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公開日: 2023/04/29 最終更新日: 2023/09/15
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 公開日: 2023/04/29 最終更新日: 2023/09/15

不動産投資詐欺に騙されないための5つの心得

不動産詐欺1

不動産投資は、多くの人にとって魅力的な投資先ですが、中には詐欺まがいの手口を使った不動産投資詐欺も存在します。被害に遭わないためには、注意が必要です。

本記事では、不動産投資詐欺に騙されないための5つの心得を紹介します。

2023年4月28日更新 / 執筆者・監修者 / 山内 和也

1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者ページ

不動産投資詐欺の相談窓口

1- 不動産投資について

不動産投資詐欺1

不動産投資とは、不動産を買い、貸し出すことで、収益を得る投資のことです。

不動産は、土地や建物、マンションなどが含まれ、その価値は一定の需要があるため、安定した投資先とされています。

不動産投資は、賃貸経営や売買などの方法があり、それぞれの方法によってリスクや収益性が異なります。

また、不動産投資には、融資を利用する場合や税金の取り扱いにも注意が必要です。不動産投資は、一定の知識や経験を要するため、専門家のアドバイスを受けながら行うことが重要です。

不動産投資の目的

投資を考える人の多くは、将来のために資産運用し、よりよい豊かな暮らしを望んでいる人だと思います。

経済面において家族や自分自身のための蓄えを増やしたい気持ちがきっかけでしょう。

その点において、不動産投資は自己実現のための代表的な投資の一つと言えるでしょう。

不動産投資の目的

  • 子どもの教育費のために
  • 老後の蓄えのために
  • 副収入源が欲しいから
  • 転売して、売却益で儲けたい
  • 所得税を節税したい

不動産投資のする多くの方の目的をは「不労所得を得る」ことではないでしょうか。

確かに不動産投資は成功すれば、家賃収入を安定的に得ることができます。しかし、不動産投資にはリスクも伴いますので、適切な知識や情報を収集し、慎重に投資を行うことが大切です。

2- 不動産投資の種類

不動産詐欺3

不動産投資には、以下のような種類があります。

賃貸物件投資:不動産を買い、賃貸することで収益を得る投資です。物件を維持するために必要な費用や入居率などが収益に影響するため、適切な管理が必要です。
売買投資:不動産を買い、将来的に高値で売ることを目的とする投資です。物件の評価や市場動向を正確に予測することが重要です。
リート(不動産投資信託):不動産に投資するための金融商品で、不動産会社が運用します。投資家は、株式と同様にリートに出資し、収益を得ます。
不動産共同購入:複数の人が資金を出し合い、共同で不動産を購入することで、リスク分散や購入資金の低減が可能です。ただし、共同経営によるトラブルも起こりうるため、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。

以上のように、不動産投資には、賃貸物件投資や売買投資、リート、不動産共同購入などの種類があります。

それぞれの方法には、メリットとデメリットがありますので、自己の目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資方法を選ぶことが重要です。

3- 不動産投資のデメリット

不動産投資には、以下のようなデメリットがあります。

資金が大きく必要となること:不動産を購入するためには、一般的に多額の資金が必要となります。また、物件を維持するためには、定期的な修繕や管理費が必要です。
資産の流動性が低いこと:不動産は、他の金融商品と比較して、資産の流動性が低いとされます。不動産を売却するためには、市場の状況や需要・供給バランスなどが影響するため、すぐに現金化することが難しい場合があります。
リスクが存在すること:不動産投資には、地価の下落や物件の需要低下、入居者のトラブル、災害などのリスクが存在します。これらのリスクに対応するために、適切な保険に加入するなどの対策が必要です。
税金に関するルールが複雑であること:不動産投資には、賃貸所得や譲渡所得に対する税金の取り扱いがあり、ルールが複雑であることが多いです。税務署のチェックが厳しく、誤った申告をすると大きな罰金を受けることもあります。
管理上での責任リスク
  • 入居者が起こす近隣問題
  • 家賃滞納や空き室のリスク
  • 家賃や不動産価値の下落リスク
  • 設備故障、修繕費用のリスク
  • 自然災害によるダメージのリスク

以上のように、不動産投資には、多額の資金やリスク管理の必要性、税金に関するルールの複雑さなどのデメリットがあります。

投資家は、自己の目的やリスク許容度を踏まえた上で、慎重に投資を行うことが大切です。

4- 不動産詐欺のよくある手口

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ここから、いよいよ本題になります。

資産運用に不動産を選択する人がいる一方で、それを逆手に取って不動産投資詐欺を行う悪徳業者がいることも事実です。

不動産詐欺のよくある手口には、以下のようなものがあります。

存在しない物件を販売する詐欺:存在しない物件を販売する詐欺で、仲介業者が架空の物件を用意し、高額な手数料を騙し取るケースがあります。
建築途中の物件を販売する詐欺:建築途中の物件を販売する詐欺で、完成しないままに資金をだまし取るケースがあります。
築年数や面積を偽る詐欺:築年数や面積を偽って物件を販売する詐欺で、実際には権利関係に問題があり、後にトラブルが発生するケースがあります。
賃貸物件の保証金をだまし取る詐欺:保証金をだまし取る詐欺で、偽の物件を紹介して高額な保証金を請求するケースがあります。
土地転売詐欺:不法占拠された土地を購入させる詐欺で、実際には土地を所有していないケースがあります。

4-1 デート商法を利用した不動産投資詐欺

デート商法を利用した不動産投資は、投資家を騙し、高額な不動産投資商品を販売する手法の一つです。以下に具体的な手法を示します。

交際クラブによる接触:交際クラブを通じて、投資家とデートをすることで、信頼関係を築きます。その後、不動産投資商品を紹介し、高額な販売契約を取り付けることを目的としています。
説明会による勧誘:不動産投資商品の説明会を開催し、高い収益性や安定性をアピールし、投資家を誘います。その後、強引な勧誘により、契約を取り付けることを目的としています。
投資顧問会社による勧誘:投資顧問会社を名乗り、不動産投資商品のアドバイスや販売を行います。しかし、商品自体には高額な手数料や架空の不動産物件など、様々な問題がある場合があります。

これらの手法を用いて、デート商法を利用した不動産投資が行われています。

投資家は、高額な販売契約に署名する前に、商品内容や適正な価格を十分に確認し、慎重に判断することが重要です。

4-2 海外不動産投資詐欺

海外不動産投資詐欺は、海外にある不動産を投資対象とし、高い利益を約束して投資家から資金を騙し取る手口のことです。

以下に具体的な手法を示します。

架空の物件の販売:実際に存在しない物件を販売することで、高額な手数料を詐取するケースがあります。また、存在しない物件を「仮想物件」として販売することもあります。
購入契約書の不正操作:投資家が不動産を購入するために署名する契約書に、不適切な条項を盛り込んでいる場合があります。例えば、物件の売却を制限する条項や、支払いが完了していないにもかかわらず、物件を売却する権利を与える条項がある場合があります。
販売代理店の不正行為:海外の不動産販売代理店が、自社の不動産商品を高額な手数料で販売し、投資家から多額の資金を騙し取るケースがあります。販売代理店は、実際の不動産市場や法律について知識がないことが多く、投資家が誤った判断を下す原因になります。

これらの手法を用いて、海外不動産投資詐欺が行われています。投資家は、海外の不動産投資においては、現地の法律や取引習慣をよく知り、信頼できる業者と取引することが重要です。

他にも、「手付金詐欺」「満室・サブリース詐欺」などのあらゆる手口を用意しています。

高い利益を約束する投資商品には、慎重な判断を下すことが必要です。

5- 不動産詐欺師の特徴

不動産詐欺師には常套句であったり、ある程度共通した特徴があります。

いくつかのパターンを挙げてみたので参考にしてみて下さい。

「今がお買い得、今を逃さないで」

お得感を全面に出して、今見逃したら損するかもという人の心理を掻き立てて購入を急がせる手法です。

「この辺りの土地は間違いなく価格が高騰します!」

将来性を見越したように都合のいい言葉を並べて、収益性に見合わない価格で物件を購入させようとします。実際に不動産価格は変動しやすいので絶対に儲かるということはあり得ません。

「家賃保証があるから空室になっても大丈夫ですよ」

不動産投資を始めるにあたっての一番の不安要素である空き室問題を解消できるという期待を持たせるやり方です。実際はいくら保証が付いていても、本来の家賃に対して満額が保証されるわけではありません。

「節税できます」「高利回りが期待できます」

いずれも、具体的な根拠を示さずに言い切っている場合は安易な売り文句だと受け止めた方がいいでしょう。不動産投資は物件によってケースバイケースなので絶対保証があるわけではありません。

6- 不動産詐欺に遭わないための5つの心得

不動産投資詐欺のせいで、せっかくの不動産投資プランが台無しにならないようにするためには不動産投資詐欺についてよく知っておくことが重要です。

具体的には不動産投資をする際に以上のことに注意していれば詐欺のリスクは回避できます。

不動産投資被害を回避するための5つの心得
  • 不動産全体の価格相場を把握しておく
  • 信頼できる不動産会社なのかきちんと確認する
  • 不動産業者の実績を調べておく
  • 業者の言葉全てを鵜呑みにしない
  • 不動産購入のデメリットやリスクの説明がない場合は信用しない

被害に遭ったときの相談先

万が一、不動産投資詐欺に遭った場合、一刻も早い対処が必要です。

相談先としては消費者センターや弁護士などが考えられます。

詐欺被害の事実を証拠に立証したい場合や、詐欺師と連絡が取れない状況になる場合は、不動産調査を専門で扱える探偵社をお勧めします。

プロに依頼することによって詐欺の事実を暴き、解決へと大きく前進することができるはずです。

7- 不動産投資詐欺の相談窓口

トラブルに遭遇したとき…過剰に思い詰めてしまうと冷静な判断ができなくなり、解決に結びつかないことがあります。

解決方法が分からないという方は、ご自身で抱え込まず、当事務所の無料相談をご利用ください。

ファミリーセキュリティ窓口は、不動産トラブルに関しては国内外解決までサポートしています。

他社で断られた案件についても対応いたしますのでお申し付けください。お問合せフォーム・電話・メール・LINEにて24時間お受けしています。

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