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公開日: 2024/11/15
セキュリティガイド - 対人トラブルサポート関連記事
 公開日: 2024/11/15

引きこもりの息子が事件を起こさないか心配…専門家による行動調査

この記事の読了目安時間は約 5 分です。
引きこもりの犯罪の可能性

不登校や無職のままで引きこもっているこどもに対して、親御さんの多くは「うちの子がなぜ?」という苦しい胸中にいることでしょう。

また、社会から遮断されたと感じている息子が自暴自棄になって暴力的になり、このままでは犯罪に加担するのではないか」という心配に日々苛まれている親御さんもいます。

昨今はネットの普及から、悪徳闇サイトにアクセスしようとすればできる時代です。

今回は、お子さんの引きこもりで悩んでいる方に向けた、然るべき相談先や対処方法について解決の糸口となる情報をご提供しています。

子どもの引きこもりに悩む親たち

引きこもりに悩む親たち

子どもの引きこもりに悩む親御さんたちは全国各地にいます。

引きこもりとは、6ヵ月以上学校や職場などに行かず、家のなかにとどまり続けている状態です。

国が行なった実態調査では、15歳~64歳の生産年齢人口において推計146万人、50人に1人がひきこもり状態であることがわかっています。

引きこもりに対する親の心境とは

それまで普通に学校や職場に通っていた子どもが突然引きこもり状態になったとき、多くの親は混乱して冷静さを失います。

まずすることは何とか改善させようという、苛立ちや焦りが先行してしまうと思います。

その心理的背景として、以下のことが考えられます。

  • 学校の勉強の遅れや失業の心配
  • 世間的な体裁に対する恐れ
  • 育児における自省の念

引きこもりが長引くにつれて

引きこもりが始まった当初は混乱するあまり、なぜ引きこもるのか、子どもの心の闇に寄り添う余裕などなくなってしまう親が大半だといいます。

また、動揺していた親たちも、5年、10年とひきこもり期間が長引くにつれ、再起させる気力を失い諦めにも似た感情へと移り変わっていきます。

その結果、子どもの深刻な実態から目を背けてしまう傾向があります。

引きこもる心理・原因について

引きこもりの3つの要素

引きこもる子どもの心理と背景について理解を示したうえで、改善策を立てることが大切です。

引きこもりに原因となる3つの心理

引きこもりは、心因的な原因によって起こります。それは個々の子どもの個別の要因が関与しているので理解することは簡単ではありません。

以下に、一般的に子どもが引きこもる心理や原因についていくつかの要素を挙げます。

心理的要素

社会不安や恐怖:人前で話すことや他人との関わりが引き起こす不安や恐怖感が、引きこもりの一因となる場合があります。

自己肯定感の低下:自信の欠如や自己評価の低さが引きこもりを促す要素となることがあります。

抑うつや不安障害:心理的な病状や精神的な負荷が引きこもりにつながることがあります。

家庭環境の要素

家族関係の問題:家庭内でのコミュニケーションの欠如や不和、虐待や過保護などの問題が引きこもりに影響を与える場合があります。

不適切なサポート:子どもの問題に適切な支援やケアが行なわれていない場合、引きこもりが深刻化することがあります。

学校や社会的要素

学校における問題:学業や人間関係のストレス、いじめ、学校不適応などが引きこもりの要因となることがあります。

就労や社会経験の不安:就職や社会参加に対する不安や恐怖感が、引きこもりを引き起こすことがあります。

引きこもる子どもが事件を起こす可能性

インターネットによる犯罪

引きこもる子どもに限らず、子どもを巻き込む犯罪は身近に存在します。

さらに言えば、引きこもりの子どもが事件を起こす可能性は一般的な子どもよりも高いとは限りません。

ただし、引きこもりのお子さんを犯罪に巻き込まれる要因として、インターネットの影響が大きいことから、第三者には犯罪を抑止することが難しいとことが危惧されます。

ネット世界の影響

ネット依存は、犯罪とどのような関係性があるのでしょうか?

インターネット上では、引きこもりの自分でも、受け入れてくれるので素の自分でいられる一方で、自分を偽ることもできます。

理想の自分として生きることに喜びを感じるあまり、ネット世界こそが自分の居場所となり、ひたすら現実世界から目を背けてしまうのです。

ネット環境が引きこもりの子どもに及ぼす影響

  • 現実世界を拒み遮断してしまう
  • 現実と非現実、善悪の区別がつかなくなる
  • ネット世界を美化し、妄想が膨らんでいく
  • 自分を理解してくれるネット世界に固執する
  • ネット情報によって強い執着心や狭い固定観念に縛られる

犯罪につながる可能性として示唆すべき

社会的孤立

引きこもりの子どもは、社会的なつながりや交流が不足していることが多いです。

孤立感や社会的なサポートの欠如は、精神的な負荷を増加させることがあり、それが事件を引き起こす要因となる場合があります。

心理的な問題

引きこもりの子どもは、うつ病や不安障害などの心理的な問題を抱えて医学的な根拠もあります。

これらの症状が重くなると、子どもの思考や感情のコントロールが難しくなり、暴力的な行動や事件を引き起こす可能性が高まることがあります。

適切なサポートの欠如

引きこもりの子どもが適切なサポートや介入を受けることができない場合、問題が悪化する可能性があります。

適切な心理的支援や社会的な経験の提供がなければ、子どもが問題解決やコミュニケーションスキルを習得する機会が制限され、事件を起こすリスクが高まることがあります。

他人との接触の機会が失われる

こどもは自己同一性やアイデンティティの形成において葛藤を抱えることがあります。

それは違う価値観を持った他人とのコミュニケーションで自然に柔軟になり解消されていきます。

しかし他人とのせっほくを断ち、孤立が長期化すると、子どもの心理的な安定に悪影響を与え、事件のリスクが高まることがあります。

引きこもる子どもへの適切な対策方法

親子関係やお子さんのタイプによりますが、比較的引きこもるお子さんと言うのは、穏やかで非暴力的な存在であり、適切なサポートや介入を受けることで問題を克服することができます。

ただし、引きこもりが長期間長引くと、また別のアプローチが必要となります。

子どもにとって自分がどういう位置づけにあるのか考えてみる

引きこもりのお子さんにとって、親であるあなたはどんな存在でしょうか?

すでにお子さんにとって、話しても分かってもらえない、分かり合えない存在かもしれません。

しかし、お子さんを救いたいと心から願う親の気持ちは誰にも負けないでしょう。

親だからできることをまず実践してみることが重要です。

努めて自然に普段通りに接する

本心は、引きこもっている我が子にため息の一つでも聞かせたいところですが、悲観的な態度は子どもを追い詰めます。

親を失望させている自分を恥ずかしく思い、殻に閉じこもりたくなります。

かと言って、空元気のような無理に明るく振舞うのもよくありません。見え透いて取られるか、全く自分に無関心がないと取られるかです。

いつも通りに接することで、子どもの方から引きこもっている理由を話してくれる可能性もあります。

親だからできることをまず実践してみることが重要です。

自分なりに原因を考えてみる

お子さんは苦しい胸の内であることは間違いありません。本当にこのままでいいのか?と自問自答を繰り返しているかもしれません。

それに対して、この先どうするの?と先回りして問い詰めるようなことをすれば「放っておいてくれ!」となるのは目に見えています。

お子さんの痛みを知るためにできることは、なぜ引きこもってしまったのかを子どもの視点に立ってえてみることです。

本人と同じ痛みを共有することで解決の糸口が見えるかもしれません。

専門機関に相談する

お子さんのことを、親だけ、家族だけで抱え込む必要はありません。

専門機関や第三者を利用してください。

  • メンタルクリニックやカウンセラーに相談してみる
  • 「引きこもりの親の会」のような支援団体に相談してみる

当事者が出向くことが難しい場合は、最初はご家族だけでも相談に乗ってもらいましょう。

有意義な情報が得られるうち、本人にもその間接的に効果が得られます。

受診や介入のタイミング、方法を図って受診へとこぎつける可能性が広がります。

そんな機会をゆっくり重ねることで、親子関係の改善をはかることができるのです。

引きこもりの子どもに取るべきではない対応

以下取るべきではない行動として挙げておきます。

  • 本人の思想を否定しない
  • 支援を押し付けない
  • 無理に聞き出さない
  • 顔色を窺がわない
  • 悲観的にならない

引きこもる息子に感じる危機感

事件を起こすと息巻く息子!

引きこもりのご相談事例
引きこもる息子

息子は大学を中退してから、およそ8年間引きこもり生活を続けています。

最初は私も、何とか復帰させようと声をかけましたが、抵抗され投げたり暴力も振るわれました。

息子は家族とは接触を拒み、家族が寝静まってからコンビニに行くくらいです。

ここ数年、心配なのが息子が夜中、何かに怒って奇声を上げたり、部屋の物を壊す音、それから四六時中ネットでいかがわしいサイトを見ていることです。

先日、久しぶりに「だいじょうぶ?このままでいいいの?」と声をかけたら、「全部社会が悪い!みんなぶっ殺す!その準備中だ」みたいなことを言っていました。

息子の行動がとても心配でたまりません。

専門家の見解

この場合、親御さんにとっては犯罪予告のように聞こえるかもしれません。

確かにかつてネットの掲示板に殺人予告をして、実際に無差別殺人をした犯罪者もいました。

必ずしも実行するとは限りませんが、万が一に備えておくことは必要です。

この相談事例の場合は、当事務所の調査員が、周囲からの情報収集、息子さんを尾行を続け、現段階では犯罪を起こす可能性は極めて低いと判断しました。

しかし、今後も息子さんの更生プログラムを親御さんとともに考え、進めていく予定です。

子どもを守るプロの実態調査

もし、お子さんが犯罪に加担するのではないか、このままでは何か事件を起こしかねないという心配がある方は、探偵のような調査の専門家に実態調査を依頼することをお勧めします。

調査の目的は、犯罪抑止にも繋がりますし、何よりもお子さんの人生を守ることにもなります。

引きこもりが起こした事件

日本で引きこもりが関与したとされる事件はいくつかありますが、そのなかでも特に世間を騒がせた代表的な事件をいくつか挙げます。

ただし、これらの事件は引きこもりが直接的な原因ではなく、複数の要因が絡んでいることが多い点に注意が必要です。

代表的な事件として以下のものがあります。

  • 新潟県少女監禁事件(当時9歳の少女が9年2ヶ月に渡って男に監禁されたという社会を震撼させた事件。)
  • 西鉄バスジャック事件(人質を22人とり、日本中に生中継されながら約320kmも移動し続け、警察の特殊部隊SATも出動した西鉄バスジャック事件。)
  • 川崎登戸通り魔事件(犯人は半引きこもり的な生活を送っており、社会との接触が少なかったともされていました。)

また、20年以上引きこもりの息子を父親が殺害した事件も。

息子からの度重なる暴力、自らの体力の衰えに悩まされ、これ以上の支援は難しいと、家族に危害が及ぶのを避けるため、自らの手で息子を絞殺しました。

大切な家族が加害者や被害者になる前に。家族のことでお悩みなら、一人で抱え込まずにご相談ください。プライバシーは厳守し、迅速に対応いたします。

専門家の調査の目的

ご自身できる限りのことをやったけれど、解決の糸口が見つからないという親御さんもいらっしゃるかと思います。

ネットの闇にハマり、親の想定もできない、窮地に追いやられている可能性もあります。

やり場のない感情を溜めこんだ挙句、その怒りが犯罪へと走らせているかもしれません。

探偵は聞き込み張り込み、潜入調査などを実地して、お子様の生活や行動の実態を調べることが可能です。

ただし例外として、第三者のパソコンの中身を本人の了承なく調べることはできません。ハッキング自体が違法行為であり、探偵業法でも禁止されています。

また、ご予算をお知らせいただけましたら最適な調査プランをご提案いたします。

以下は、各種調査の基本料金です。

オンライン監視
55,000円(税込)~
行動調査・素行調査
時間料金制プラン:1名1時間7,000円(税込)~

引きこもりで悩んでいる方の相談窓口

ご家族の未来を取り戻しましょう

お子さんが引きこもり状態にあるときに、自分だけ元気に楽しく生活するなんてできないと感じてしまうかもしれません。

しかし、親御さんが元気にいつも通りに生活することで、お子さんも本来の自分の生活を取り戻す希望に繋がります。

お子さんの引きこもり関するご心配がある場合は、ファミリーセキュリティにいつでもご相談ください。

電話やメールでの問い合わせ、相談窓口への直接訪問などが一般的な方法です。

ご家族の状況や関心事を詳しく説明し、専門家が適切なアドバイスや調査内容を提案します。

プライバシー保護と信頼性が重要なので、信頼できる探偵事務所を選ぶことが大切です。

監修者・執筆者 / 山内 / 2024年11月15日更新

1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ

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