
カルト宗教から脱会した人間の、その後の人生を考えたことはありますか?
その実態は、想像を絶するほどの苦痛と困窮にまみれていました。
一度染まってしまった思想や他者からのイメージは、なかなか塗り替えられることなく、二度とは消えない烙印を押されるようなものだといいます。
カルト宗教による支配は、脱会後も続くのです。
本記事では、宗教による二次被害の実態を紐解きながら、被害に対してどのような対応・対策が考えられるか解説していきます。
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俳優カン・ジソプが、日本でも社会問題化した宗教団体「摂理」(JMS、キリスト教福音宣教会)の信者であったことが明らかになった後、その宗教への加入経緯と集団の実態について暴露した。
カン・ジソプは、8月4日に放送された韓国MBNの番組『オ・ウニョンステイ』に出演し、カルト宗教に入信し、脱退するまでの過程を打ち明けた。
「緋文字(ひもじ)」(一度つけられた恥や汚名が、まるで消せない烙印のように人に貼りつくこと)というニックネームで番組に登場したカン・ジソプは、「正しい道だと思っていたが、実は間違った道だった。無知によって烙印を押された『緋文字』のような存在だ」と自己紹介した。
カン・ジソプのテレビ出演は、2023年に摂理の信者疑惑が発生してから2年ぶりだ。
引用元:dmenuニュース|「女性は肉体を、男性は金銭を」カルト宗教の信者だった過去を袋叩きにされた韓国俳優、その実態を明かした(2025年08月05日)

俳優カン・ジソプが最も深刻だと語ったのは、宗教団体脱会後に待ち受けていた厳しい社会的制裁です。
本章では、宗教から脱会後の二次被害の実態についてくわしく解説していきます。
脱会後のカン・ジソプを待っていたのは、想像を絶する悪質なコメントの嵐でした。
「教祖とつながっているのではないか」「女性を何人捧げたんだ」といった根拠のない憶測や中傷が殺到し、彼の人格そのものが否定されました。
これらのコメントは、元信者に対する社会の偏見と無理解を端的に示しています。
彼が宗教に足を踏み入れることになったのは、「心の安らぎがほしくて」「異性や酒に流されるような道を避けたかったから、その場所に行った」からです。
純粋な動機につけこまれて入会してしまったのにも関わらず、社会は彼を加害者扱いしました。
彼によると、入会してから男性たちは献金するようにマインドコントロールされていたと言います。
そして、被害は宗教団体内に留まらず、脱会後に詐欺被害にあったという事も告白しています。
これは、脱会後に社会的な圧力を受けたがゆえに孤立し、親切にしてくれた相手を簡単に信用してしまうなど騙されやすい状態になっていたと推測できるでしょう。
最も深刻と言えるのは、元信者が味わう精神的な苦痛です。
彼自身も「『自分なんかこの世にいてはいけないのではないか』と思うほどだった」と語っています。
この言葉は、社会からの拒絶と孤立感が、人を自己否定の極限まで追い込む恐ろしさを物語っています。

では、宗教団体脱会後の二次被害を食い止めるには、具体的にどのようなことが考えられるでしょうか。
個人の問題だけでなく、社会構造にも目を向けて、解説していきます。
元信者の社会復帰が困難な理由は、個人の問題を超えた構造的な問題にあります。
多くの人々は、なぜ普通の人がカルト宗教に入信してしまうのかを理解できず、「本人に問題があったから」という単純な結論に至りがちです。
こうした、宗教に対する社会の理解不足が、元信者を孤立させ、社会復帰への道を閉ざしてしまいます。
宗教問題が報道されるとき、センセーショナルな側面ばかりが強調され、元信者の人権や社会復帰への配慮が不十分な場合が多いです。
このような報道は、元信者への偏見を助長し、社会復帰をさらに困難にします。
元信者を支援する社会的システムの不備も深刻です。
専門的なカウンセリング体制、就職支援、法的保護などの包括的な支援システムが整備されていないため、元信者は孤立した状態で困難に立ち向かわざるを得ません。
本記事で取り上げたニュースは、元信者への社会の向き合い方を根本から見直す必要性を示しています。
彼らを「元カルト信者」というレッテルで判断するのではなく、一人の人間として尊重し、社会復帰を支援する姿勢が求められます。
重要なのは、元信者たちが「加害者ではなく被害者である」という認識を社会全体で共有することです。
彼らは巧妙な心理操作や詐欺的手法の犠牲者であり、適切な支援を受ける権利があります。
社会復帰への道筋を整備することは、人道的観点からも、社会の健全さを保つ観点からも必要不可欠と言えるでしょう。

真の社会復帰支援とは、元信者を社会から排除することではなく、彼らが再び健全な社会生活を送れるよう包括的にサポートすることです。
そのためには、社会全体の意識改革、専門的支援体制の構築、そして何より、元信者一人一人の人間としての尊厳を認める姿勢が求められます。
例えば探偵であれば、根拠のない憶測や誹謗中傷に対して、証拠保全・出どころ調査・デジタルフォレンジック調査などを行うことが可能です。
「私が悪いんだ」と自らを責めるのではなく、二次被害の根本的解決に向けて、動き出しましょう。
当探偵事務所は、24時間365日ご相談をお待ちしております。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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