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公開日: 2024/03/03 最終更新日: 2024/03/11
セキュリティガイド洗脳トラブルサポート関連記事
 公開日: 2024/03/03 最終更新日: 2024/03/11

コーチングによる洗脳・マインドコントロールの危険性を解説

「コーチング」というものをご存じでしょうか。

近年、新しい人材育成のやり方として用いられている手法です。

企業が外部から専門家を招く場合もあれば、個人単位でコーチングを行なう人の下で指導を受けるパターンもあります。

まだまだ新しい人材育成の形ということもあり、「怪しい」「うさんくさい」という声も少なくありません。

実際に、コーチングによる洗脳・マインドコントロール被害を受けた事例も報告されています。

悪徳なコーチングによる被害を受けないためには、どうすればいいのでしょうか。

もし周りにコーチングを受けてから様子が変わった方がいれば、当探偵事務所にご相談ください。

この記事では、コーチングによる洗脳・マインドコントロールの危険性や対処法をご紹介します。

執筆者 / 藤井 ケイティン  2024年3月3日

1991年生まれ。オンライン上のトラブルや盗聴盗撮などの機械系調査を専門とする。机の上には常時スナックスティックが置いてある(笑)監修者ページ

目次|

1-コーチングとは?

会話する2人の男

コーチングという言葉を、まだまだ聞き慣れていない方も多いでしょう。

世間一般に浸透していないから怪しさを感じてしまう場合も少なくないはず。

まずはコーチングについて理解を深めることが、対策を講じるために必要です。

目標達成のための助言

コーチングとは、目標達成のためにコーチという専門家が理想の実現を援助する人材育成方法です。

主なやり方としては、相手の意思に問いかけるコミュニケーションに主軸を置いています。

そのため、目標達成に必要なことを教えるのではなく、自分自身で気付かせるやり方がメインです。

人の目標達成の道のりにはさまざまな分岐点があるため、一つの道筋が正しいとは限りません。

その人にしかない唯一無二の正解を見つけ出す必要がありますが、そこに至る道のりは本人しか辿れないもの。

本人が見つけ出した目標達成までの過程で生まれる課題に対してアドバイスするのが、コーチングの本質といえます。

ティーチング・カウンセリングとの違い

コーチングと同じような人材育成方法に、ティーチングとカウンセリングがあります。

どれも専門家と相談者とのやり取りを行なうことに変わりありませんが、それぞれ異なるものです。

ティーチングとの違い

ティーチングとは目標達成に必要な知識を教えるもので、道筋を自分で決めさせるコーチングとは方法論が大きく異なります。

また、コーチングは同じ目線に立ってやり取りするのに対し、どうしても上から下というトップダウン型の教育構造になるのも決定的な違いです。

相談者の中で、具体的にどんな知識やスキルを身に着けたいか明確な時に有効なのがティーチングといえます。

カウンセリングとの違い

カウンセリングは、専門家と相談者が同じ目線に立つ構図はコーチングと同じです。

しかし、カウンセリングは悩みの解決まで寄り添い続けるもので、目標達成がゴールとなるコーチングとは異なります。

一応悩みの解決がゴールではありますが、明確な目標は設定せずに悩みを聞き続けるものです。

2-コーチングに危険性があると言われる理由

注意マークを持つ男

新しい人材育成方法であるコーチングですが、怪しさを感じる意見も少なくありません。

なぜコーチングに危険性があると言われるのでしょうか。

宗教っぽさがある

コーチングによって自らに必要な要素を引き出されていくと、だんだん「この人の言うことを聞いておけば大丈夫」という勘違いが生まれる可能性もあります。

こうした特定の個人に依拠する状況が、はたから見れば宗教のように感じられるのかもしれません。

そもそも、コーチングの本質としては自分自身で目標達成に必要な要素を見つけ出すこと。

特定の誰かの言葉に依存するのは、もはやコーチングの本質から外れていると言えるでしょう。

自覚して修正できれば問題ありませんが、そうでない場合は外からの働きかけが必要になってきます。

無形サービスだから

コーチングでは特に教材などは用意されず、基本的にはコーチとの会話がメインです。

そのため、費用を払っても手元に物が残るわけではない点が怪しい印象に繋がるのでしょう。

ティーチングのように目標に向けた明確な解決策を提示する形式なら、効果測定による成果の検証も可能です。

しかし、コーチングはあくまでも解決策を自分で見つけ出すことを促す形式のため、効果の検証が難しい一面も。

見つけ出した解決策もあくまで自分で見つけた形式なので、もし失敗してもコーチ側の責任問題とはなりにくいためコーチ側のリスクが少ない点も懸念点になるでしょう。

実態が知られていない

そもそもコーチングに対する理解の少なさが、怪しさの根本にあるパターンもあります。

カウンセリングは市民権を得ている印象ですが、コーチングに関しては歴史も浅く、何をするのかも知られていません

もっとさまざまな企業がコーチングを取り入れて広まれば、怪しさも和らぐでしょう。

しかし、それにどれほどの時間がかかるのかは未知数です。

勧誘される恐れがある

無料お試しの後、二回目以降から有料になるのがコーチングのよくあるビジネスモデルです。

コーチ側も商売をしているため、有料コースを勧めるのは自然なことではあります。

しかし、無理矢理な勧誘を行なっていたり、知人の紹介をしつこく頼まれるケースも存在するようです。

こうした被害を受けた方の話が広まり、「コーチング=怪しい」という認識が生まれたのかもしれません。

コーチングとは自発的な行動を促すのが本質なので、もし何かを強いるコーチがいたらすぐ離れましょう。

詐欺被害の可能性がある

コーチングの方法は人それぞれ異なるため、唯一無二のやり方がいくつも存在します。

そのため、他人から聞いた評判とは異なる部分がどうしても生じ、その違いが詐欺の誤解を生むのかもしれません。

ですが、もしコーチが自らの持論を語るのに終始したり、考えの誘導や否定を行なった場合は詐欺の手法にかけようとする可能性があります。

コーチが自らの考えを押し付けるのはコーチングの本質に反するため、少しでも押し付けがあった場合は疑いの目を持ちましょう。

「コーチ」の資格は不要

コーチングを行なうコーチには、資格が存在しません

民間の資格はありますが、どれも開業に必須ではありません。

つまり、誰でも今すぐにコーチを名乗れてしまうのです。

このような現状が続く限り、悪徳なコーチングを行なう人が紛れ込む可能性は否定できません

3-コーチングで洗脳・マインドコントロールに遭う人の特徴

女性を叱る男

コーチングで洗脳・マインドコントロールを目論む人は、決まって相談者の自主性を否定してきます。

そこを見抜けずに悪徳コーチの指導を受け入れると、洗脳被害を受ける可能性もあるでしょう。

どのような人が、悪徳コーチングの魔の手にハマってしまうのでしょうか。

起業や独立を目指している

起業や独立を志す人は、誰にも頼れない道を進むためどうしても強い不安を抱きます。

そのような人が、助言を求めてコーチングを利用することが多いです。

しかし、不安な気持ちが強まっているため、どうしても洗脳被害を受けやすい状況でもあります。

助言をそのまま素直に受け入れた結果、洗脳状態になることも十分あり得るでしょう。

起業・独立で道が見えない状況でも、コーチングの「道を見つけ出すための助言」という本質は見失わないようにしましょう。

不労所得を得たいと思っている

不労所得を得たいと考える人は、今の仕事に疲れていたりストレスから解放されたいという思いが強いです。

こうした状態でコーチングを受けると、心理的に楽だと感じる方向に流れてしまいがちになります。

口八丁でメリットを並べられ、その通りに動いた結果、詐欺や洗脳被害に遭ってしまうことも。

気持ちを穏やかにできる方向に向かってしまうとは思いますが、まずは自分の目標達成を第一に考えましょう。

夢や進路を挫折した経験がある

目指していた夢や進路を諦めて、新しい道を進もうとする人も注意が必要です。

心機一転した状況は、新しく学ぶことをすべて吸収しようとする思いが強くなるもの。

しかしこのタイミングは、自分に不利益を被る内容でも何の疑いもなく受け入れてしまいやすいです。

気づいたら洗脳・マインドコントロールの術中にハマっている可能性もあるため、警戒心を持ちましょう。

現状を変えたいと強く思っている

「今置かれている現状を変えたい」という思いはとても良いものですが、焦りすぎは禁物です。

報の取捨選択をせずに次々取り入れてしまうと、目標に必要のない情報まで鵜呑みにしてしまいがちになります。

それが洗脳・マインドコントロール目的で教えられた情報であるなら、被害を受ける可能性が高まります。

状況を変えるにはある程度の時間はかかるものと受け止め、地に足をつけて情報を選び抜きましょう。

子育てが落ち着いて自分の時間が増えた

子どもがある程度成長して、自分の時間が増えたタイミングも悪徳コーチングの魔の手にかかりやすいです。

子育てにかけていた気持ちが子どもの自立に伴い空いてしまった分、持てるエネルギーを他のことに使おうと張り切る気持ちもあるでしょう。

そのようなタイミングで怪しいコーチングを受けると、間違った方向に進んでしまうことも。

洗脳による大きな被害を受けて引き返せなくなる前に、まずは自分がどうしたいか明確にして何が必要なのか見定めましょう。

4-怪しいコーチングを見抜くポイント

バインダーを持って指を指す男性

特にコーチングを初めて受ける場合だと、怪しいコーチングの見分け方がわからない人ばかりでしょう。

洗脳・マインドコントロール被害を避けるためにも、怪しいコーチングを見抜くポイントを理解しておきましょう。

扱うテーマが抽象的

コーチングで扱われるテーマについては、それぞれのコーチで得手不得手があります。

自分が目指す方向に沿ったコーチに就いてもらえば、効果的なコーチングが行なえるでしょう。

逆に言えば、誰にでもあてはまる内容でコーチングを行なうのは無理と言わざるをえません。

もし下記のような抽象度の高いテーマを扱うコーチングは怪しいです。

  • 運がよくなる
  • 幸せを掴み取る
  • 巨額の富を手にする
  • など

即契約を勧められるか

コーチングを選ぶ場合は、お試し体験を経てから契約するかどうかを決めるのが正常な流れです。

また、コーチングの性質上どうしても合う合わないという違いは出てくるため、離れてしまう人がいるのも仕方ないでしょう。

ですが、お試し中にもかかわらず契約を急かすような口ぶりの場合は警戒しましょう。

どうしても契約させたいという焦りから見せる行動と思われますが、きちんと顧客をつけられる自信のあるコーチングが出来ていれば焦る必要はありません。

にもかかわらず、顧客に執着する動きが見られる場合は、一人たりとも逃したくない事情があるのかもしれません。

紹介者を募集しているか

もしコーチから「他に誰かコーチングを受けたがってる人はいないか」など伝えられたら、悪徳コーチングのターゲット探しかもしれません。

どのコーチングが誰に合うかは受けてみないとわからないため、安易におすすめされても契約に至らないことが多いです。

また、そもそも良いコーチングが出来ているなら頼まずとも評判が広まっているはず。

むやみやたらに紹介者を探しているコーチは怪しいと言えるでしょう。

お金持ちアピールが強い

お金持ちで成功している人からのコーチングが、一見効果的に見えるかもしれません。

ですが、人の幸せの形はお金を得ることだけではなく、人それぞれ色々な目標があります。

もしお金以外の目標を持つ人もコーチングする場合、お金持ちアピールは何の意味もなさないでしょう。

お金持ちかどうかがコーチとしての実力と相関しないとわかっていれば、そもそもする理由がありません。

コーチングをお金儲けの手段としか考えておらず、本質を理解していない可能性があるでしょう。

誰かの威光を借りている

「○○先生の弟子」「○○から独立した」など、他の高名な存在との関係性をアピールポイントにしているコーチもいます。

確かに、誰かの弟子などでちゃんとしたコーチングが出来る方もたくさんいます。

しかし、本当に確かな実力があれば、他の誰かをアピールせずとも顧客はつくはずです。

また、コーチングで最も重要なのが顧客の望む未来に対してどれほど寄り添えるか。

これまでの経歴ではなく、今そしてこれから相談者に対して何をしていくのかを一番求められます。

コーチを選ぶ際にも、過去ではなく未来を見据えた基準で決めましょう

5-コーチングの洗脳被害の調査事例

マイクを持って話す男性

これまで当探偵事務所が受けてきた、コーチングによる洗脳・マインドコントロール被害の相談事例を、ご依頼者の許可を得て掲載いたします。

実際にご相談を検討される際には、ご一読ください。

女性相談者の相談事例です

就職活動を行なう息子がコーチングに傾倒し…
兵庫県:女性 50代

大学に通うために一人暮らしする息子が、就活の時期に入ったので状況はどうか確認の連絡を入れました。

すると「今コーチングを受けていて仲間と起業するから就活しない」という返事がありました。

コーチングについて調べてみたら検索候補に「怪しい」とか「詐欺」とかの言葉が出てきて一気に不安になりました。

息子は「すごい人を成功させた人だから大丈夫」と言っていますが、もし変な教材を高額で買わされたりしたらと思うと不安です。

息子が変な目に遭わないか調べてください、お願いします。

調査結果

探偵さんにまずは息子の周辺を調べてもらい、行動や関わりのある人のリサーチを進めてもらいました。

どうやらコーチングというものには週1回行っているようで、家や大学から離れた繁華街の方に通っているようでした。

コーチングをしている人を特定すると、確かに過去の経歴は「○○大学卒業」とか「○○株式会社出身」など名門大学や有名企業にいるといったことが書かれていました。

そこからそのコーチについて調べてもらったら、どうやら過去に詐欺被害で起訴されていて、現在の名前は偽名だと判明しました。

すぐ息子にそのことを伝えたら、息子だけでなく友達も一緒にコーチングを辞めるという結論に至りました。

探偵さんのおかげで真実がわかって、息子も気持ちを改めて就活に励みだしたので感謝しています。

6-コーチングによる洗脳は探偵に相談しよう

女性の話を聞く男性

コーチングは適切な内容を受講できれば、目標達成に向けた大きな支えになるでしょう。

しかし、将来に対する心の不安につけ込もうとする洗脳・マインドコントロール被害の可能性は否定できません。

もし悪徳コーチングの魔の手にかかれば、多額の金銭トラブルにまで発展するかもしれません。

大きな損害を被る前に、担当となるコーチの実態を調べ、信頼に値するか調べてみるのがおすすめです。

また、既に被害の可能性がある場合は、速やかな対処が求められます。

当探偵事務所は、疑いのあるコーチの実態を調べ、洗脳・マインドコントロール被害の未然防止が可能です。

コーチとしてどのような経歴があるのか、コーチになるまではどのような人物だったのかなどの背景を探り、信用に値する人物かどうか調べます。

また、既に洗脳状態にある人の解除も行ない、洗脳解除後の社会復帰までトータルサポートいたします。

もし現在、コーチングについて何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください

電話・メール・LINEから24時間365日受け付けております

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