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公開日: 2025/07/12 最終更新日: 2025/07/14
セキュリティガイド - ストーカーセキュリティ関連記事
 公開日: 2025/07/12 最終更新日: 2025/07/14

ストーカー加害者がつけるGPSや盗聴器の発見法

この記事の読了目安時間は約 3 分です。

近年のストーカー被害では、テクノロジーを悪用して被害者の位置情報を把握したり、会話を盗聴したりする行為が増えています。

特に問題視されているのが、GPS発信機盗聴器といった小型機器の使用です。

これらは非常に小さく巧妙で、素人では見つけにくく、気づかぬうちにプライバシーを侵害されているケースも少なくありません。

この記事のみどころ!
この記事では、ストーカー加害者が使用するGPS・盗聴器の特徴や設置場所、自分でできる発見法、発見後の対応、そして探偵事務所に調査を依頼するメリットをわかりやすく解説します。

ストーカー加害者が使うGPS・盗聴器の実態とは?

ストーカー被害において近年急増しているのが、GPS機器や盗聴器の悪用による監視行為です。

GPSや盗聴器は、もともと紛失物の追跡やセキュリティ目的で開発されたものですが、悪意ある第三者によって個人の監視に使用されている実態があります。

市販品で簡単に入手可能

GPS発信機や盗聴器は、ネットショップや電気街などで誰でも簡単に購入できます

価格も数千円から数万円程度で、スマホから遠隔操作できる機種や、電池が長持ちするタイプなど、さまざまな製品が流通しています。

  • GPS発信機:ストーカー被害では小型で磁石付きのもの、スマホアプリから現在地の確認ができるものが多用される。バッテリーが30日以上持つタイプも。
  • ICレコーダー型盗聴器:USBメモリやモバイルバッテリー型で、室内に放置すれば数十時間の音声録音が可能。
  • コンセント型盗聴器:家庭用の電源タップに偽装され、コンセントに差し込むだけで稼働する。電池交換不要で半永久的に使用可能。
  • Wi-Fi型カメラ・盗撮機能付き機器:目覚まし時計やUSB充電器に見せかけて映像・音声を記録する。遠隔で操作が可能。

GPS発信機は、車両の追跡用に開発された正規品が悪用されることがあり、専用のアプリからリアルタイムで相手の居場所を知ることも可能です。

中にはバッテリーが30日以上持続するマグネット式のものもあり、気軽で手間のかからない監視手段として使われています。

盗聴器も同様で、USBメモリ型や電源タップ、ぬいぐるみ型、時計型など、一見すると盗聴器とはわからない偽装タイプが数多く出回っており、日常生活に自然に紛れ込む形で仕掛けられます。

ストーカー加害者の心理とGPS・盗聴器の使い分け

ストーカーは、以前は恋愛絡みであることがほとんどでしたが、現在はSNSなどを介して面識のない相手から被害を受けるケースも増えています。

加害者は、「復縁したい」「交際したい」「裏切られた」といった執着・独占欲・支配欲からストーカー行為に及んでおり、以下のような目的でGPS・盗聴器を使い分けています。

加害者の目的 使用されやすいツール 主な使い方
「相手の行動を把握したい」 GPS 毎日の行動パターンを把握し、尾行のきっかけを得る
「誰と話しているか知りたい」 コンセント型・時計型の盗聴器 室内の会話を盗み聞きして、交友関係を把握する
「恋人がいるか調べたい」 忘れ物防止タグ・録音機能付きUSB バッグなどに忍ばせ、相手や恋人の素性を探る

特に厄介なのが、被害者には一切接触せず、ひたすら監視と盗聴を続け、情報だけを集めて満足する「無言型ストーカー」です。

このような場合、加害者の存在に被害者が気づくまでに時間がかかり、発見が遅れることで被害が深刻化しやすいという特徴があります。

自分でできるGPS・盗聴器の発見法

「ストーカーされているかもしれない」と思ったら、家の中や身の周りのものにGPSや盗聴器が仕掛けられていないか確認してください。

被害の拡大防止のためにも、早めに発見することが大切です。

車やバイク、自転車を重点的にチェックする

GPSや盗聴器の多くは、日常行動を把握するために、被害者の移動手段(車・バイク・自転車)に設置されています

自分が日常的に使っている車両は、加害者がGPSを仕掛ける代表的な場所であるため、以下のポイントを重点的にチェックしてください。

  • バンパーの裏側
  • 車体の底面(フレームやマフラー周辺)
  • トランク内、スペアタイヤ収納部
  • フェンダーの内側
  • 車内シート下やグローブボックス内部
バイク
  • シートの裏側
  • ヘッドライト周辺
  • リアボックスやサイドボックスの中
  • 車体フレームの裏やステップ付近
自転車
  • サドルの裏側
  • ライトやリフレクターの内部
  • カゴの底や裏側
  • フレームの空洞部

車体は金属面が多く、マグネット式のGPSを簡単に装着できる上に、発見しにくいという特徴があるので、異常を感じたときは隅々までチェックすることが大切です。

暗くて見えにくい場所に設置されている可能性が高いので、軍手懐中電灯を使って確認しましょう。

鞄や持ち物に不審なモノがないか確認する

バッグや財布、ポーチなど、日常的に持ち歩くものにGPSや盗聴器が仕込まれるケースもあります。

不審な点を感じる場合は、以下に注意して持ち物を点検してみてください。

  • 外からは見えない内ポケットに何か入っていないか
  • カバンの底板や裏地の不自然なふくらみがないか
  • 普段より不自然に重くないか
  • プレゼントや景品など、受け取った物の中に不審なものはないか

特に注意したいのが、第三者からもらったものです。

景品でもらったぬいぐるみやキーホルダーに、盗聴器が仕込まれていた事例は少なくありません。

スマホの履歴や状態の変化をこまめに確認する

スマートフォン自体が、追跡や盗聴のツールとして悪用されているケースもあります。

以下のような不審な挙動に気づいたら、スマホが遠隔操作されている可能性があるため注意が必要です。

  • 電源を入れていないのに異常にバッテリーを消耗する
  • 使用していないのに発熱する
  • 通話履歴に見覚えのない番号や記録がある
  • 「位置情報共有」が無断でオンになっている
  • 見覚えのないアプリがある
  • カメラ・マイクの使用履歴が不自然に多い

怪しいアプリはアンインストールし、必要であれば専門業者やショップで診断を受け、端末の初期化を行いましょう。

二段階認証やアプリの許可設定を見直し、スマホやアカウントのプライバシー設定を強化することも大切です。

簡易的な電波チェックで盗聴器を探す

盗聴器の多くは無線式で、一定の周波数(FM、UHF帯など)を使用して音声を飛ばしています。

簡易的な調査であれば、以下の方法を試すことができます。

  • 部屋の扉や窓を全て閉める
  • スマホやパソコンミュージックプレーヤーなどで音楽を再生する
  • ラジオをFM帯(88〜108MHz)に合わせ、低い周波数から徐々に上げていく
  • 流している音楽が混ざっている周波数を探す
  • 音楽が聞こえる周波数が見つかったら、ラジオを持って室内を移動し、ハウリング(「キーン」という不快な音)が聞こえる場所を探して盗聴器がないか確認する

もしハウリングが聞こえたら、盗聴器などで何かしらの発信が行われている可能性が高いです。

コンセント周辺やエアコン、机や椅子の裏、電灯、ぬいぐるみの中などに、盗聴器がないか探してみてください。

ただし、この方法は、FMラジオの周波数を使用する盗聴器にのみ有効であり、それ以外の盗聴器を探すことはできません。

GPS・盗聴器を発見したらどうする?

GPSや盗聴器を見つけたときには、冷静に対処することが大切です。

不安な気持ちは大きいと思いますが、以下の点に注意して落ち着いて行動してください。

盗聴器を発見しても声に出して反応しない

盗聴器を通じてストーカー加害者に声が聞こえているため、発見しても声に出さないことが重要です。

加害者を刺激すると、さらにストーカー行為がエスカレートする可能性があるため、過度な反応を示さないように注意してください。

第三者と会話が必要な場合はメールや筆談で行い、盗聴器の対処法がわかるまでは、盗聴器近くで音楽をかけるなどの工夫で乗り切りましょう。

加害者特定のために証拠を残す

GPSや盗聴器を発見した際には、必ず証拠として確保しておきます

GPSや盗聴器を捨ててしまうと証拠がなくなり、加害者の特定や刑事事件への発展が難しくなるためです。

  • 触らずにスマホで写真を撮る(位置・角度・周囲の状況など)
  • できれば指紋を残さないよう手袋で取り外す
  • ジップロックやケースに入れて、密封して保管する
  • 発見日時・場所などを記録する

上記のように証拠保全の対応を行った上で、速やかに警察や探偵事務所に相談しましょう。

探偵に依頼してGPS・盗聴器を発見してもらうメリット

「ストーカーされているかもしれない」「GPSや盗聴器があったらどうしよう」というような不安を抱える人は、探偵事務所に依頼することで正確な調査をしてもらえます。

自分では気づかない場所も調査してもらえる

最新の機器は巧妙に偽造されており、素人が探し当てるのは困難ですが、探偵であれば隠された盗聴器やGPSを速やかに発見することができます。

たとえば、天井裏・照明器具の中や、コンセントの内部、家具の隙間、電化製品の裏、建物外周、スマホやPC内のアプリやソフトの解析など、個人の力では及ばない部分も丁寧に調査してもらうことが可能です。

自分が触りたくない・立ち入りたくない場所でも、探偵が調査してくれるので、精神的負担も軽減されます。

自分ひとりで探しても不安が残る場合は、迷わずプロの探偵の手を借りましょう。

専用機材と専門家による高精度な調査が可能

探偵事務所では、一般には手に入らない高精度の電波探知機周波数スキャナー光学カメラなどを保有しています。

これらの精密機器により、わずかな異常を検知し、広範囲で細部にわたる調査が可能です。

GPSや盗聴器がある可能性を数値で可視化できるので、「目に見えない不安」に悩まされることがなくなるのは、探偵を利用する最大のメリットとも言えます。

被害の裏付けや加害者の特定も行える

発見されたGPSや盗聴器を用いて、機種やシリアルナンバーから購入元や利用者を特定できるケースもあります。

ただ発見するだけでなく、その後につながる対応ができることも、探偵を利用するメリットです。

さらに、探偵事務所では調査結果を報告書として文書化してくれるため、警察への相談や法的手続きでも有効となります。

警察への被害届の提出損害賠償請求を検討している人は、探偵事務所に相談して証拠確保に努めましょう。

GPS・盗聴器の調査なら探偵事務所に相談を

GPSや盗聴器を用いたストーカー行為は、今や誰の身にも起こり得る脅威です。

技術の進化スピードは速く、巧妙に隠されたGPSや盗聴器を見抜くのは容易ではありません。

「誰かに監視されている気がする」「知られているはずのないことを相手が知っている」というような不安を抱えたときは、まずは専門家に相談することが安心につながります。

当探偵事務所は、ストーカー対策でも多くの実績を持っており、GPSや盗聴器の調査から、ストーカー行為の証拠収集、警察・弁護士との連携サポートまで、幅広くサポートいたします。

ストーカーによる追跡・盗聴行為は、放置すれば悪化する可能性が高いため、軽微なつきまといの段階から早めに対処することが大切です。

GPS・盗聴器の調査やストーカー行為にお悩みの方は、ぜひ当探偵事務所の無料相談窓口より、お気軽にお問い合わせください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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