
近年、国際電話番号による特殊詐欺が急増しています。
詐欺グループは、さまざまな国の国際電話番号を取得、これを悪用して日本国内のターゲットに電話をかけています。
警視庁が発表したデータによると、令和6年中特殊詐欺に犯行利用された被疑者の電話番号は82,540件(前年比+41,317件)と増加し、その中でも国際電話番号が48,754件(前年比+34,926件)を記録しています。
犯人からの電話を直接受けないための対策として、特に国際電話の着信ブロックがすすめられています。
しかし、国際電話の一括着信拒否の設定は意外と手間がかかります。
そこで注目されているのが、警視庁の防犯アプリ「デジポリス」の新機能です。
本記事では、デジポリスの国際電話番号をブロックするシステムに着目し、国際電話詐欺という脅威から身を守るための対策を解説します。
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近年、特殊詐欺の被害が後を絶たないなか、その利用実態が浮き彫りになっているのが「国際電話」です。
警察庁の発表によると、2024年の特殊詐欺の被害額は718億円。さらに、特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約73.5%が国際電話番号であったことが判明しています(2025年6月末時点)。
(中略)
警視庁の防犯アプリ「デジポリス」は、国際電話詐欺という現代的な脅威への対策から、痴漢撃退や地域の見守りといった身近な防犯まで、一台のスマートフォンで実現できる総合的な安全対策ツールです。iOS版とAndroid版が無償で提供されています。
アプリの最大の特徴は、特殊詐欺の電話の約8割が国際電話番号を使用しているという統計を基に、国際電話番号をブロックするシステムを搭載しているのが特徴です。
この機能は2025年12月以降に利用できるようになる予定で、国際電話番号からの着信通知を遮断して詐欺電話をブロックします。つまり、利用者は詐欺電話に気づくことなく、未然に被害を防ぐことが可能です。
引用元:YAHOO!JAPANニュース|警視庁の防犯アプリ「デジポリス」がすごい!国際電話の着信拒否から痴漢撃退、パトロールまで(2025年10月28日)

「+1」や「+44」、「+800(国際フリーフォン)」などから始まる国際電話番号を通じて行われる、詐欺の手口について解説していきます。
国際電話詐欺は高額な通信料を請求されるだけでなく、個人情報を聞き出されてしまうなど、さらなる犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
詐欺の手口を知ることで、犯罪に巻き込まれるリスクを減らしましょう。
インターネットサイト事業者などを名乗る犯人から、インターネットの未納料金が発生しているなどの名目で、実際には使用していない料金を支払わせようとする詐欺です。
架空料金請求詐欺では、自動音声による案内が多く、「未納の料金がある」「サービス停止を行う」など、不安を煽ります。
支払方法は電子マネー(プリペイドカード)を指定することが大半です。
コンビニで電子マネーカードを購入するよう誘導された場合は、架空料金請求詐欺の可能性が高いでしょう。
1回の呼び出し音で電話を切る「ワン切り」を行い、折り返しの電話をかけさせる手口です。
国際電話に折り返してしまうと高額な電話料金を請求され、その一部が背後にいる犯罪グループに流れる仕組みになっています。
折り返し後に自動音声が流れ、「少々お待ちください」といったアナウンスで通話時間を引き延ばすケースもあります。
インターネットを閲覧中に、突然ウイルス感染をしたかのような画面を表示したり、警告音を発生させるなどして、画面に記載された国際電話番号に電話をかけさせる手口です。
サポートの名目で金銭をだまし取ったり、遠隔操作ソフトをインストールさせたりします。
偽のセキュリティ警告画面が表示された場合は、ブラウザやアプリを終了することが重要であり、決して警告画面の指示に従わないようにしてください。

警視庁が提供する防犯アプリ・デジポリスには、さまざまな防犯機能がついています。
本章ではその機能について、くわしく解説していきます。
令和7年12月に搭載予定とされている機能が、国際電話番号からの着信通知を遮断する「国際電話番号ブロックシステム」です。
従来のスマホの着信拒否では、拒否できるのは以前にかかってきた番号のみで、詐欺業者側が新しい電話番号で欠けてきた場合の対策が難しいのが現状でした。
しかし、デジポリスによる国際電話番号ブロックシステムは、国際電話番号からの着信をブロックし、なおかつ着信通知がないので安心してご使用いただけます。
痴漢撃退機能は、痴漢の被害に遭った際に、声を出すことなく助けを求めることが出来る機能です。
スマホ画面に「痴漢です 助けてください」という文言が表示され、画面を見せて助けを求めることが可能になります。
画面をタップすると「やめてください!」という音声が流れたり、防犯ブザーを鳴らすことも可能で、痴漢撃退のための機能も搭載しています。
また、痴漢にあって困っているのではと感じた人がいれば、「ちかん されていませんか」という画面を表示することで、助けが必要かどうか確認することもできます。
他に防犯のための情報収集機能である、「見守りパトロール機能」「エリア通知機能」もあります。
見守りパトロール機能には、地図上に過去1か月の不審者情報などを地域別に色分け表示されるほか、防犯パトロール、見守り活動の時間・軌跡を記録することが可能です。
エリア通知機能は、子どもへの声掛け事案や侵入・窃盗、痴漢などが連続して発生しているエリアに入るとお知らせしてくれます。

大前提として、知らない国際電話には絶対に出ない・折り返さない、不審な電話はすぐに切ることが重要です。
国際電話の利用を希望しない場合は、発信または発着信の利用休止を行うことをおすすめします。
固定電話であれば、国際電話不取扱受付センターに申し込むことで着信を休止することが可能です。
携帯電話・スマホは、通信サービス提供会社(キャリア)等が提供している、セキュリティ対策アプリを利用する方法がありますが、有料の場合があります。

国際電話詐欺をはじめとする特殊詐欺は年々巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があります。
固定電話による被害は60~80代が多いですが、スマホは20~30代の被害が増加しています。
特殊詐欺は、老若男女問わず被害を受ける可能性が高く、決して油断はできません。
デジポリスによる国際電話番号をブロックシステムが実装されれば、詐欺被害を事前に対策することも可能でしょう。
しかし、もし万が一国際電話詐欺に遭ってしまったかもしれないと思ったときは、当探偵事務所にご相談ください。
「国際電話だから加害者特定が難しいのでは」と泣き寝入りせず、ぜひ一度お問い合わせください。
当探偵事務所は24時間365日、お問い合わせフォーム・メール・電話・LINEにてご相談をお待ちしています。
※docomo・au・softbankなどの携帯電話アドレスはドメイン指定設定により毎月10件以上の「送信エラー」が起こっているため、 フリーメール(GmailやYahoo!mail)の利用をおすすめします。しばらく経っても返信が来ない方はお電話にてご確認くださいませ。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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