
近年、SNSやマッチングアプリを通じたやり取りの中で急増しているのが「セクストーション(性的脅迫)」です。
相手に裸の写真や動画を送らせ、それを盾に「家族や友人に拡散する」「インターネットに公開する」と脅して金銭などを要求する手口で、誰にでも起こり得る事案です。
セクストーション被害の手口は巧妙で、気づかないうちに被害者となってしまう可能性があります。
被害に遭えば精神的な苦痛だけでなく、経済的な損失にもつながりかねません。
また、加害者の匿名性が高く、対応が困難なため、事前の予防策と早期対策が重要となります。
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セクストーション(Sextortion)とは、性的な画像や動画を利用した脅迫行為です。
「Sex(性的)」と「Extortion(恐喝・ゆすり)」を組み合わせた造語で、近年、SNSやオンラインチャットを通じて世界的に急増している犯罪のひとつです。
セクストーションは国際的な犯罪グループによる組織的な手口も多く、日本国内で被害に遭っても、加害者が海外にいることがあります。
また、加害者は匿名のため、個人で解決するのは非常に困難です。
セクストーションの被害者は、未成年から社会人まで幅広く存在します。
特に、以下の特徴を持つ場合は、加害者から狙われやすい傾向にあります。
セクストーションの目的はさまざまですが、主に金銭もしくはデータ(画像・動画)が要求されます。
中でも、若い女性の性的画像・動画はポルノコンテンツの商品となるので、お金よりもデータを要求されることが多いです。
セクストーション被害は、携帯電話が普及し始めた2000年代から確認されていますが、電子マネーや送金アプリが発達した近年、急速な拡大を見せています。
日本では、まだセクストーションへの理解が浅く、被害に遭っても気づかない人や、一人で抱え込んでしまう人も少なくありません。
まずは、「これは犯罪かもしれない」「自分も被害に遭っているかもしれない」という意識を持つことが、被害の予防への第一歩となります。

加害者は親しげに近づき、恋愛感情や好奇心を利用して被害者を安心させ、性的な画像や動画を送るよう誘導します。
そして、送られたデータを利用し、脅迫に発展するのが、セクストーションの典型的な流れです。
ここでは、セクストーションの手口と危険性を見てみましょう。
セクストーション被害は、主にSNSやマッチングアプリで発生します。
最初、加害者は友好的な態度で近づき、被害者との距離を縮めようとします。
そして、「秘密にするから大丈夫」などと安心させて、裸の写真や動画を送らせます。
あるいは、「お互いに見せ合おう」とビデオ通話に誘導し、その様子を無断で録画するというケースもあります。
加害者が元恋人や友人である場合は、以前撮影された画像・動画を使って脅迫に及ぶことも少なくありません。
セクストーションでは、「写真や動画を家族や友人に送る」「SNSで公開する」などと脅し、金銭やデータなどを要求されます。
被害者はプライバシーが暴かれる恐怖から冷静な判断ができなくなり、相手の要求に従ってしまいます。
中には、「数時間以内に送金しなければ拡散する」とタイムリミットを設けて、心理的に追い込むケースもあります。
加害者とのやり取りの中で、不正アプリをインストールしてしまい、アプリ経由で端末内のデータが抜き取られ、友人や家族の連絡先がバレてしまうことがあります。
加害者から「〇〇さんに画像を送る」「家族の連絡先を知っている」といった具体的な名前を挙げて脅されるため、被害者は要求に応じざるを得なくなります。
抜き取られたデータは、セクストーション以外の犯罪にも悪用される可能性があるので注意が必要です。
ときには、実際には情報を知らなくても、ハッキングしたと見せかけて脅迫してくるケースもあります。
セクストーションでは、加害者が被害者の弱みを握っている状況にあるため、一度要求に応じると脅迫がエスカレートする可能性が高いです。
また、加害者との関係を断ち切れず、被害が長期化しやすいという特徴もあります。
若い男女がターゲットとなる場合、一度に要求される金額は少額ですが、長期化することより数百万円の被害に及ぶケースも珍しくありません。
加害者に渡った画像や動画は、たとえ相手の要求に従っても削除されるとは限らず、繰り返し脅迫の材料にされるケースが多く見られます。
金銭を支払ったり、さらなる過激な画像を送付したりしても、すべては加害者の思うつぼで、事態は悪化するばかりです。
さらに、自分の知らないところで入手された画像が転売されたり、違法サイトにアップロードされたりして、商売の道具として流通してしまうことも少なくありません。

セクストーションは、一度巻き込まれると、精神的にも経済的にも大きな負担を抱えることになります。
だからこそ、被害を未然に防ぐことが何より重要です。
ここでは、基本的なセクストーションへの対策を紹介します。
セクストーションで最も重要な対策は、「送らない」「撮らせない」というシンプルなルールを守ることです。
たとえ信頼している恋人や友人であっても、関係が悪化した際に悪用される可能性はゼロではありません。
「断ったら嫌われるかもしれない」という不安を抱く人もいますが、一度渡してしまった画像や動画を取り戻すことは困難です。
当初は軽い気持ちで撮影したものであっても、インターネット上に拡散されれば、将来の進学・就職・人間関係に深刻な影響を及ぼしかねません。
特に、顔や体が特定できる画像・動画を相手に渡すことは、将来的に大きなリスクとなります。
セクストーションの加害者は、SNSやチャットを通じて接触してきます。
「かわいい写真を見てほしい」「秘密で仲良くなりたい」といったメッセージは、典型的な誘い文句なので注意してください。
特に、海外から届く不自然な英語のDMや、露出度の高い投稿を繰り返すようなアカウントは、詐欺グループの可能性が高いと考えましょう。
少しでも怪しいと感じたら、やり取りを控えて無視することが一番です。
「このアプリに写真を載せたからインストールして」「このアプリでチャットしよう」などと言い、不正アプリへ誘導するケースも多発しています。
このような怪しいアプリは、個人情報を抜き取られたり、マルウェアを仕込んで端末を乗っ取られたりする可能性が高いので危険です。
公式ストア以外から配布されているアプリや、開発元が不明なアプリは、決してインストールしないようにしてください。
加害者との接点を減らすためには、日常的にできるセキュリティ対策も重要です。
強力なパスワードを設定し、二段階認証を導入すれば、万一データを抜き取られてもアカウントの乗っ取りリスクを大幅に減らせます。
また、セキュリティソフトを導入し、端末を常に最新の状態に保つことも忘れないようにしましょう。
SNSの公開範囲を限定することも、個人情報を守る有効な手段です。

セクストーションの被害に遭ったとき、多くの人は冷静さを失ってしまいます。
加害者はその心理を利用し、短時間で金銭や追加の画像を要求してきます。
しかし、ここで慌てて相手に従ってしまうのは危険です。
大切なのは、加害者の要求に応じず、冷静に証拠を残し、専門機関に相談することです。
「セクストーションに遭っているかもしれない」と思ったら、加害者とのやり取りを証拠として残しましょう。
このような情報を、日時がわかる状態でスクリーンショットで保存します。
画面録画機能を使えば、相手とのやり取り全体を記録できます。
証拠がなければ警察が対応しづらくなるため、可能な限り詳細に残すことが重要です。
加害者をブロックしてしまうと、証拠が失われたり、加害者が別のアカウントで接触してきたりする可能性があります。
また、加害者が感情的な場合、逆上して拡散される可能性も否めません。
身の安全を守り、証拠を収集するためにも、連絡可能な状態を維持しておきましょう。
ただし、加害者からの要求には返答せず、「証拠を集める」という意識で、状況を見守ることがポイントです。
セクストーションは国際的な犯罪グループが関わるケースも多く、個人の力で解決するのは非常に困難です。
家族や友人に打ち明けにくいときは、NPO法人などのホットラインに電話をかけると、相談することができます。
被害額が大きい、証拠があるといった場合は、警察に相談することも検討しましょう。
「証拠を集めたい」「画像や動画の行方を知りたい」というような実務的なサポートがほしい場合は、探偵事務所に調査を依頼するのも有効です。

セクストーション被害に遭ったとき、「自分の写真や画像が拡散されているかもしれない」と不安を抱えることになります。
このような場合は、探偵に調査を依頼すると、事態を客観的かつ的確に把握することが可能です。
探偵は事件性がなくても調査できるので、警察が対応してくれない段階でも相談できるというメリットがあります。
当探偵事務所は、セクストーション被害に関する調査にも精通しており、次のようなサポートを行っています。
セクストーションは、対策が早いほど被害の拡大を防ぐことができます。
一人で抱え込まず、専門機関に相談し、冷静に状況を確認することが何より大切です。
当探偵事務所では、秘密厳守を徹底しながら依頼者の不安に寄り添い、最適な解決策をご提案しています。
セクストーション被害でお困りの方は、24時間相談窓口よりお気軽にご相談ください。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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