マッチングアプリで知り合った男女間での金銭トラブルが増えています。
マッチングアプリの罠は決して、初対面時のみ潜んでいるとはかぎりません。
意気投合し気を許したところで、金銭の貸し借りや交付が求められるケースも多々あります。
マッチング詐欺の被害額は、一千万円を超える被害に遭う方いるというから驚きです!
マッチングアプリに潜むリスクを十分に理解していれば、金銭被害を回避することは可能です。
今回はマッチングアプリ詐欺被害のリスクや、実際に金銭トラブル被害にあったときの対処方法についても解説します。
2024年5月13日 更新 /執筆者 / 吉田 麻衣子
男女間トラブルをメインに活動して10年以上のキャリアの持ち主。自身でも婚活サイトを運営しているほどの世話好き。監修者ページ
最近のマッチングアプリは、誰でも気軽に手軽に登録できる出会いサポートシステムとして認知され、利用者も増加しています。
ただし、あまりにも無防備に利用していると詐欺やトラブルに巻き込まれる可能性があることも事実です。
登録者の多くは異性との真剣交際を望んでいる反面で、その心理を逆手に取り、相手を騙すことを企てる人間が混ざっている可能性も否定できません。
マッチングアプリ上で男女間でのトラブルが起こる原因としては、以下のようなことが考えられるでしょう。運営側も力を注いでいるはずのセキュリティはずですが、最初から問題のあるユーザーを判別することはできません。
誰かから通報があって初めて除外することになるため、それまでに何人もの被害者が出てしまうことも考えられます。
現在は出会いサービスが溢れていて、活動してみないことには登録者の本気度を測ることはできません。
本人確認なども十分で安全そうなアプリでも、不特定多数の異性と接触することに変わりないので危険人物に遭遇する可能性を完全には防ぐことはできません。
結婚相談所などとは違い、入会面談などもせずネット上の審査だけで登録できてしまうため、運営側が身分証提示などしっかりと行なったとしても、プロの詐欺師の手口なら詐称することもできてしまいます。
最初から相手を騙すつもりで登録する人物にとって、マッチングアプリの会員がいいカモになる可能性はあります。
マッチングアプリによっては運営側に問題があるケースもあります。
表向きには上場企業などのクリーンな会社が多いですが、なかには実態の分からない会社がも多く含まれています。
質の悪いマッチングアプリはセキュリティも緩く、詐欺師や業者などの悪質なユーザーが集まりやすいのです。
マッチングアプリで金銭被害に遭わないためには、そのリスクや手口を理解しておく必要があります。
マッチングアプリ詐欺の主なリスクについて具体的に見ていきましょう。
相手の好意を利用して高額な商品やサービスを購入させたり、契約を交わし金銭を搾取する手口です。
被害者からすれば恋人に高価なものを求められたとき、もっと好かれたい気持ちが強いため疑問や不信感など持たずに、つい購入してしまいがちです。
何かおかしいと気づいたときには、相手と連絡もつかなくなり泣き寝入りをしてしまうケースも多いのです。
結婚詐欺は、結婚する意志がないのに、結婚したいという偽りの意思相手に示し、相手を騙して金銭を搾取する詐欺です。
偽りの感情で相手から金銭を騙し取る意味では恋愛詐欺も同様です。
「会社が倒産しかけている」「癌になった」など打ち明けてきます。こうして返済の意思もないのに一時的な立て替えを求めてくる手口です。
アプリ出会い、仲良くなったところで「簡単に稼げる方法がある」「絶対に損させない」などと上手い儲け話を持ちかけて、副業案件や、高額な情報商材の購入を勧めてきたり、投資話を持ち掛けてきます。
相手が自分に好意を持っていることを利用して、「君だけに、君だから」という言葉を強調して勧めてくるのです。
利益を約束する根拠として、取引画面のスクリーンショットなど送り相手を信用させてお金を引き出します。
ロマンス詐欺は相手の恋愛感情を利用してお金を送金させる詐欺です。外国人による被害が多く、メールやチャットでのやり取りのみで直接顔を合わせたことがないケースがほとんどです。
容姿が整っていたり大金持ちであることを武器に巧みに愛を囁いてきますが、実際には実在しない人物の写真を利用しているケースがほとんどです。
金銭トラブルに巻き込まれたと言って送金を求められるのが一般的なロマンス詐欺の流れです。
美人局はざっくり言えば、男女が共謀して実行する犯罪です。ターゲットを騙して金品などを脅し取ることを目的としています。
初対面の犯行がほとんどで、肉体関係を持った直後、または持つ直前に共犯の男が現れ「俺の妻(彼女)と何してんだ!」と怒り代償として金品を要求してだまし取るのが一般的です。
リスクを十分に理解したうえでマッチングアプリを利用することで、金銭被害に遭う可能性もかなり縮小されます。
しかし、自分は気を付けていても運悪く、悪い相手に当たってしまうこともあります。
ネット上で分かる相手の情報は限界があるからです。
特にマッチングアプリ詐欺で回避することが難しいのが美人局ではないでしょうか。
美人局被害は、会ってみるまで被害の予想ができなかったという人が大半です。
自分の下心が招いた結果だと後ろめたく思っている男性に多いようです。しかし、そのような事態になる前に気が付くことはできなかったのでしょうか。
しかし相手に気を付けて正しく利用すれば美人局被害に遭うことはありません。相手と初対面する前に対策を取っておくことでリスクはかなり下がります。
人妻に手を出すのは不貞行為、さらに18歳未満に手を出すのは青少年育成条例違反に該当します。
弱みを握られ脅されることがないように、身分に偽りがないか明確にしておきます。
また、相手は金銭搾取が目的なので長い期間のメル友やガタイのいい男性は避けるはずです。
会う前に以下のことをやっておくことで、かなりふるいにかけることが可能です。
万が一を備えて以上のことをやっておけば安心です。相手に弱みを握られないように自分の身分を明かさないことを徹底します。
ぼったくりBARに連行されることのないように、また人通りの少ない場所での待ち合わせも避けるべきです。
いざというときのために会うなら人目に付く場所限定、身軽な服装と靴を装備しましょう。
交際している男女間での金銭に関するトラブルは珍しくありません。
とくにインターネットを通じて知り合った相手に、 金銭を渡したらそのまま音信不通になってしまった という被害相談が急増しているのが現状です。
このようなケースの解決は難易度が高く、藁にも縋る思いで専門家に調査を依頼する傾向があるようです。
悪質性が高いものだと、最初から金銭を詐取する目的で利用する者がいます。
また一方では、最初こそ金銭的なトラブルはなかったものの交際する過程でお金の貸し借りで揉めるパターンもあります。
以上のことから第三者からすると、犯罪性を見極める難易度が高いということでしょう。
出会い系サイト、マッチングアプリ、SNSなどを通じて知り合った相手との金銭トラブル解決の難易度が高い理由の一つにあるのは、そのほとんどが相手の情報量が少ないということです。
ごく限られたプロフィールにある情報しか相手を知らない場合、連絡が途絶えた時、職場も住所も不確かでどうすることもできないという事態になりかねません。
マッチングアプリで知り合った男女間の金銭トラブルで寄せられた相談事例を挙げています。
金銭搾取の目的のさまざまアプローチから、その手口が見えてくるかもしれません。
アプローチの仕方はさまざまですが、相手が自分のことを知らないのをいいことに恋愛感情や結婚願望を匂わせ金銭を搾取します。
現金目的だけではなく不動産の購入やマルチ商法、資産運用などの勧誘など自分の営利目的に利用するケースも見受けられています。
以下の事例の手口は、来週には必ず返せるから…と金銭の交付を求めておきながら、その後音信不通になっています。
経営している会社の社員が横領した。
今すぐ補填しないと取引先とトラブルになるので力を貸してほしいと頼み込まれ400万円立て替えましたが、翌日から音信不通に相手が社長というのも嘘でした。
親の借金返済のために結婚資金を使ってしまったがまだ不足している。結婚のためにも少し援助してほしい。渡した後、連絡が取れなくなりました。
必ず儲けることができるFXや有価証券取引があるが、今は手持ちがない。絶対に損はさせないからお金を出資して欲しい。
最初だけ儲かっているようでしたが、最終的に大暴落。損失分を補填されることはなく連絡も途絶えました。
条件的にも相場より、かなりお買い得な不動産があるので購入すべき。将来一緒に住むマンションだと思ってもらっていい。
購入後、彼から別れを告げられました。
いつも手持ちがないんで建て替えといてと言われ、一年間で100万を超える金額に…浮気されていることがわかったタイミングで、返済を持ち掛けたところ逆ギレされ暴言を吐かれました。
男女間の金銭トラブルを未然に防ぐためには、マッチングアプリやSNSで起こりうるトラブルを知っておくことが大切になります。
そのための心得として以下の5つを挙げました。
「確かに〇〇円借りました」と証明になる書面を残すことは、金銭トラブル対策としてとても重要なことです。
しかし、交際相手にそれを要求することを躊躇してしまうという人は少なくありません。
借りる方は「信用できないのか?」と難色を示すかもしれませんが、難色を示すような相手方は、証明となるものを残したくない本音があるのかもしれません。
そのような相手には絶対にお金を貸さないことです。
一刻を争うだの言われ急かされても、絶対にすぐにお金を渡してはいけません。
本心からお金に困っていて、交際相手に申し訳なく思うなら、今すぐではなく待てるはずです。
すでに金銭トラブルの被害に遭ってしまった時、お金は戻るのでしょうか。
相手にどんな代償を払ってもらいたいのかにもよりますし、相手が痕跡一つ残さなければそもそも立件することは不可能です。
その場合に、警察では被害届や告訴状がなかなか受理されない現実があります。
金銭被害に遭ったことが判明した段階でも、何とか冷静さを保ってできることを着実に実践して解決の糸口を掴みましょう。
おそらく金銭トラブルになる段階で、すでにアプリ上では相手からブロックされている状態だと思います。
自分では連絡を送れないときは運営側に協力を求めましょう。
被害額や損害が大きいときは警察に相談してみましょう。
ただ、警察はあくまでも被疑者を逮捕することが仕事ですので、金銭の取り戻しまでは関与してくれません。
これは弁護士にも同様のことが言えます。弁護士なら慰謝料請求の相談に乗ってくれますが、やはり証拠が何一つないなら難しいでしょう。
どんなに深刻な被害を訴えても、証拠が何もなければ立証することはできません。
メールやLINEの内容に詐欺被害の実態を表す証拠さえ残っていれば、法を味方につけることも可能です。
自分でも証拠を入手できそうなら調べてみましょう。
詐欺を働くような人は、証拠を残すことをできるだけ避けるためにメールやLINEなどでは金銭の要求をしてこないことが多いです。
自己防衛のためにも、ボイスレコーダーやスマートフォンアプリなどで会話を録音して、重要な証拠を残しておくべきでしょう。
証拠が自分で揃えられない場合は放置しないで専門家にサポートを依頼しましょう。
時間をかければかけるほど相手に逃げられる確率は上がるので、ここからは時間との勝負です。
どんなに深刻な被害を訴えても、証拠が何もなければ法に訴えることも不可能です。
だまし取られたお金を取り返すためには、以下のような被害実態を証明する証拠が必要です。
結婚詐欺を証明する主な証拠
調査の専門家なら独自の手法で金銭トラブル解決のための証拠を入手することができます。
専門家なら以下のような証拠が交付したお金の返還請求が認められる場合もあります。
マッチングアプリにおける詐欺被害に遭ったとしても、泣き寝入りせずに、まずはご相談ください。
マッチングアプリでの金銭トラブルを解決させるためには、証拠収集が何よりも重要です。
ファミリーセキュリティでは、多様なトラブルに対応し、心身を脅かされるトラブルに対して、迅速かつ徹底的に調査を行ない、希望に満ちた明るい未来を取り戻すため全力でサポートいたします。
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