一軒家・賃貸を問わず、隣人など近所の住人とのトラブルは常に隣り合わせといえるでしょう。
さまざまな折り合いをつけて生活している人が多数ですが、衝突してトラブルとなるケースも存在します。
どちらかに明確な過失や落ち度があれば簡単に収拾もつきますが、なかにはほぼ言いがかりのようなことがトラブルの原因になることも。
言いがかりをつけてトラブルを起こそうとする人は、一体何が目的なのでしょうか。
この記事では、言いがかりによるご近所トラブルの一例やその原因、対処法を紹介します。
突然のトラブルに巻き込まれても、適切に対処できるように最後までお読みください。
目次 [ 閉じる ]
言いがかりによる近隣住民とのトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか。
基本的に言いがかりをつけられる際、言われる側にはトラブルの自覚がないどころか本当に何もしていないことが大多数です。
一体どのようなことをトラブルの引き金にされるのでしょうか。
ご近所トラブルの代表例である騒音ですが、非常に判断が難しい問題です。
音の感じ方は人それぞれなので、自分が問題ないと思っている音量でも、他の人からすれば騒音に聞こえることも。
また、日中働く人と夜勤の人といった生活リズムが異なる人の間でも、騒音トラブルは生じやすいです。
そのため、例え言いがかりであっても「自分が原因かも…」と考えてしまいかねない側面があります。
ですが、明らかに自分が原因でないと思える騒音で苦情を言われたら、確実に言いがかりでしょう。
など
何かのトラブルにかこつけた言いがかりですらない、単なる悪口や文句もご近所トラブルの一つです。
このような場合は発端となるできごとも本当にささいなもので、はたから聞いただけではとてもトラブルになるとは思えない内容となっています。
しかし、言いがかりをつける本人は至って真剣そのものであるため、勢いに飲まれないように冷静に対処することが重要です。
など
一軒家だとありがちなのが、家や土地の境界線に関するトラブルです。
特に住宅が密集している場所だと、境界線の問題はより発生しやすくなります。
ですが、その状況を逆手にとってトラブルの引き金になり得る言いがかりをつける人もいます。
境界のトラブルは上手くいけば賠償金を請求できるため、巧妙にトラブルを仕掛けてくることもあるでしょう。
など
上記以外にも、近隣住民の突然の行動によってトラブルが引き起こされることもあります。
何を不満に感じるかは人それぞれではありますが、ときには予想外の行動によって生活に支障をきたすことを狙ってくる場合も。
被害者側からすればたまったものではありませんが、不利益を被らないための対策は行なうべきでしょう。
など
他人に対して文句を言うことを意味する言葉としては「言いがかり」の他に「クレーム」も存在します。
しかし、「言いがかり」と「クレーム」は似たような言葉でも大きな違いがあることをご存知でしょうか。
近隣住民からの訴えが「言いがかり」か「クレーム」なのか、区別するために両者の違いを把握しておきましょう。
そもそも「クレーム」とは主に商品・サービスを利用する個人が、提供側の企業・個人に対して改善を求めることをいいます。
今や「クレーム」という言葉は個人間でも使われることがありますが、クレームを訴える際に必要なのは不満を示す根拠です。
もし騒音苦情を訴えられた場合、相手が騒音を測定して受忍限度を超えることを示した上での訴えであれば正当なクレームとして聞き入れる必要があります。
しかし、自分も騒音を出している自覚がない上に他の近隣住民からも騒音に関する不満がなかったり、騒音を測定していない場合は「言いがかり」の可能性が高いです。
もしきちんと証拠集めをしないままに文句を言い続けるようであれば、明らかに言いがかりといえます。
クレームの場合、その目的は相手方に行動の改善を要求することにあります。
そのため、訴えの内容も理路整然としており、訴えを受けた側がすべき対応も明確です。
しかし、言いがかりの場合は訴えを出すことそのものが目的となっている場合があります。
この場合、訴えを受けた側は何をすべきかもわからないため改善しようもなく、文句を言う側と言われる側の関係が平行線のままで続くでしょう。
そもそも、言いがかりをつける人に問題を解決する意思はなく、ただ自分のストレスを言いがかりにかこつけて発散している場合もあるでしょう。
クレームの場合は、訴えを出した問題が解決すればそれ以降はトラブルが起きる以前の状態に戻ります。
ですが、言いがかりによって対立構造を生み出す方が都合がいいと考え、そのままの関係を継続させようとすることも考えられます。
こうした狙いには乗らないように、毅然と対処することを考えましょう。
言いがかりをつける人は、一体どのような理由・動機によって行なっているのでしょうか。
その理由を理解すれば、言いがかりによるご近所トラブルへの対処もしやすくなるでしょう。
言いがかりをつけてくる人が精神疾患を抱えているというケースはかなり多いです。
精神疾患により、被害妄想が加速したり感覚が鋭敏になったりすることで、言いがかりとなる文句を訴える場合があります。
また、強い孤独感から誰かに相手になってほしいと考え、その手段として言いがかりをつけることも。
もしこのような原因であれば、賃貸住宅の管理者が自治会員、周辺住民も言いがかり被害を理解してくれやすくなるでしょう。
積もりに積もった恨みや妬みによって、言いがかりをつける人もいます。
恨み・妬みの原因はご近所づきあいの一幕であったり、人づての噂話などがあるでしょう。
なかには自分よりも良い家や車を持っているなど、暮らしぶりの差が引き金になることも。
こうしたことに恨み・妬みを買われる側は無自覚なことが多いため、トラブルになってから気づくことが大半です。
なかには、無理矢理にでもトラブルの存在を主張することで、損害賠償の獲得を狙うケースもあります。
言ったもん勝ち狙いの状況だと、先に折れてしまうとトラブルの存在を認めたとして不当な賠償請求を受ける可能性があります。
その場を丸く収めるためにとりあえず謝る人は多いですが、そうなると根拠の言いがかりがまかり通ってしまうことに。
そのため、身に覚えのないトラブルに対しては先に謝ることはせず、納得できるまで戦うことがベストです。
もし言いがかりによるご近所トラブルが発生した場合は、どこに相談すればいいのでしょうか。
適切な解決を目指すためにも、相談先もきちんと見極めることが重要です。
何かトラブルがあった際には、ひとまず警察に向かって相談する方が多いと思います。
しかし、警察が動くのは罪を問う刑事事件のみで、当事者同士での解決を求められる民事事件には不介入の立場を取っています。
もし何か実害を受けている場合であれば刑法が適用される可能性があるため、刑事事件として扱われるでしょう。
ですが、もし刑法にあてはまる被害がない場合は民事事件となり、そうなれば警察も手出しはできません。
警察を動かすためには、刑法が適用される被害があることを示す証拠が必要になります。
証拠を集める際に、個人だけでできることには限界があります。
日々の生活もあるでしょうし、その時間を割いてまで証拠を集めるのはとても多くの手間がかかります。
また、個人で頑張って確保した証拠も、データの品質次第では証拠と認められないことも。
誰が見ても適切といえる証拠を確保するには、探偵による調査を依頼するのがおすすめです。
探偵は証拠集めの専門的なノウハウを持ち合わせており、裁判でも有効な証拠を的確に確保します。
もし言いがかりによるご近所トラブルにお困りの場合は、お気軽に当探偵事務所にご相談ください。
もし言いがかりによるご近所トラブルが発生しても、 過失がないことを証明する「第三者の立場」で書かれた報告書を持参し、冷静に説明することで疑いが晴れます。
ご近所トラブルが発生した場合、引っ越すことも対策の一つですがそう簡単にできることではありません。
今の場所に平穏に住み続けたいなら、探偵による調査も問題解決の有効な手段です。
防犯セキュリティサポートでは、解決すべき言いがかりの内容に合わせた調査を行ないます。
例えば騒音に関する言いがかりなら、音の大きさを測る機材(騒音計等)を用いた測定を行ないます。
また、騒音があったとされる時間帯に、ご依頼者がどこで何をしていたかの証明も可能です。
身に覚えのない言いがかりに対して「犯人(加害者)」ではない証拠を収集し、隣人(ご近所)に証明を行ないます。
他にも、監視・悪評流布・つきまとい等のあらゆるトラブルに対応しています。
また、当事者同士による話し合いは、更なるトラブルを招く恐れも。
当事務所の「上級心理カウンセラー有資格者」が解決・和解までのトータルサポートを行ないます。
以下は、各調査やサポートの基本料金です。
正確な金額は、見積もりでお問い合わせください。
また、ご予算をお伝えいただければ、「最適な調査プラン」をご提案いたします。
行動・素行調査
1名1時間:7,000円~
防犯セキュリティ
防犯対策:100,000円~
個人信用調査
個人信用調査パック:200,000円~
素行調査7日間プラン:700,000円~
風評調査
風評調査パック(30日プラン):150,000円~
トラブルサポートでは、調査や証拠収集のみならず、自宅の防犯セキュリティもお任せください。
当事務所には「防犯設備士」が在籍しており、専門知識に基づいた対策(住宅の構造やセキュリティの弱点を見抜き、最適な対策)を提案いたします。
防犯グッズ(監視カメラ、センサーライト、CP認定錠前への交換、侵入防止柵・フェンスなど)の購入から設置まで。防犯対策は、グッズの性能だけでなく、設置場所や使用方法も重要です。
ご相談内容は厳守いたしますので、外部に漏れる心配はございません。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。
監修者・執筆者 / 山内 / 2024年11月13日更新
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
Copyright(C) ファミリーセキュリティ. All Rights Reserved.
(C) ファミリーセキュリティ