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公開日: 2025/06/30 最終更新日: 2025/07/07
セキュリティガイド - ストーカーセキュリティ関連記事
 公開日: 2025/06/30 最終更新日: 2025/07/07

女性一人暮らしの防犯対策|ストーカー被害を防ぐポイント

この記事の読了目安時間は約 2 分です。

一人暮らしの女性は、空き巣や窃盗のターゲットにされやすいため、防犯対策が必須です。

特にストーカー被害は圧倒的に女性の被害者が多く、年のストーカー相談件数は2万件前後と高い水準で推移しています。

ストーカー被害は誰でも遭う可能性があるので、「自分は大丈夫」とは思わず、しっかりと対策をして万一に備えましょう。

この記事では、ストーカー被害の実態と、日頃の防犯対策、被害に遭ったときの対処法をくわしく解説します。

一人暮らしの女性は、ぜひこの記事を参考に、防犯対策を進めてください。

ストーカー被害の実態

警察庁の「令和6年におけるストーカー事案(略)等への対応状況について」によると、2024年のストーカー相談件数は1万9,567件です。このうち、女性の被害者は86.4%と大半を占めています。

被害者は20代〜30代の若年層に集中しているものの、40代以降も少なくありません。

ストーカー被害における加害者との関係性は、下図のようになっています。

(出典:警察庁「令和6年におけるストーカー事案(略)等への対応状況について」より作成)

かつては恋愛絡みが主流とされていたストーカーですが、最近では「SNSで偶然見かけた」「街で見かけた」など、面識のない他人からのストーカー行為も増加傾向にあります。

主な加害行為は、「つきまとい・待ち伏せ(10,476件)」「面会・交際の要求(6,186件)」「無言電話、執拗な電話・メール(4,189件)」「乱暴な言動(2,709件)」などです。

2024年では、ストーカー規制法に基づく警告が1,479件、禁止命令が2,415件となっています。

しかし、ストーカーは潜在化するケースも多く、実際の被害件数は警察が把握している以上であることが予想されます。

ストーカー対策の第一歩:基本の防犯対策

ストーカー加害者を寄せ付けないためには、基本的な防犯対策を徹底することが非常に有効です。

ストーカー加害者は接触しやすい相手をターゲットに選ぶ傾向にあるので、防犯意識を高く持ち、狙われる隙を作らないようにしましょう。

ここでは、一人暮らしの女性がしておきたい防犯対策を紹介します。

玄関や窓の施錠をする

ストーカーは、不在時に家に忍び込むこともあります。

基本ですが、玄関や窓の施錠は必ず行いましょう

ストーカー加害者はタイミングを見計らって侵入するため、ゴミ出しや近所のコンビニなどの短時間の外出でも、施錠をしないのは危険です。

さらに、防犯性の高い鍵や補助鍵を使用すると、侵入の難易度を上げることができます。

施工不要のディンプルキーマグネット式の補助鍵など、簡単に取り付けができるタイプも豊富に展開されているので、防犯効果を高めたい人はぜひ活用してください。

のぞき見を防止する

ストーカーは、玄関のドアスコープから部屋の中を覗いたり、盗撮したりすることもあります。

ドアスコープには、防犯カバーのぞき見防止金具を取り付け、外から室内の様子がわからないようにしましょう。

窓からののぞき見には、遮光・遮像カーテンブラインドで対策をするのがおすすめです。

特に夜間は、室内の明かりが反射して、外から部屋の間取りや行動パターンが把握されやすいため、しっかりとカーテンを閉めましょう。

簡易防犯カメラやセンサーライトを導入する

防犯カメラを設置すると、ストーカーや不審者の侵入を抑止する効果が期待できます。

USB充電式やWi-Fi対応の簡易防犯カメラは手軽に入手でき、賃貸でも設置することが可能です。

録画機能のある防犯カメラは、ストーカーの証拠確保にも役立ちます。

防犯カメラを設置すると、空き巣の侵入率が減少すると言われているため、日頃の防犯対策としてもぜひ活用してください。

また、人感センサーで反応するセンサーライトがあれば、不審者に心理的プレッシャーを与えることができます。

センサーライトは玄関などの侵入口を照らす位置で、なおかつ不審者からわかりづらい場所に設置しましょう。

インターホン対応に注意する

ストーカーや不審者は、住人の確認や生活リズムの把握のために、インターホンを鳴らすことがあります。

インターホンが鳴ったら、すぐに玄関のドアを開けず、モニター画面やドアスコープから相手を確認することを習慣化しましょう。

相手が不審な場合は、玄関ドアを開けないようにしてください。

声で対応するだけでも、年齢や性別がバレて女性の一人暮らしであることを悟られるため、怪しい場合は不在を装うことも必要です。

不審者が宅配業者や点検業者を偽って、個人情報を聞き出す事例もあります。

見覚えのない配達や点検には対応せず、ストーカーや不審者の接近を防ぎましょう。

録画機能付きインターホンは、訪問者の証拠確保にも有効です。

ストーカー対策のポイント

基本的な防犯対策に加えて、日頃からストーカー被害に遭わない工夫をして、自分の身を守りましょう。

ここでは、一人暮らしの女性が気を付けたい、ストーカー対策のポイントを紹介します。

SNSでリアルタイムな投稿を避ける

近年はSNSの浸透により、インターネットを悪用したネットストーカーの被害も増加しています。

ネットストーカーは、DMやSNSを用いて嫌がらせや脅し、個人情報の特定などを行い、行動がエスカレートすると物理的なストーカー行為に発展する可能性が高いです。

ネットストーカーの被害を防ぐためにも、以下の点に注意してください。

  • 位置情報付きのリアルタイム投稿をしない
  • 位置情報の設定を無効にする
  • 自宅周辺の状況(最寄り駅、地名など)がわかる写真は投稿しない
  • 自分の行動と投稿の時間をずらす
  • SNSでは知らない人をブロックする
  • SNSのオンライン通知機能・ログイン通知機能を無効にする

友人とリアルタイムなやり取りを楽しみたいのであれば、鍵付きの非公開アカウントを利用すると安心です。

ベランダに洗濯物を干さない

女性用の下着や衣類がベランダにあると、「女性の一人暮らし」であることをストーカー加害者に伝えてしまうことになります。

洗濯物は、部屋干しや乾燥機の使用を基本とし、外から見えないように注意しましょう。

やむを得ず外干しをする際は、以下の点を工夫してください。

  • ベランダの高さより低い位置に干す
  • すだれなどを設置して目隠しをする
  • 外から見えやすい場所には、タオルやシーツなどの性別がわからないものを干す
  • 下着はタオルなどを使って目隠しをする
  • 男性用のシャツや下着を一緒に干す

洗濯物を夜まで干しっぱなしだと、ストーカーや不審者に狙われるリスクが高まります。

外干しをする際には、乾いたらすぐに取り込めるよう、在宅する日を選ぶことがポイントです。

帰宅時は周囲に気を配る

帰宅時のつきまといの事例では、本人が気づかないうちに後をつけられるケースが非常に多いです。

イヤホンで音を遮断した状態で歩いたり、暗い夜道を一人で歩いたりするのは避けましょう。

なるべく早歩きで、明るい道を歩くようにしてください。

交番やコンビニなど、何かあったときに駆け込める場所も事前に確認しておきましょう。

また、防犯ブザーやライトなどの防犯グッズをわざと目立つ場所に着けて歩くと、ストーカーの犯罪を防止する効果が期待できます。

行動パターンを変える

ストーカーに行動パターンを知られると、待ち伏せされやすくなり危険です。

日々の行動に変化を加えて、ストーカーの追跡や接近を防ぎましょう。

  • 通学・通勤時間を変える
  • 通学・通勤ルートを変える
  • 出入口を変える
  • 徒歩、電車、バスなど移動手段を変える
  • コンビニやスーパーは何軒かをランダムで利用する
  • 寄り道をして帰る
  • 洗濯機を回す時間をランダムにする(タイマー機能を使う)
  • カーテン開閉の時間をランダムにする

乗り降りする駅を変えたり、ゴミ出しの時間を変えたりなど、小さな工夫をすることでストーカーに生活パターンを知られにくくなります。

「行動に一貫性のない状態」を意識的につくり、身の安全を守りましょう。

ストーカー被害に遭ったときの対処法

さまざまな工夫を凝らしても、執拗なストーカーから狙われてしまうこともあります。

ここでは、万が一ストーカー被害に遭ったときの対処法をお伝えします。

証拠を記録・保存する

ストーカー被害を受けた日時・場所・内容と、相手の特徴を詳しく記録します。

たとえ小さな被害でも、継続的な嫌がらせの証拠となるので、細かく記録することが大事です。

  • 被害があった日時、場所、内容、状況をノートなどに記録する
  • 置き手紙や送付物を保管しておく
  • 電話の内容を録音する
  • 着信履歴やメールの履歴を残しておく
  • 防犯カメラやインターホンの録画を保存する
  • 加害者の年齢、名前、身体的特徴を記録する

防犯カメラなどの映像データは有力な証拠となりますが、それ以外にも受けた被害は詳細に記録してください。

送付物やメール履歴も破棄せず、すべて証拠として保管します。

「〇月〇日/19:25/無言電話」「〇月〇日/20:10/ゴミが荒らされているのに気づく」など、些細なこともノートに書きためておきましょう。

早めに警察に相談する

ストーカー被害が疑われる場合は、速やかに警察や相談窓口に相談してください。

小さなことでも「たいしたことない」と思わず、被害が深刻化する前に相談することが大事です。

警察への相談履歴が重なれば、自宅周辺のパトロールを強化してもらえる可能性もあります。

ただし、警察に動いてもらうには証拠の提出が必要です。

ストーカー被害では「繰り返し性のある証拠」が求められるため、日々の被害を証明できるように準備しておきましょう。

探偵事務所に調査を依頼する

「加害者が誰かわからない」「自分で証拠を集めるのが怖い」というケースでは、探偵による専門的な調査が有効です。

張り込みや尾行によって加害者の行為を写真や映像で記録し、加害者の特定証拠集めを代行してもらえます。

被害者自身が加害者を尾行・撮影するのは非常に危険ですが、探偵に依頼することで安全に有力な証拠を集めることが可能です。

また、探偵の場合は、事件性の有無に関わらず動いてもらえるというメリットもあります

証拠不十分で警察が動いてくれないときも、探偵であれば速やかに調査してもらえます。

探偵というプロのサポートを受けられることが、精神的な支えにもなるでしょう。

探偵に依頼する際は、ストーカー調査の実績が豊富にあり、費用体系が明確な探偵事務所を選ぶことがポイントです。

ストーカー被害の相談窓口としての探偵事務所

一人暮らしの女性はストーカー被害に遭いやすく、年代を問わずターゲットとなる可能性があります。

ストーカー対策には、基本的な防犯対策に加えて、ストーカー加害者に生活パターンを知られないための工夫をすることが大切です。

ストーカー被害に遭ったときは、証拠を収集し、早めに警察に相談しましょう。

証拠集めや加害者の特定に困ったときは、探偵事務所へ相談するのがおすすめです。

当探偵事務所はストーカー調査に実績があり、尾行やオンライン調査、張り込みなどを組み合わせて、有力な証拠収集をサポートいたします。

ストーカー被害にお困りの方は、ぜひ一度当探偵事務所にご相談ください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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