
美人局とは、男女が共謀して他者から金品をゆすり取る行為のことです。
とある女性と親密になったところで、夫を名乗る男性があらわれ、不貞行為を理由に金銭を要求されるケースがほとんどになります。
適切な対応を取らなければ、被害は手に負えないほど大きくなってしまいます。
しかし、美人局に遭遇した被害者は、後ろめたさや恥ずかしさから泣き寝入りしてしまうことも。
本記事では、美人局から不倫をしていると脅迫された場合の対処法について解説します。
また、慰謝料の有無などについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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美人局(つつもたせ)とは、男女(夫婦)が示し合わせて、女性が第三者の男性と性的関係を持ち、その後に男性が女性と関係を持ったことに対して因縁をつけ、慰謝料などの金品を要求するもので、一種のゆすり行為です。
もし、親密になった相手が美人局であった場合、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、美人局に引っ掛かったと気づいた場合の対応策を解説します。
美人局の多くは相手の動揺につけ込み、即座の支払いを迫ることで判断力を奪おうとします。
突然「慰謝料を払え」などと言われると焦りが生まれますが、その場で金銭を渡してしまうと弱みを握られ、要求がエスカレートする恐れがあります。
また、一度支払ってしまうと「払える人間だ」と認識され、追加の金銭要求が続くケースが多く報告されています。
不倫の有無に関係なく、脅迫まがいの請求は法律上の正当性がないため、支払う必要はありません。
相手がどれほど強い口調で迫ってきても、その場で財布や口座情報を見せないようにしてください。
まずは冷静さを保ち、その要求自体が違法の可能性があることを理解しておきましょう。
美人局とのトラブルでは、「脅迫の証拠」が極めて重要です。
会話の録音やメッセージのスクリーンショットは、相手が不当な金銭要求を行っていたことを示す有力な材料になります。
スマホでの通話は録音アプリを使えば簡単に保存できますし、LINEやSNSの履歴もすぐにバックアップできます。
証拠を保存しておくことで、被害を抑止できる可能性が高まります。
焦りがちな状況ですが、後々の返金請求や警察相談の際に大きな力になるため、証拠確保を最優先に行うことが大切です。
美人局は不安を煽るために、執拗に連絡を続けてくるケースがあります。
電話やメッセージを返してしまうと、相手との関係が続き、精神的に追い込まれる危険が高まります。
相手とのやりとりは証拠として残りますが、返信する必要はないため、一方的に連絡を断っても問題ありません。
また、複数人で待ち伏せしてくるケースや、尾行して居場所を突き止めようとする手口も存在します。
安全を最優先に考えるなら、無理に移動せず、安全な場所に留まることが大切です。
恐怖を感じた場合は、第三者に状況を伝え、静かな環境で落ち着いて次の行動を考えることが、被害を広げないための効果的な対策になります。
美人局のトラブルは、個人の判断で対応すると状況が悪化しやすい傾向があります。
弁護士に相談すれば、法的な立場を整理し、対応方針を明確にしてもらえます。
また探偵は、相手の素性調査や実際の行動確認など、美人局の手口を明らかにするための調査を得意としています。
早い段階で専門家に介入してもらうことで、相手の不当な行動を抑止でき、追加被害を防ぎやすくなります。
不安を抱えたまま対処しようとすると、気づかないうちに状況が深刻化するため、できるだけ早く専門家に相談するようにしましょう。

美人局には、いくつかの典型的な手口が存在します。
どのように相手が近づいてくるかを理解しておけば、美人局による被害を事前に防げるかもしれません。
ここでは、美人局を疑うべき手口と、不倫で狙われやすい理由について解説します。
現代の美人局はSNSやマッチングアプリを巧みに利用します。
魅力的なプロフィールや写真で接触を図り、しばらく関係を構築した後、実際に会う約束を取り付けます。
その際、突然「恋人や夫が現れる」といった状況を作り、相手を焦らせるのが典型的な手口です。
多くの場合、金銭を請求する前段階として、心理的圧力を与える演出が行われます。
ここで覚えておきたいのが、アプリやSNS上でのやり取りの内容は、後々証拠として活用できるということです。
そのため、やり取りは削除せず保存しておくことが重要になります。
美人局の手口のひとつとして共謀している男女が、「偶然を装った修羅場」を演出することがあります。
例えばホテルの前での待ち伏せや尾行、突然の乱入などが典型的な手口です。
このような状況を作ることで、被害者に強い動揺と恐怖を与え、金銭要求を飲ませようとします。
重要なのは、この演出が完全に計算されている点で、偶然ではないことです。
現場で混乱すると、冷静な判断が難しくなり、相手の言いなりになりやすくなります。

本章では、美人局を見破るポイントを3つ紹介します
美人局かどうかを見極めるためには、相手の行動の不自然さに注目することが重要です。
例えば会う場所を極端に限定したり、スマホを常に手放さなかったりする場合、何かを隠そうとしている可能性があります。
具体的に会う場所を指定するのは、できるだけ人気のない場所に誘導するためであり、恐喝・恫喝行為の目撃者を作らないための手段です。
そして、スマホを手放さないのは、共謀相手との連絡を隠すためであることが考えられます。
こうした行動パターンは、美人局の手口としてよく使われ、脅迫や金銭要求に結びつくことがあります。
美人局は、会った直後に金銭を要求するケースが非常に多く見られます。
突然「慰謝料を払え」と言い出したり、普段の態度から急に冷たくなる場合、計画的な脅迫の可能性があります。
このような不自然な変化は、被害者を心理的に追い込み、支払いに応じさせるための典型的な手口です。
出会った瞬間の行動や言動を記録しておくことで、後々の法的対応や専門家相談に役立ちます。
美人局は具体的な証拠を示さずに「不貞行為の証拠がある」と脅すケースが多くあります。
これは心理的圧力を与え、相手に金銭を支払わせるための手口です。
曖昧な脅し文句は、証拠の有無を確認できないため、被害者が恐怖や焦りを感じやすくなります。
この段階で相手に屈してしまうと、要求はエスカレートするリスクが高まります。
重要なのは、具体的な証拠を提示できない時点で、脅しに対する法的に根拠が薄い可能性が高いと認識することです。
メッセージや通話の記録を保存し、後で専門家に相談できる状況を作ることが大切です。

既婚者が不倫をした場合、民事的責任に問われ、その不倫相手にも慰謝料を請求することが可能です。
しかし、不倫の事実があったとしても、美人局側が違法になるケースがほとんどといえます。
美人局側が罪に問われる理由について詳しく解説します。
不倫は民事上の責任問題であり、慰謝料の対象にはなるものの、脅迫や恐喝は刑事事件として扱われる全く別の問題です。
不倫を理由に「払わなければ公開する」「今すぐ慰謝料を渡せ」と迫る行為は、法的根拠のない違法な金銭要求に該当します。
また美人局では、妻の不倫を夫が黙認し、むしろ金銭目的で利用しているケースが多く見られますが、この場合、夫婦は精神的苦痛を受けておらず不法行為が成立しないため、慰謝料請求の前提そのものが崩れます。
つまり美人局の加害者側が行う金銭請求は、民事・刑事の両面で正当性がないため、応じる必要は一切ありません。
美人局が不倫を理由に金銭を請求してきた場合、その根拠が正当でなければ犯罪行為として成立する可能性があります。
例えば慰謝料とは無関係に「脅迫金」を要求する場合、これは明確な恐喝行為です。
法律上、請求の根拠が曖昧であったり、相場とかけ離れた金額であれば、拒否しても問題ありません。
不当な要求に応じる必要はなく、正しい対応を知ることが被害を抑えるポイントです。
美人局が提示する金銭要求が、一般的な慰謝料相場を大きく逸脱している場合、法的には無効化されやすくなります。
これは、過大な請求は正当な請求とは認められないためです。
例えば、通常の不倫慰謝料が数十万~数百万円程度であるにも関わらず、突然法外な金額を要求されても応じる必要はありません。
こうした場合、請求自体が違法である可能性が高く、拒否することが可能です。

美人局との不倫行為に乗じて慰謝料を要求された場合、支払う必要はあるのでしょうか。
ここでは、慰謝料請求が有効になる条件とともに、ほとんどのケースで支払う必要がないことについて解説します。
美人局の手口で、突然「夫や妻が来た」と演出される場合があります。
仮に、現れた人物が本物の配偶者でない場合、慰謝料請求は法的に認められません。
慰謝料が成立するためには、実際に婚姻関係が存在し、かつ不倫の事実による精神的損害が証明される必要があるためです。
つまり、偽装された状況では、請求自体が無効であることがほとんどです。
そのため、被害者は焦らず、状況証拠や相手の身元を確認することが大切になります。
美人局が不倫を理由に請求する金銭は、ほとんどの場合支払う義務はありません。
脅迫や恐喝が成立している場合、支払いはむしろ違法行為に加担することになります。
慰謝料請求の有効性は、請求者が正当な権利を有する場合に限られるため、美人局からの請求は例外的に無効です。
万が一、美人局に金銭を支払ってしまった場合でも、諦める必要はありません。
支払った金銭を回収できる可能性があるためです。
まずは、支払った経緯を記録し、可能な限り証拠を集めましょう。
また、弁護士や警察に相談し、返金請求や被害届の提出など、法的手続きを検討するのもおすすめです。
警察は脅迫や恐喝の明確な証拠があれば動いてくれる場合があります。
しかし警察は、直接金銭の回収をしてくれるわけではないため、被害回復のための法的手続きを検討するなら弁護士に相談しましょう。
弁護士に依頼すれば、返金請求や示談の交渉も適切に進めてもらえます。
支払ってしまった場合でも、正しい手順を踏めば取り戻せる可能性があるため、できるだけ早く対応することが重要です。

相手が美人局だった場合、こちらが被害を主張できる可能性があります。
ここでは、こちらが被害者であることを立証できる証拠の集め方について詳しく解説します。
美人局を加害者として立証するためには、会話ややり取りの記録が非常に重要です。
基本的に、通話内容は録音するほか、LINEやSNSのメッセージも削除せずに保存しておきましょう。
特に、相手が恐喝や脅迫文言を発した場合は、そのまま証拠として残すことで後の法的対応に役立ちます。
録音やスクリーンショットは、裁判や警察相談の際に信頼性のある証拠として扱われます。
焦って記録を消去したり、改ざんしたりしてしまうと、証拠能力が損なわれるため注意しましょう。
正しい方法で記録を残すことが、美人局トラブルを安全に解決する鍵となります。
美人局が演出した現場の状況を証明するためには、目撃証言を集めることが有効です。
また、被害時の状況や相手の行動を証明できれば、恐喝や脅迫の事実を立証する材料となります。
証言を時系列で整理することで、修羅場の演出や不自然な行動パターンを示す証拠になります。
ただし目撃証言を集めるには、途方もない労力がかかります。
目撃証言の収集は、聞き込みのプロである探偵に依頼することがおすすめです。
この手順を踏むことで、美人局に対する法的対応がスムーズになります。
現場で起きた出来事を時系列で整理し、メモとして残しておくことも、証拠として活用できます。
誰がどこで何をしたか、時間や順序まで詳細に記録しておくと、後々の立証に役立ちます。
出来事を記憶だけに頼ると、心理的負担や混乱により不正確になる可能性があるため、手書き・デジタルを問わず、メモとして日付や時間を明確にしておくことが重要です。
日常の行動や連絡のやり取りも記録しておくことで、再発防止やトラブル解決につながるでしょう。

美人局とのトラブルが発生した場合、弁護士や探偵に対応を依頼するのがおすすめです。
ここでは、美人局トラブルに強い相談先や、専門家の選定方法について解説します。
美人局のトラブルでは、刑事・民事両方の対応が可能な弁護士に相談することが重要です。
専門知識を持つ弁護士は、脅迫や恐喝に対して法的にどう対応すべきかを具体的に示してくれるでしょう。
また、慰謝料請求の正当性や過大請求の無効化、返金請求手続きのアドバイスも得られます。
弁護士を選ぶ際は、美人局や不倫トラブルに関する経験の有無、解決実績、相談者の立場を慮った提案力を基準にするのがおすすめです。
弁護士にできるだけ早く相談することで、被害が拡大する前に適切な対応策を講じられるでしょう。
探偵は尾行や聞き込み、加害者の素行調査などといった証拠収集を得意としています。
美人局の事例では、現場での修羅場演出や尾行、複数人での関与などを立証する際に大きな力を発揮します。
録音や映像だけでは不十分な場合、探偵が現場状況を詳細に記録した報告書があれば、その後の対応に活用できる証拠となります。
また、美人局は同じ手口で他の人間もカモにしている場合があります。
そういった際に、同じ境遇にある被害者からの証言を収集することも可能です。
美人局による脅迫や恐喝は警察に相談すれば対応してもらえる場合があります。
ただし、警察が動けるのは証拠が明確で、脅迫行為が具体的に確認できるケースに限られます。
曖昧な脅しや証拠が不足している場合は、警察の対応が難しく、現場での直接介入は期待できません。
このため、事前に通話録音やメッセージ、映像などの証拠を整えておくことが重要です。
専門家と連携しながら適切なタイミングで相談することが、トラブルの早期解決につながります。

相手からの脅迫・恐喝行為への対応や、今後のトラブル防止のための具体的な対策について解説します。
美人局被害が再発しないためのポイントをご紹介します。
プロフィール写真や自己紹介が過剰に魅力的で、現実味に欠ける場合は注意が必要です。
連絡のやり取りで、すぐに個人的な情報を聞き出そうとしたり、会うことを急かす場合も警戒すべきサインになります。
また、第三者が突然登場する設定や演出がある場合も、美人局の可能性があります。
美人局は心理的弱点を利用し、金銭要求や脅迫の材料にします。
「お前が不倫相手だろう!!証拠はある!」と脅して、相手にプレッシャーをかけることにより、金銭を奪います。
心理的要因を理解することで、冷静に行動できる意識が生まれます。
焦って支払ったり、感情に流されたりする前に、証拠を確保し専門家に相談することを検討しましょう。
美人局被害を防ぐためには、日常の行動管理とデジタル対策が欠かせません。
連絡先やメッセージの管理を徹底し、不審な人物やアカウントとは接触を避けるようにしましょう。
また、スマホやパソコンの履歴を整理し、重要な証拠は削除せずに安全に保存しておいてください。
なお、SNSでの過剰な情報公開や、マッチングアプリでの軽率なやり取りはリスクを高めます。
定期的に自分の行動や接触履歴を確認する習慣をつけることで、再発防止につながります。
デジタル対策と行動管理を組み合わせて、安全な環境を整えることを意識しましょう。

美人局による不倫トラブルは、放置すると被害が拡大するリスクがあります。
脅迫や金銭要求があった場合は冷静に行動し、相手の要求に応じず証拠を確保することが重要です。
通話録音やメッセージの保存、目撃証言、時系列でのメモなどは、後の法的対応や専門家相談に不可欠な材料となります。
また、弁護士や探偵など信頼できる専門家に早期相談することで、慰謝料の不当請求を無効化したり、返金手続きを進めることが可能です。
ファミリー調査事務所では、美人局被害の調査や証拠収集も行っており、被害を証明するためのサポートが可能です。
脅迫や不当請求への対応に迷った際は、まずは当探偵事務所へお気軽にお問い合わせください。
専門のスタッフが状況を丁寧に確認し、調査依頼から法的対応までサポートします。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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