不動産投資は、多くの人にとって魅力的な投資先ですが、中には詐欺まがいの手口を使った不動産投資詐欺も存在します。被害に遭わないためには、注意が必要です。
本記事では、不動産投資詐欺に騙されないための5つの心得を紹介します。
2023年4月28日更新 / 執筆者・監修者 / 山内 和也
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者ページ
不動産投資とは、不動産を買い、貸し出すことで、収益を得る投資のことです。
不動産は、土地や建物、マンションなどが含まれ、その価値は一定の需要があるため、安定した投資先とされています。
不動産投資は、賃貸経営や売買などの方法があり、それぞれの方法によってリスクや収益性が異なります。
また、不動産投資には、融資を利用する場合や税金の取り扱いにも注意が必要です。
不動産投資は、一定の知識や経験を要するため、専門家のアドバイスを受けながら行うことが重要です。
投資を考える人の多くは、将来のために資産運用し、よりよい豊かな暮らしを望んでいる人だと思います。
経済面において家族や自分自身のための蓄えを増やしたい気持ちがきっかけでしょう。
その点において、不動産投資は自己実現のための代表的な投資の一つと言えるでしょう。
不動産投資のする多くの方の目的をは「不労所得を得る」ことではないでしょうか。
確かに不動産投資は成功すれば、家賃収入を安定的に得ることができます。
しかし、不動産投資にはリスクも伴いますので、適切な知識や情報を収集し、慎重に投資を行なうことが大切です。
不動産投資には、以下のような種類があります。
以上のように、不動産投資には、賃貸物件投資や売買投資、リート、不動産共同購入などの種類があります。
それぞれの方法には、メリットとデメリットがありますので、自己の目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資方法を選ぶことが重要です。
不動産投資には、以下のようなデメリットがあります。
以上のように、不動産投資には、多額の資金やリスク管理の必要性、税金に関するルールの複雑さなどのデメリットがあります。
投資家は、自己の目的やリスク許容度を踏まえた上で、慎重に投資を行うことが大切です。
ここから、いよいよ本題になります。
資産運用に不動産を選択する人がいる一方で、それを逆手に取って不動産投資詐欺を行う悪徳業者がいることも事実です。
不動産詐欺のよくある手口には、以下のようなものがあります。
デート商法を利用した不動産投資は、投資家を騙し、高額な不動産投資商品を販売する手法の一つです。以下に具体的な手法を示します。
これらの手法を用いて、デート商法を利用した不動産投資が行われています。
投資家は、高額な販売契約に署名する前に、商品内容や適正な価格を十分に確認し、慎重に判断することが重要です。
海外不動産投資詐欺は、海外にある不動産を投資対象とし、高い利益を約束して投資家から資金を騙し取る手口のことです。
以下に具体的な手法を示します。
購入契約書の不正操作:
投資家が不動産を購入するために署名する契約書に、不適切な条項を盛り込んでいる場合があります。
例えば、物件の売却を制限する条項や、支払いが完了していないにもかかわらず、物件を売却する権利を与える条項がある場合があります。
販売代理店の不正行為:
海外の不動産販売代理店が、自社の不動産商品を高額な手数料で販売し、投資家から多額の資金を騙し取るケースがあります。
販売代理店は、実際の不動産市場や法律について知識がないことが多く、投資家が誤った判断を下す原因になります。
これらの手法を用いて、海外不動産投資詐欺が行われています。
投資家は、海外の不動産投資においては、現地の法律や取引習慣をよく知り、信頼できる業者と取引することが重要です。
他にも、「手付金詐欺」「満室・サブリース詐欺」などのあらゆる手口を用意しています。
高い利益を約束する投資商品には、慎重な判断を下すことが必要です。
不動産詐欺師には常套句であったり、ある程度共通した特徴があります。
いくつかのパターンを挙げてみたので参考にしてみて下さい。
お得感を全面に出して、今見逃したら損するかもという人の心理を掻き立てて購入を急がせる手法です。
将来性を見越したように都合のいい言葉を並べて、収益性に見合わない価格で物件を購入させようとします。実際に不動産価格は変動しやすいので絶対に儲かるということはあり得ません。
不動産投資を始めるにあたっての一番の不安要素である空き室問題を解消できるという期待を持たせるやり方です。
実際はいくら保証が付いていても、本来の家賃に対して満額が保証されるわけではありません。
いずれも、具体的な根拠を示さずに言い切っている場合は安易な売り文句だと受け止めた方がいいでしょう。
不動産投資は物件によってケースバイケースなので絶対保証があるわけではありません。
不動産投資詐欺のせいで、せっかくの不動産投資プランが台無しにならないようにするためには不動産投資詐欺についてよく知っておくことが重要です。
具体的には不動産投資をする際に以上のことに注意していれば詐欺のリスクは回避できます。
万が一、不動産投資詐欺に遭った場合、一刻も早い対処が必要です。
相談先としては消費者センターや弁護士などが考えられます。
詐欺被害の事実を証拠に立証したい場合や、詐欺師と連絡が取れない状況になる場合は、不動産調査を専門で扱える探偵社をお勧めします。
プロに依頼することによって詐欺の事実を暴き、解決へと大きく前進することができるはずです。
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