「これできっともう大丈夫……」そう思って新たな場所で生活を始めたにもかかわらず、ポストに無言の手紙が届いたり、外出先で誰かの視線を感じたり、挙句の果てには玄関に置いた物の位置が勝手に変わっている――そんな嫌がらせに悩んでいませんか?
引っ越しはストーカー加害者との物理的な距離を置くための手段のひとつとされていますが、それをも乗り越えて執拗に追ってくる「追跡型ストーカー」が近年問題視されています。
この記事では、引っ越し後も続くストーカー被害の実態、被害者が取るべき具体的な対処法、そして探偵事務所に相談することで得られる「解決への糸口」について詳しく解説します。
この記事では引っ越し後も続くストーカー被害について詳しく解説。 被害者が取るべき具体的な対処法や探偵事務所に相談するメリットについてお伝えします。
ストーカー行為は相手に知られずに距離を詰める「忍び寄る暴力」です。
なかでも、物理的な距離をとってもなお執拗に追いかけてくる「追跡型ストーカー」は、被害者にとって最も恐ろしい存在だと言えるでしょう。
ここでは、追跡型ストーカーの実態について詳しく解説します。
かつてのストーカーは対象の近くにいることで満足するケースが多く、つきまといや待ち伏せが主な行動でした。
しかし、追跡型ストーカーは対象がどこにいても、どれだけ隠れても、時間がどれだけ経っても「相手を探し出すこと」自体が目的になっている場合が少なくありません。
それはまるで狩りのようで、被害者はどこへ逃げても追われる存在になってしまうのです。
追跡型ストーカーの恐ろしい点は、加害者が周囲には「普通の顔」をしていることです。
表向きは礼儀正しく、社会的にはまともに見えることもあるでしょう。
そのため、周囲も「まさかあの人が?」と疑うことが多く、被害者が訴えても信じてもらえないことも珍しくありません。
周囲に味方ができず、次第に被害が深刻化し、被害者が完全に孤立してしまうことが多々あるのです。
一般的なストーカーと同様、追跡型ストーカーも自分の思い通りにならないことに激しい怒りを感じます。
ただし、彼らの場合はその怒りが「相手を探し出すこと」へ向かうという点でより危険です。
「なぜ俺の許可なく引っ越すのか」「あんなことで関係が終わると思うな」「逃げても無駄だと教えてやる」――こうした歪んだ正義感や復讐心を抱えており、相手に逃げる自由を許さない傾向があります。
なかには「怖がらせることが目的」のストーカーもいます。
直接手を出さずとも、ポストに無言の手紙を入れる、待ち伏せする、スマホに非通知で着信を繰り返すなど、自らの存在を相手に刻み込む行動を取るのが特徴です。
これは、精神的な支配によって自分の存在価値を確認したいという病的な欲求の現れと言えます。
「引っ越し先なんてそう簡単に知られるわけがない」と思いがちですが、ストーカーはあらゆる手段で相手の新住所を割り出します。
以下は、近年報告されている具体的な手口です。
ストーカーは相手の住所を突き止めるためなら手段は問いません。
さらに、近年ではAIを用いて写真や動画を解析し、引っ越し先の住所を突き止めるケースも増えています。
ストーカー被害にあっているとき、最もつらいのは「自分がどうしたらいいのかわからない」ことです。
怖い、誰にも言えない、証拠がない、信じてもらえない──そうやって時間が過ぎるほど、ストーカーの執着心が増し、行動がエスカレートしていきます。
ここでは、追跡型ストーカーの被害にあったときに女性が取るべき具体的な対処法をわかりやすくご紹介します。
何よりも大切なのは、違和感を無視しないことです。
「気のせいかも」「思い込みだと笑われそう」といった思考は、ストーカーの行動を助長してしまう原因になります。
あなたが「見られている気がする」「誰かに知られている気がする」と思ったら、それはすでに何らかの被害が始まっている可能性が高いのです。
他人に否定されても、自分の感覚を第一に信じてください。
証拠を残すことは、ストーカー対策において絶対に忘れてはなりません。
後に警察や弁護士などの第三者に相談する際にも、この証拠が大きな力になります。
むしろ、証拠がなければ取り合ってもらえないことも多いため、法的措置を視野に入れる場合は必ず証拠を残すようにしましょう。
具体的な記録方法は以下の通りです。
また、記録用に「被害日記帳」など専用のノートを作っておくと整理しやすく、時系列の証拠として有効です。
追跡型ストーカーはSNSから情報を得ているケースがほとんどです。
SNSの使い方として以下の見直しを必ず行いましょう。
ネット上で生活の痕跡を断つことは、追跡型ストーカーから身を守る第一歩です。
被害者の多くが「自分ひとりで何とかしなければ」と抱え込みがちですが、ストーカー行為は明確な犯罪です。
あなたが悪いわけではないため、信頼できる家族や友だち、女性向けの支援団体などに相談しましょう。
相談することで客観的な視点やサポートが得られ、行動範囲の見直しにも役立ちます。
相談内容は「最近変なことが起きていて怖い」といったあいまいな形でも構いません。
重要なのはひとりではないと気づくこと、そして決してひとりで抱え込まないことです。
証拠がいくつかそろった時点で警察に相談しましょう。
現時点では被害届を出さなくても、「相談履歴」があることで次に被害が起きたときに迅速に動いてもらえる可能性が高くなります。
警察に相談する際のポイントは以下の通りです。
警察が警告を発することで加害者が動きを止める場合もありますし、「ストーカー規制法」の適用対象になることもあります。
もし「誰がストーカーなのかわからない」あるいは「警察に相談しても動いてもらえない」といったケースでは、探偵事務所に依頼して加害者の素性を特定する方法が非常に有効です。
探偵事務所に依頼できる主な調査を確認しましょう。
特に、引っ越し後も嫌がらせが続いている場合、どの経路から住所がバレているかの調査が重要です。
プロの調査によってストーカーの情報源を断つことが可能になるため、ストーカー被害を軽減できるでしょう。
また、調査結果を警察や弁護士に提出することで、法的措置の後押しにもなります。
加害者が特定できると、警告文の送付や接近禁止命令など弁護士を通じて以下のような法的対応が可能になります。
法の力によってストーカーを遠ざけるための手段は複数あります。
探偵調査と組み合わせて証拠をそろえることで法的措置の成功率も高まるでしょう。
ストーカーがわからない、警察がすぐに動いてくれない、そんなときこそ探偵事務所に相談してみてはいかがでしょうか。
引っ越し後も続くストーカー被害に対し、探偵事務所に調査を依頼することで得られる解決策が多数あるからです。
嫌がらせやストーカー行為が匿名で行われている場合でも、探偵は周辺の聞き込み、防犯カメラの調査、張り込みといった手段を用いて「誰が」「いつ」「どんな目的で」行動しているのかを特定できます。
例えば「どこかで目をつけられているだけ」「この場所に限って見られている」という難しいケースでも、調査のプロである探偵の手によって犯人の素性を明らかにできる可能性があります。
警察が動くための条件は証拠があること、つまり証拠がなければ対応してもらうことはできません。
しかし、探偵によって作成された報告書は裁判資料や警察相談にも利用できる信頼性の高いものですので、調査報告書があれば警察が動いてくれるようになるでしょう。
あなた自身が動かずとも第三者としての視点で冷静に状況をまとめてくれるのは、精神的にも大きな支えになるはずです。
探偵事務所に相談することで、「自分ひとりで何とかしなくては」という焦りや孤独から解放されることも大きなメリットのひとつです。
追跡型ストーカーは執着心が強いため、被害者が対応を誤ると逆上してストーカー行為をエスカレートさせたり、暴力行為に及んだりするケースも珍しくありません。
その点、探偵事務所はストーカー心理をよく把握しており、ご依頼者の身の安全を守りながら調査を行います。
自分ひとりで立ち向かう必要がなく、いざとなればすぐに相談する相手がいる安心感は何にも代えがたいものでしょう。
探偵事務所によっては自宅周辺のセキュリティ診断も行ってくれます。
特に女性の一人暮らしの場合、防犯カメラの設置場所、カーテンの種類、郵便物の管理方法などを具体的に提案してもらえるのは大きな安心材料です。
調査と並行しながら効果的な対策を取ることで、早期的なストーカー被害軽減が期待できます。
ストーカー被害から逃れるために引っ越しをすることは、当然の自己防衛策です。
しかし、それだけでは根本的な解決にならないケースが増えています。
引っ越しても続くストーカー被害に悩んだときは、ぜひ当探偵事務所にご相談ください。
加害者の特定や証拠の収集など、ご要望に沿ったサポートを行い、あなたのストーカー被害を解決します。
24時間365日相談を受け付けており、即日対応も可能です。
女性スタッフや上級心理カウンセラーも在籍しており、ご依頼者が安心して相談できる環境を整えています。
もしあなたが「引っ越しても嫌がらせが止まらない」と感じているなら、次にすべきことは「正体を突き止め、証拠を残すこと」です。
私たちとともに、あなたの穏やかな生活を取り戻しましょう。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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