓口は、「暴力がある」「生活に困窮している」など、一定の要件を満たす場合には、保護措置や支援制度を案内してくれる場合があります。

一方で、警察や行政が対応できないケースもあります。

  • 単なる親子間の口論や過干渉(グレーな干渉)
  • 親が「心配しているだけ」と主張している場合
  • 本人が「危険ではない」と見なされる場合

このように、法律に違反していると認められない限り、たとえあなたが苦しんでいても「民事不介入」の原則により、積極的な介入ができないことが多いのです。

そのため「助けを求めたけど動いてもらえなかった」「自分でなんとかするしかなかった」という声も少なくありません。

ですが、ここであきらめる必要はありません。

毒親から身を守るには?

警察や行政の支援には限界があるからこそ、あなた自身が「自分の安全を守るためにできること」を考えていく必要があります。

無理に家族を説得しようとしたり、わかり合おうとすることにこだわりすぎると、かえって心をすり減らしてしまうかもしれません。

あなたがこれから意識すべきポイントは、次のようなものです。

  • 物理的な距離を取る(居場所を知られない、連絡を遮断するなど)
  • 心の距離も意識する(罪悪感を持たず「自分の自由」を最優先にする)
  • 助けてくれる第三者を持つ(探偵事務所、支援団体、信頼できる人)

「親にどう思われるか」「親が怒るから」といった感情に縛られず、あなた自身の安全と尊厳を守るために動いていいのです。

そして、もし不安や怖さが大きすぎるなら、一人で抱え込まず、「秘密厳守」でサポートしてくれる探偵事務所や支援機関に相談するのも一つの方法です。

毒親から解放されるためにできる探偵のサポート

当調査事務所が受けるご依頼は、浮気調査や素行調査だけではありません。

家族関係の見直しや、親子問題に関するご相談も数多く寄せられています。

最近では、毒親との関係に悩む方からのご相談も増えており「悩んでいるのはあなただけではない」ということを、まず知っておいてください。

当調査事務所では「家族に知られずにあなたの自由を守る」ためのサポートをご用意しています。

この章では、完全秘密厳守のもとだからこそできる

  • 親に知られずに事実を確認する方法
  • 自分らしい人生を取り戻すための準備

について、わかりやすく解説していきます。

 

親にバレずに事実確認する方法

毒親との距離を取ろうとするとき、最も怖いのは「行動を起こしたこと自体が親にバレること」です。

当調査事務所では、秘密厳守を徹底し、あなたのプライバシーを守るために以下のサポートを行っています。

秘密厳守のための配慮
  • 連絡手段の工夫
    電話ではなくLINE・メール中心。時間指定や、特定アプリの使用など、あなたの生活状況に合わせた方法で連絡します。
  • 面談・手続きも自然にカモフラージュ
    希望に応じ、カフェや駅周辺など“普通の外出”に見える場所で面談可能。親に怪しまれるリスクを最小限に抑えます。
  • 調査結果の取り扱いも徹底管理
    調査結果は、安全な方法(暗号化データ、郵送など)でお渡しします。万が一、スマホやパソコンを親に見られても被害を最小限に抑える対策を一緒に考えます。
親バレ防止+行動監視サポート
  • 親の行動を外から見守る調査
    親があなたを探して職場や友人関係に接触していないか、外部からそっと確認します。
  • 接触リスクの早期キャッチ
    待ち伏せ、職場訪問、探り行動などを事前に察知し、対策を立てるサポートが可能です。
  • 得られた情報を行動計画に活かす
    集めた情報は「次にどう動くべきか判断する材料」「弁護士・支援機関へ相談する際の証拠」「警察へ相談するときの具体的な説明材料」として活用できます。

当調査事務所が完全秘密厳守でサポートします。

動き出すための準備

「なんとか毒親から離れたい」と思っても、実際に行動に移すのは簡単ではありません。
だからこそ、焦らず小さな準備から始めることが大切です。

1.現状を整理する
  • どのような干渉や支配を受けているかを書き出してみる
  • 自分が何に一番困っているのか、恐れているのか整理する

頭の中を「見える化」することで、状況が少し客観的に見えるようになります。

2.信頼できる相談先を確保する
  • 探偵事務所や弁護士、支援センターなど「いざというとき相談できる場所」をリストアップしておく
  • できれば複数(探偵・行政・民間支援)持っておくと安心

「いつでも頼れる場所がある」と思えるだけで、心の支えになります。

3.安全な連絡手段・保管場所を用意する
  • 連絡は、ロックをかけたメールアカウントやアプリで行なう
  • 記録や書類も、親に見られない場所(職場のロッカー、信頼できる友人宅など)に保管する

せっかくの準備がバレてしまわないよう、「親に絶対見られない場所」で管理することが大事です。

4.「自分を守るための計画」を立てる
  • どのタイミングで行動を起こすか
  • 何かあったとき、どこに逃げるか
  • 連絡できる第三者は誰か

ざっくりでもいいので「もしものときのプラン」を持っておくと、いざというときパニックになるのを防ぐことができます。

また、あなたが動き出すためには、専門的な知識やサポートが必要な場面も少なくありません

一人で全て抱え込まず、当調査事務所などの第三者の力を借りることも大切な準備のひとつです。

次の章では、実際にあった支援事例をご紹介します。

実際に寄せられた相談事例

毒親との関係に悩みながらも、どう動けばいいかわからずに苦しんでいた方たちが、
探偵のサポートを受けて新しい一歩を踏み出した相談事例をご紹介します。

​​探偵事務所に寄せられたご相談内容やよくあるケースをもとに再構成した事例なので、きっとあなた自身のこれからを考えるヒントにもなるはずです。

親の支配から逃れた女性のケース

幼い頃から親の過干渉や支配に悩まされ、大人になっても「何をするにも親の許可が必要」と思い込んでいた20代後半の女性。

思い切って親に無断で引っ越しを決行したものの、その後は連日「どこにいるのか」「親を捨てるのか」といった連絡や、「捜索願を出す」といった脅しに追い詰められてしまいました。

「もう逃げられないのかもしれない」と不安を募らせた彼女は、解決策を探すなかで探偵事務所に相談。

そこで親の行動を外部から静かに見守る調査を実施し、職場や住居への接触リスクを客観的に把握

さらに、必要に応じて支援機関への連携サポートも提案しました

結果として、親の過剰な干渉を可視化できたことで、彼女は「自分の選択は間違っていなかった」と確信を持ち、心身の安定を取り戻すことができました。

家族に知られず準備を進めたケース

別のケースでは、幼少期から極度の束縛を受けていた30代前半の女性からのご相談がありました。

「親に相談していることがバレたら…」という強い恐怖心を抱えていたため、連絡手段や面談場所にも徹底した配慮を行いながらサポートを進行。

親側の行動を静かに調査し、接触リスクがないかを慎重に確認しつつ、万が一に備えて支援先(弁護士・行政機関など)への橋渡し準備も同時に整えました

結果として、ご本人は誰にも知られず、自分のペースで逃げ道を作ることに成功。 

今では「焦らず準備を進めたからこそ、今の私がある」と語り、安全な生活を手に入れたそうです。

ひとりで抱えないで|まずはご相談ください

毒親との関係に苦しみ、逃げたいけど逃げられないと感じている方は、決して少なくありません。

それでもなお、自分にブレーキをかけ、ひとりで耐え続けてしまう方が多いのが現実です。

ですが、捜索願の不受理届をはじめとする手続きや、親に知られずに自分を守る準備は、あなたの人生を自分自身で選び取るための第一歩になります。

ファミリー調査事務所では、完全秘密厳守のもと、あなたに寄り添い、状況に応じた対策を一緒に考えることが可能です。

「本当に動いていいのかな」と迷う気持ちも含めて、どうか一度、ご相談ください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

     

     

     

     

     

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