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公開日: 2026/01/20
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 公開日: 2026/01/20

恋愛詐欺の手口と対処法│犯罪の見分け方から狙われやすい人の特徴まで

この記事の読了目安時間は約 2 分です。

恋心

相手の恋愛感情を逆手に取り、金銭をだまし取る恋愛詐欺が横行しています。

恋愛詐欺は恋愛感情を悪用するため、詐欺のなかでも被害に気づきにくく、被害額が膨れ上がる傾向にあります。

金銭を渡し、相手と連絡が取れなくなってから、詐欺に気づくパターンが多いです。

警察庁が発表しているSNS型のロマンス詐欺被害の実態(令和6年1月~6月の統計)は、以下の通りになります。

  • 男性の被害者は、全体の62.3%
  • 男性は50~60代、女性は40~50代の被害が半数を越えている
  • 接触ツールは男女ともにマッチングアプリが多い
  • 被害時の連絡ツールはLINEがほとんど(全体の92.9%)

本記事では恋愛詐欺師の手口から、その対処法まで幅広くご紹介します。

また、「恋愛詐欺かも……?」と疑わしいときに相談できる機関についても解説いたします。

引用:警察庁特殊詐欺対策ページ|SNS型ロマンス詐欺

恋愛詐欺(ロマンス詐欺)とは

カップルの後ろ姿

恋愛詐欺(ロマンス詐欺)は、「恋愛」を糸口にして信頼関係を作り、最終的に金銭や資産をだまし取る犯罪です。

マッチングアプリやSNSが普及した昨今、相手と一度も会わないまま関係が深まることも珍しくありません。

本章では、恋愛詐欺の定義、被害が増えている背景について解説していきます。

恋愛詐欺の定義

恋愛詐欺のポイントは「本当に恋愛していたかどうか」ではなく、最初から(または途中から)金銭を目的に近づき、支払わせる点にあります。

被害は送金だけにとどまりません。

個人情報を渡してしまう、性的な画像を送って脅される、周囲の人間関係が壊れるなど、生活全体に影響するケースもあります。

恋愛詐欺が増えている背景

恋愛詐欺が増えている背景には、次のような環境要因があります。

  • 出会いの場がオンライン化した(マッチングアプリ、SNSのDM、掲示板など)
  • 本人確認の難しさ(写真や肩書を盛っていても確かめようがない/なりすましが容易)
  • 国境を越えたやり取りが当たり前になり、海外口座・暗号資産などの送金手段も身近になった
  • 生成AIや翻訳ツールの普及で、自然な文章・大量のメッセージを送りやすくなった

結果として、「会ったことのない相手」とでも、毎日の連絡で深い関係に見える状況が作られやすくなっています。

恋愛詐欺の典型的な手口

手をつないだ恋人

恋愛詐欺は、行き当たりばったりではなく、ある程度「型」があります。

出会い→親密化→金銭要求→逃走という流れを知っておくと、途中で違和感に気づきやすくなるでしょう。

ここでは、被害相談で多いパターンを段階ごとに解説していきます。

接触:詐欺師との出会い

最初の接点は、日常の延長であることが多いです。

恋愛詐欺師との出会いは、以下のようなものになります。

  • マッチングアプリで「誠実」「結婚前提」を強調して近づく
  • InstagramやXで突然DMが来る(その際過度な褒め言葉や、共通点の強調をしてくる)
  • Facebook等で「知り合いかも」から始まり、親密になる
  • 「間違って送った」「偶然同じ趣味」など、警戒心を下げる導入をする

この段階では、相手はとにかく「感じが良い」ことが多く、疑う材料が少ないように近づいてきます。

信頼形成:距離を詰めるテクニック

接触後は短期間で距離を詰め、特別な関係を作るのが定石です。

  • 連絡頻度が高い(朝昼晩問わず、毎日であることも)
  • 早い段階で過度な愛情表現をしてくる(運命、唯一の理解者、結婚の話)
  • 悩みを共有して同情を誘う(離婚歴、家族の不幸、孤独など)
  • 「周りに言わないで」「2人だけの秘密」など、周囲への相談を遮る

恋愛詐欺の恐ろしさは、被害者が「自分の判断で信じた」と思ってしまうほど、丁寧に関係性を作る点にあります。

金銭要求:送金させる口実のパターン

信頼関係ができたころ、必ずと言っていいほど金銭の話が出ます。

名目は様々ですが、共通するのは「今すぐ必要」「あなたにしか頼れない」「すぐ返す」というものです。

  • 会うための費用を要求する:渡航費、交通費、ホテル代、ビザ費用
  • 緊急トラブルを装う:事故、病気、手術費、家族の医療費
  • 荷物・プレゼントをねだる:国際配送の関税、手数料、保管料(業者を名乗る第三者が出てくることも)
  • 仕事・事業の資金繰りを理由にする:一時的な立て替え、口座凍結の解除費用
  • 投資・副業に誘導する:暗号資産、FX、未公開株などに誘導し「一緒に資産形成しよう」と言う
  • ギフトカード要求する:コンビニで買える電子マネーやプリペイドを指定

特に、暗号資産や海外送金、ギフトカードは回収が難しくなりやすいため要注意です。

逃走:音信不通/追加請求/脅し

恋愛詐欺師は、金銭を受け取ったあと、多くの場合音信不通になってしまいます。

また、ここで「取り返したい」という焦りを刺激され、二次被害に遭うケースも少なくありません。

具体的には以下のような手口です。

  • 突然の音信不通、アカウント削除・ブロックをされる
  • 「最後にこれだけ払えば返金できる」と追加請求される(凍結解除料、弁護士費用、税金など)
  • 画像や会話履歴を盾にした脅しを受ける(晒す、家族に送る等)
  • “返金を手伝う第三者”が現れ、さらに金銭を取られる導線ができている可能性がある

この段階では、相手の言う「解決策」を信じず、まず証拠確保と公的・専門機関への相談が優先です。

恋愛詐欺の見分け方

怪しむ女性

被害事例には共通する“危険サイン”があります。

ここでは、送金や個人情報提供といった、取り返しのつかない行動を止めるためのチェックポイントを紹介します。

不自然なプロフィール・言動

次のような要素が重なるほど、恋愛詐欺の疑いは濃くなります。

  • 肩書が華やかすぎる(投資家、医師、軍関係、エリート企業、海外駐在など)わりに具体性がない
  • 日本語が不自然/定型文っぽい/質問への答えがずれる
  • 写真が「出来すぎ」ている(モデルのよう、同じ構図ばかり、生活感がない)
  • すぐに別アプリ(LINE等)へ移動させる
  • 住んでいる場所・勤務先・身元に関する確認を嫌がる

「一つだけ」では判断しづらくても、複数当てはまるなら警戒が必要です。

直前になって会えなくなる

恋愛詐欺の最大の特徴は、会う段階になると必ず会えない理由を提示されることです。

それらは二人の間で障壁となります。

会う約束をしても、当日や直前に「事故」「病気」「出張」「入国トラブル」などでキャンセルされたり、代替日の提案が曖昧であるといった状態が続きます。

「会えないのに関係性だけ深くなる」状態は、詐欺の温床です。

お金・投資・暗号資産の話が出てくる

恋愛関係のはずなのに、金銭の要求を「関係の証明」として求めてくる時点で危険信号です。

「少額でいいから」「一時的に」「必ず返す」といった言葉が多いのが特徴になります。

また、振込先が個人名であったり、海外口座である場合も、詐欺だと発覚したときに逃げおおせるための手段である可能性があります。

こういったときに、相手に「なぜ金銭を要求するの」と尋ねると、怒ったり拗ねたりして、被害者を急かせるのも恋愛詐欺師の常套句です。

狙われやすい人の特徴と心理

狙われやすい人

恋愛詐欺は、被害者の知識不足だけで起きるものではありません。

恋愛詐欺師は、人の感情が揺れる瞬間や、生活の隙間に入り込むのが非常に巧みです。

ここでは「なぜ自分が引っかかったのか」を責めるためではなく、次の被害を防ぐために、狙われやすい状況や心理メカニズムを整理します。

被害者に共通する傾向

被害相談で多いのは、生活の変化や孤独感が重なっている時期です。

転勤や引っ越しで周囲との距離ができた、離婚や死別で心細い、仕事や家庭のストレスが大きい、といったタイミングは、優しい言葉が深く刺さりやすくなってしまいます。

とはいえ、こうした要素がなくても被害は起こります。

恋愛詐欺師は相手の状況に合わせて「刺さる言葉」を選べるため、誰でもターゲットになり得ます。

詐欺師が使う「心理操作テクニック」

恋愛詐欺師は、過剰な愛情表現で短期間に依存心を作り、疑う余地を奪います。

さらに「誰にも言わないで」と言って周囲から孤立させ、早期の判断を促します。

金銭要求の場面では緊急性を演出し、考える時間を与えず、罪悪感を刺激して支払わせるのです。

優しさと冷たさを交互に出して追わせる手法もあり、受け手は「自分が悪かったから機嫌が悪いのかも」と感じてしまうことがあります。

認知バイアスの働き

被害が大きくなるほど「引き返せない」と感じるのは、意思の弱さではなく認知の癖(バイアス)が働くためです。

  • サンクコスト効果:時間やお金を使った分、やめにくい
  • 確証バイアス:信じたい情報だけ集めてしまう
  • 正常性バイアス:都合の悪い兆候を「大丈夫」と解釈する
  • 一貫性の原理:自分の選択を否定したくない

「疑っているのに信じてしまう」は珍しいことではありません。

だからこそ、早めに第三者へ相談し、客観視できる環境を作ることが重要です。

もし恋愛詐欺かもと思ったら

スマホでやりとり

違和感を覚えたら、感情より先に「お金と証拠」を守る動きが必要です。

恋愛詐欺師は、関係が崩れそうになると急に優しくなったり、逆に責め立てたりして、被害者を揺さぶります。

ここでは、送金前・送金後で優先順位の高い対応をまとめます。

送金前なら:確認・遮断・通報

最優先は送金しないことです。

そのうえで、相手のアカウント情報、表示名、アイコン、メッセージ履歴、通話履歴などを保存してください。

ブロックや退会の前にスクリーンショットで残すのがポイントです。

次に、ビデオ通話や身元確認を提案して反応を見ます。

強く嫌がる、怒る、話をそらす場合は危険度が上がります。

そして並行して、利用しているアプリやSNSの運営に通報し、必要ならブロックして距離を置きましょう。

最後に、家族や友人に相談し、状況を言語化して客観的な目を入れることが有効です。

送金してしまったら:返金可能性を上げる動き

送金後は、時間が経つほど回収が難しくなります。

銀行振込であれば銀行に連絡して組戻し等の可否を確認し、クレジットカードならカード会社へ連絡して相談します。

暗号資産の場合は難しいことも多い一方、取引所・交換業者への早期連絡が役立つ場合があるため、取引履歴や送付先アドレスを保存して動いてください。

あわせて、警察相談(#9110)や消費生活センター(188)、弁護士への相談も検討します。

重要なのは、相手からの追加請求に応じないことです。

「返金のため」と言われても、追加で支払えば被害が増える可能性が高いと考えてください。

二次被害(回復詐欺)に注意する

被害後に最も増えるのが回復詐欺であり、「取り戻せる」「相手を特定できる」とSNSやDMで近づき、調査費や手数料を名目に追加送金させる手口が典型的です。

焦りが強いほど判断が鈍るため、契約先の実在性、料金体系、解約条件、担当者の身分確認ができない相手には関わらないことが大切になります。

公的機関や弁護士など、身元と責任が明確な窓口から順に当たるのが安全です。

恋愛詐欺で探偵に依頼するメリット

調査

恋愛詐欺では、相手の情報が断片的で、何が事実か分からないまま時間だけが過ぎがちです。

探偵に依頼するメリットは、相手の素性や言動の整合性を「事実ベース」で整理し、次の手続きにつながる材料を作れる点にあります。

やり取りの時系列化、相手が提示したプロフィールの矛盾点の整理、相談・通報に必要な情報の取りまとめなど、被害者が自力では難しい「整理と証拠化」を支援できることがあります。

結果として、被害拡大の防止や、弁護士・警察などへの相談を進めやすくする土台になります。

また、調査は法令を遵守して行われるため、安心してお待ちいただけます。

恋愛詐欺でよくある質問(FAQ)

FAQ

恋愛詐欺はケースごとの違いが大きい一方、相談時によく出る疑問には共通点があります。ここでは恋愛詐欺にかかわる代表的な質問にお答えします。

Q1,恋愛詐欺と結婚詐欺の違いは?

恋愛詐欺は、恋愛感情を利用して金銭をだまし取る広い概念です。

結婚詐欺は、その中でも特に「結婚するつもりがあるように装って」金銭を引き出すニュアンスで使われることが多い言葉になります。

実際には定義が重なるケースが多く、呼び方よりも「だます意図」と「金銭移動の経緯」が重要になります。

Q2,恋愛詐欺の返金はできる?

可能性はありますが、送金手段と時間経過で大きく変わります。

銀行振込、カード決済、暗号資産、ギフトカードなど、ルートによって対応策が異なるため、まずは送金先や利用した金融機関等へ早急に連絡しましょう。

そして並行して、警察や弁護士に相談するのが現実的です。

証拠がそろっていない場合は、探偵事務所に依頼するのも効果的です。

なお、「返金のために追加で支払う」は二次被害の典型なので避けてください。

Q3,相手が外国人(海外在住)でも警察は動く?

相談は可能ですが、相手が海外にいる、送金先が海外口座・暗号資産である場合は、捜査や回収の難易度が上がる傾向があります。

そういった場合に、海外調査に長けている探偵事務所に依頼することで、状況が進展するケースもあります。

Q4,写真を送ってしまった/脅されている場合は?

脅されると、言われるまま追加送金してしまいがちですが、従うほど要求がエスカレートしていきます。

まずは脅しの文面ややり取りを保存し、プラットフォームへ通報してください。

緊急性が高い場合は110番、そうでなければ#9110への相談も選択肢として有効です。

弁護士に相談し、削除要請や法的対応を検討できるケースもあります。

あきらめず、信頼できる第三者に相談してください。

恋愛詐欺に悩んだら当探偵事務所にご依頼ください

背中合わせのカップル

恋愛詐欺は、被害者が「恥ずかしい」「自分が悪いのでは」と感じてしまい、相談に遅れが生じやすいです。

しかし、必要なのは自責ではなく、事実の整理と早期の対処になります。

違和感がある段階で動ければ、被害拡大を止められる可能性も高まります。

当探偵事務所では、現在の状況を丁寧にヒアリングし、相手情報ややり取り、送金経緯などを整理したうえで、法令を遵守した範囲で調査・助言を行います。

「相手が実在するのか確信が持てない」「会う話になると必ず流れる」「送金してしまった」など、どの段階でも構いません。

ひとりで抱え込まず、早めにご相談ください。

監修者・執筆者 / 山内

1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ

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