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公開日: 2025/11/27 最終更新日: 2025/11/13
セキュリティガイド - いじめセキュリティ関連記事
 公開日: 2025/11/27 最終更新日: 2025/11/13

大人のいじめとは?法律違反に該当するケースや対処法などを解説

この記事の読了目安時間は約 2 分です。

顔を覆う男性

いじめは子どもだけでなく、大人にとっても大きな悩みです。

近年では、職場・ママ友・地域コミュニティ・SNS など、あらゆる場所で「大人のいじめ」に苦しむ人が増えています。

職場での無視や過剰な叱責、SNSでの悪口、家庭や地域での排除といった大人のいじめは、被害者の尊厳を奪い、うつ病や退職、家庭内不和など深刻な問題に発展することも少なくありません。

この記事では、大人のいじめの代表的なパターンや法律違反となるケース、そして対処法と相談窓口について、くわしく解説します。

大人のいじめの代表的なパターン

圧をかける男性

大人のいじめは、露骨な暴力や悪口だけでなく、態度・空気・立場を利用した巧妙な心理的嫌がらせが多いのが特徴です。

いじめの加害者は、「指導の一環」「ただの冗談」など、自分の行為を正当化する理由を用意しており、悪意がないように見せかけるケースも少なくありません。

①暴言・暴力による直接的な攻撃

最も分かりやすい形のいじめが、言葉や行動による直接的な攻撃です。

相手の人格を否定したり、恐怖を与えたりする行為が該当します。

代表的な例として、次のようなものがあります。

  • 「使えない」「消えろ」などの暴言・侮辱的発言
  • 物に当たる、机を叩く、怒鳴るといった威圧的な態度
  • 拳を振り上げて威嚇する、身体的暴力をふるう行為
  • 性的な嫌がらせや家庭内暴力(DV)に発展するケース

これらは明確な加害行為であり、場合によっては刑事事件に発展することもあります。

また、LGBTを含む性別・人種・性的指向などに関する差別的発言も、深刻ないじめとして社会問題化しています。

②無視・仲間外れによる孤立化

職場や地域コミュニティでの無視や、情報共有からの排除は、大人のいじめの中でも非常に多いパターンです。

会議の予定をわざと知らせない、雑談に入れてもらえない、グループLINEで自分だけ外されるといった行為が積み重なることで、被害者は次第に孤立していきます。

陰口や悪口、事実無根の噂の拡散も、大人のいじめでよく見られる手口です。

「表面上は笑顔で接しながら裏では相手を貶める」という二面性のある行為が、被害者を心理的に追いつめます。

さらに、直接的な言葉ではなく、「あざ笑うような表情」「目を合わせない」「ため息をつく」といった嫌がらせも、心理的圧力として働きます。

③必要以上の叱責・業務上の圧力

指導や教育を口実にした過度な叱責は、職場でのいじめでよくあるパターンです。

ほかの社員の前で繰り返し怒鳴る、ミスを誇張して非難する、人格否定を含む言葉を使うといった行為は、パワーハラスメントに該当します。

厚生労働省の「個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、職場での「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は年々増加しており、2022年度には過去最多を更新しました。

また、過剰なノルマの押し付けや、明らかに達成不可能な業務量を与える行為、あるいは「何の仕事も与えない」といういじめも存在します。

いずれも、被害者の自尊心と職業的評価を奪う、悪質な精神的暴力です。

④インターネット・SNSのいじめ

現代では、ネット空間もいじめの温床になっています。

匿名アカウントでの中傷投稿、グループLINEでの無視・陰口、SNSでの「なりすまし」などがその典型例です。

ネット上では加害者の特定が難しく、投稿が拡散されやすいことから、被害者は長期的な苦痛を強いられます。

「SNSで悪口を言われた」「自分の写真が勝手に使われた」といった悩みも多く、プライベートな領域まで侵害されやすいのが特徴です。

また、ママ友グループや近隣コミュニティなどでは、SNSでの投稿内容を監視し、「昨日どこ行ってたの?」と確認するなどの嫌がらせに発展することもあります。

加害者はいじめている自覚がないケースも多いものの、行為がエスカレートすればプライバシー侵害やストーカー行為に発展する恐れもあります。

大人のいじめが法律違反となるケース

法の天秤

大人のいじめは、内容や程度によっては、刑法上の犯罪や民法上の不法行為に該当する可能性があります。

ここでは、代表的な法律と具体的なシチュエーションをわかりやすく解説します。

名誉毀損罪・侮辱罪(刑法230条・231条)

人の社会的評価を下げるような発言や投稿を行った場合、「名誉毀損罪」または「侮辱罪」に該当する可能性があります。

  • 職場やLINEグループで「不倫している」「金銭トラブルがある」などと噂を流す
  • SNS上で実名や写真を出して誹謗中傷する
  • 公の場で「バカ」「無能」などの暴言を繰り返す
  • SNSで「性格が悪い」「気持ち悪い」などの投稿をする

名誉毀損罪(刑法230条)は、事実を挙げて他人の名誉を傷つけた場合に成立します。

たとえ発言内容が事実であっても、「公共の利益(摘示した事実が公共の利害に関する事実であること)」に関係しない私的な中傷であれば、処罰対象です。

また、事実を示さずに相手を侮辱した場合は、侮辱罪(231条)が成立します。

2022年の法改正により、侮辱罪の罰則は「拘留または科料」から「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」へと大幅に強化されました。

業務妨害罪(刑法233条・234条)

相手の業務を妨げるような行為をした場合、「信用毀損罪」「威力業務妨害罪」として処罰されることがあります。

  • 同僚や取引先に「○○さんは横領している」など虚偽の噂を流す
  • 匿名で苦情メールや投稿を繰り返し、相手の評価を下げる
  • 職場で無視や圧力をかけて業務を遂行できなくする
  • 退職後も電話・メールで執拗に嫌がらせを続ける

信用毀損罪・偽計業務妨害罪(刑法233条)は、虚偽の情報を流して、企業や個人の信用を失わせると成立します。

また、暴言・脅迫・嫌がらせなど、相手を威圧して業務を妨害した場合は、威力業務妨害罪(刑法234条)が成立します。

ストーカー規制法・軽犯罪法

直接的な暴力がなくても、特定の人物に執拗につきまとう行為は、ストーカー規制法軽犯罪法に該当する可能性があります。

  • 職場や自宅周辺で待ち伏せする
  • SNSの投稿に執拗にコメント・DMを送る
  • 行動を監視するような内容を発言する(「昨日〇〇にいたね」など)

ストーカー規制法(平成12年法律第81号)は、特定の相手に継続的につきまとい、監視・連絡・待ち伏せなどを行う行為を禁止しています。

また、「他人の進行を妨げたり、つきまとう行為」は、一見小さな嫌がらせでも、継続性や悪質性があると軽犯罪法違反になる可能性があります。

民法709条:不法行為責任(損害賠償)

刑事事件として立件されなくても、民事上の不法行為として、大人のいじめに対し損害賠償請求を行うことも可能です。

  • 陰口や嫌がらせで精神的苦痛を受けた
  • SNSでの中傷により取引先を失った
  • 無視や排除行為によりうつ病を発症した

民法709条では、「故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害した者は、その損害を賠償する責任を負う」としています。

被害者は、慰謝料・治療費・休業損害などの請求が可能ですが、そのためには「加害行為の証拠」と「被害との因果関係」を立証する必要があります。

大人のいじめを受けたときの対処法

悩む女性

大人のいじめを放置すれば、心身の健康を損ね、職場での評価や人間関係に長期的な影響を及ぼす可能性があります。

もし被害を感じているなら、早めに行動を起こし、冷静かつ戦略的に対応することが大切です。

ここでは、大人のいじめ被害を受けたときに取るべき具体的なステップを紹介します。

冷静に行動し、毅然と対応する

いじめや嫌がらせを受けたとき、多くの人が「相手に言い返す」「黙ってやり過ごす」のどちらかを選びがちです。

しかし、感情的に反応することも、逆に我慢しすぎることも、相手を逆なでする可能性があるため良い対処法とは言えません。

加害者から直接的な暴言や不名誉な言動を受けた際には、「そのような言い方はやめてください」と、冷静に・短く・明確に伝えることがポイントです。

嫌がらせは通じないというメッセージを与えることで、いじめの抑止効果が期待できます。

感情を抑え、相手のペースに乗らないことを心がけましょう。

証拠を集める

大人のいじめに対して法的対応を取るためには、「いつ・どこで・何をされたか」を客観的に示す証拠が必要です。

有効な証拠の例としては、次のようなものがあります。

  • SNSやメール、チャットアプリのメッセージ履歴
  • 録音データ(暴言・脅迫など)
  • 現場の写真や映像(いたずら・監視行為など)
  • 目撃者の証言
  • いじめの日時・場所・内容を正確に記した記録

いじめの状況を時系列で整理し、客観的にまとめておくことがポイントです。

なお、録音や撮影を行う場合は、個人情報やプライバシーの扱いにも注意が必要になります。

不安な場合は、弁護士や探偵などの専門家に、証拠の集め方について相談すると良いでしょう。

職場の相談窓口や第三者に相談する

一人で抱え込まず、専門機関に相談することで、解決への道が開けます。

職場の相談窓口や労働組合のほか、厚生労働省「総合労働相談コーナー」や、NPO法人労働相談センター、自治体の相談窓口など、外部の公的機関を活用するのもよいでしょう。

相談センターや窓口では、精神的なフォローや法的アドバイスを受けることができます。

ただし、証拠収集や加害者の特定までは行っていないため、いじめを立証したい場合には、探偵などの異なるサポートが必要です。

探偵事務所へ調査を依頼するメリット

MERIT

大人のいじめ・嫌がらせ問題を解決できるかは、証拠の有無が大きく影響します。

加害者の行為を立証できなければ、どれほど深刻な被害を受けていても、警察や弁護士が動けないケースが少なくありません。

そこで活用したいのが、探偵事務所です。

探偵事務所に調査を依頼し、客観的な証拠を確保することが、いじめ解決の第一歩となります。

客観的な証拠を迅速に集められる

探偵は、行動調査、防犯カメラ映像の解析、SNS調査、盗撮・盗聴器発見、GPS発見などを、専門の機材と技術によって実施します。

  • 自宅や職場周辺で不審な人物がいる
  • 郵便物や車に悪質ないたずらをされている
  • SNSで匿名の中傷投稿が続いている

上記のようなケースでも、探偵の調査によって加害者の特定や行動パターンを把握することが可能です。

また、探偵が作成する調査報告書や証拠写真は、弁護士や警察が正式な資料として活用できます。

自力では入手困難な客観的証拠を、短期間で確保できる点が探偵の強みです。

証拠収集にかかる精神的な負担を軽減できる

いじめを受ける被害者の多くは「証拠を集めたいけど、怖くて動けない」「職場で顔を合わせるのもつらい」と感じており、自分自身で録音・撮影・記録を続けることは、精神的なストレスや恐怖心を伴います。

しかし、探偵に調査を依頼すれば、被害者自身がリスクを負わずに証拠を確保することが可能です。

探偵が中立的な立場で動くことで、被害者は安全な環境を保ちながら、心身の回復に専念できます。

調査の進捗は定期的に報告され、依頼者は必要なときだけ確認すればよいため、心理的な負担が軽減されるでしょう。

加害者を特定できる

匿名SNSや掲示板での中傷や、郵便物・車・私物へのいたずら、つきまとい行為、ポストや玄関前への不審物投函——このような「誰がやっているのか分からない」という状況も、探偵の調査によって明らかにすることが可能です。

探偵は、張り込み・聞き込み・デジタル調査など、状況に応じた複合的な手法を用いて、加害者の特定や行動証拠を裏付けることができます。

加害者が明らかになれば、具体的な対応に進むことができます。

大人のいじめに悩んだときの相談窓口

相談する2人

大人のいじめは、名誉毀損罪・業務妨害罪・不法行為など、法律違反に該当する場合も少なくありません。

被害が長期化している場合は、性格の不一致で済ませず、法的措置を視野に入れることも大切です。

当探偵事務所では、大人のいじめに関する法的対応に使える証拠の収集や、加害者の特定調査を行っています。

被害の実態を明らかにし、今後どのように対応すべきかを一緒に考えていきます。

大人のいじめでお悩みの方は、24時間対応の無料相談窓口よりご相談ください。

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    監修者・執筆者 / 山内

    1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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