夫と離婚に至ったのは、病気が原因だと信じ込んでいたのに…。
ところが離婚して数年後、ある疑惑が浮上する。元夫から洗脳されていた?全ては愛人と共謀した罠だった?
妻がたどり着いた驚愕の真実とは…
あなたが現在、離婚責任は自分にあると思っているなら、もう一度見直すきっかけになるかもしれません。
今回は、その復讐劇から浮かび上がる、加害者たちの巧妙かつ計画的な洗脳の手口を明かしていきます。
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生涯の伴侶と決めて結婚したパートナーと離婚することは、誰しも避けたいものです。
まだ相手への愛情が残っているのなら、尚更でしょう。
しかし、自分の意思だけでは回避しようのない現実も存在します。
今回登場する女性のように、自分の意思とは別に結婚生活に終止符を打つことになったケースも少なからずあるのではないでしょうか?
元夫とは結婚13年目に離婚しました。おそらく多くの夫婦がそうであるように関係は良好だったと思います。
しかし離婚する1年前くらいから雲行きが怪しくなりました。
私が日常生活で頻繁に物忘れや勘違いをするようになったのです。
物の置き場所を忘れたり、間違えたり、消したはずの電気がついていたり、そんなことはしょっちゅうでした。
消したはずのガスの火がつきっぱなしで近所でボヤ騒ぎになったこともありました。
私は当時まだ40歳になったばかり…。その痴呆のような症状に酷く困惑し、傷つきました。
そのイライラをぶつけてしまったことで夫婦関係が悪くなったと言わざるを得ません。
この女性は日増しに悪化する自分の症状を気に病んでいたそうです。
はっきりとした記憶があるからこそ、片づけた位置が変わっている、しまったのに紛失している、ことに困惑や憤りを感じ、気持ちが荒んでいったそうです。
夫はそんな妻を労いつつも、「若年性の認知症」と決めつけ「病気なんだから仕方ない」と、ことあるごとにそう言い聞かせたといいます。
心療内科ではストレス性の軽いうつと診断されただけでした。
女性は次第に、認知症だから身に覚えのない現象が起きるんだと、異変の全ては自分の幻覚なのだと断定するようになります。
当時、自己肯定感は皆無だったと言います。
そんな自分を憐れむような眼で見る夫の対応も、どこかよそよそしく責められているように見えたそうです。
自分のせいで迷惑をかけること、いつか見放されるかもしれない不安にさいなまれ、「ああ、もう無理だ」と思った妻。
結局、夫と話し合い「お互いに不幸になる結婚生活を終わりにしよう」と合意のうえで離婚に至ったといいます。
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「私は、たぶん元夫から洗脳されていました。」と語る女性。
「夫には長い間愛人がいました。」
離婚という負担をかけてしまった夫へ申し訳ないとすら感じていた女性でしたが、ある衝撃のできごとが彼女の違和感をある疑惑に変え、そして確信に変えました。
ずっと認知症であるかもしれないことに苦しんでいた女性ですが、離婚後は私生活で物忘れや誤解が嘘みたいになくなったといいます。
最初はそのことを、結婚生活のストレスがなくなったことが大きいのだろうと、肯定的に捉えていたそうです。
しかし、仕事休みの日、ふらっと訪れた離婚前に住んでいた夫の住む街で、彼女は驚くべき光景を目撃します。
仲睦まじく買い物している夫婦らしき男女…それは紛れもなく元夫でした。
夫と仲睦まじく腕を絡ませている女性は妊娠していることが明らかな体形をしていました。
夫と離婚したのは半年前でした。もしお腹の子が夫の子なら?
実は夫は自営業でカフェを経営しており、女性もたまに店を手伝っていました。
物忘れが酷くなってからは店でも度々問題が発生したので、夫から店に出ないように言われていたのです。
もしかすると相手の女性とは、当時からの関係なのかもしれない…
嫌な勘が働き、その足で夫の経営するカフェに向かいました。
そこには、もう一人の古いパートの女性を含めた数人が働いていました。
それとなく聞き出したところ、そのパートの女性から驚くべき真実が話されることに…
「店長はずっと不倫しています。愛人の女は前にここでアルバイトしていた子で、今店長の子を妊娠しています。」
そのパート店員からは、もう一つ耳を疑う言葉を聞きました。
「奥さんの認知症だって店長と愛人が仕組んだんだと思いますよ」
離婚を決めた当時は、幸せを壊した自身の症状に苦しみ、憎んでさえいたので疑う余地がなかったそうです。
しかし、よく考えたら辻褄が合わないことも多く、私を陥れるための故意に仕組まれていたとしても、おかしくない現象だったのです。
当時、認知症と思い込んでしまったのは、主に記憶の勘違いによるものでした。
確かに認知症の症状にも含まれますが、一般的に[若年性認知症」の症状は、記憶の低下によって今までできていたことが機能しなくなることを指します。
例えばいつも歩いている家から駅までの進路が分からなくなるなどです。
女性の場合、それまでできたことが機能的に不可能になることは皆無でした。
その他にも腑に落ちない点はいくつもあります。
妻が思い違いや勘違いで思い悩んでいることに対し、夫は認知症というキーワードを当てはめて無理やり納得させようとしていました。
何か忘れるたびに、恥ずかしい思いをしている妻に対して、「認知症なんだからしょうがないよ」など、フォローと見せかけ、本当は妻に、それ以上考えさせないようさせていたのではないでしょうか。
夫は妻が結婚生活に根を上げるのを虎視眈々と狙っていたのではないか…
夫と離れた途端、症状がピタッと病んだことが、それを証明しています。
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偶然夫を見掛けて以来、女性は当時を思いかえしてみるほど、疑惑が確信に近づいていったそうです。
証明できるものは何もないので夫を問い詰めることもできなかったそうですが、このまま泣き寝入りは絶対したくない!と当事務所の調査を依頼されました。
確かに慰謝料を請求できるほどの証拠を、ご自身だけで集めるのは限界があります。
離婚目的のために長期的に計画的に妻を洗脳し、その裏で不倫を続けていたのだとすれば、元夫はかなり慎重に計画的に事を運んだと言えます。
簡単に尻尾を出すとは思えません。
調査の目的としては以下の情報を得ることです。
元夫は離婚後すぐに現在の恋人と同棲していました。相手はパート従業員の話通り、過去に元夫の経営する店で働いていた女性でした。
その当時から不倫関係だったことが聞き込みなどで目撃情報として得られました。
聞き込みなどで、元夫が妻を認知症と思わせる工作をしていたこともほぼ明らかになりました。
当時、元夫が妻のしまった物をこっそり隠したり、位置を変えたり、予約したものを取り消したりしていた事実が聞き込みで得られました。
当社の担当調査員が同席して、夫との話し合いの場を設けたところ、しらを切り続けていた夫でしたが、すでにやめた従業員宛てに自分が残したメールの履歴の内容や証言の音声など、全ての証拠として突き付けると、不倫していた事実は認めました。
認知症の工作については否定していましたが、不倫と併せて元妻に損害賠償として慰謝料を支払う約束をしました。
残念ながら、探偵のような調査のプロでも過去の不法行為を証明することは難しいと言われています。
特に浮気や不倫のような不貞行為の証拠は現在進行形でなければならないため、慰謝料請求できない可能性が大きいです。
当事務所では調査を行なうことは可能ですが、他の探偵は断るケースが多いでしょう。
調査しても、すでに過去の事になると証拠入手が非常に困難だからです。
すでに終わった関係であり、動画や音声なども消去されてしまっているからです。
今回の事案のように離婚前に過去に不倫していた相手と現在も交際を続けている場合は、慰謝料請求できる可能性があります。
ただし婚姻関係があった当時及び、現在の相手と肉体関係を持っていたことを証明することが重要です。
過去にホテルに出入りする写真などを入手することは不可能なので、証言などいくつもの証拠を一つでも多く掴んでおきましょう。
今回の場合も、多くの情報から得られた証拠があったので、夫が言い逃れを諦め、過去の不貞行為を認めざるを得なかったと考えられます。
離婚をお考えの方は、後で後悔することのないように今一度離婚の必要性や離婚に至る経緯を振り返ってみてください。
よく調べてみたら相手に離婚責任があるというケースもあります。
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執筆者 / 吉田 / 2024年6月26日更新
男女間トラブルをメインに活動して10年以上のキャリアの持ち主。自身でも婚活サイトを運営しているほどの世話好き。監修者・執筆者一覧へ
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