Security Guide
マッチングアプリで知り合った男女間で金銭の貸し借りや交付があった場合に、後から大きな損害に気がついて訴えても、時すでに遅しというケースは多々あります。
場合によっては、数百万円から一千万円を超える被害に遭う方も…
どんな人が被害に遭いやすいのか、被害に遭ってしまったときの対処方法など相談事例に基づき、その手口などを探ってみましょう。
執筆者 / 吉田 麻衣子
男女間トラブルをメインに活動して10年以上のキャリアの持ち主。自身でも婚活サイトを運営しているほどの世話好き。監修者ページ
最近のマッチングアプリは、誰でも気軽に手軽に登録できる出会いサポートシステムとして認知されています。
ただ美味しい話には裏があるように、マッチングアプリの利用にリスクがあるのも事実です。
登録者の多くは異性との真剣交際を望んでいる反面で、その心理を逆手に取り、相手を騙すことを企てる人間が混ざっている可能性も否定できません。
マッチングアプリ上で男女間でのトラブルが起こる原因としては、以下のようなことが考えられるでしょう。運営側も力を注いでいるはずのセキュリティはずですが、最初から問題のあるユーザーを判別することはできません。
誰かから通報があって初めて除外することになるため、それまでに何人もの被害者が出てしまうことも考えられます。
現在は出会いサービスが溢れていて、活動してみないことには登録者の本気度を測ることはできません。
本人確認なども十分で安全そうなアプリでも、不特定多数の異性と接触することに変わりないので危険人物に遭遇する可能性を完全には防ぐことはできません。
結婚相談所などとは違い、入会面談などもせずネット上の審査だけで登録できてしまうため、運営側が身分証提示などしっかりと行なったとしても、その気になれば詐称することはできてしまいます。
最初から相手を騙すつもりで登録する人物にとって、マッチングアプリの会員がいいカモになる可能性はあります。
交際している男女間での金銭に関するトラブルは珍しくありません。
とくにインターネットを通じて知り合った相手に、 金銭を渡したらそのまま音信不通になってしまった という被害相談が急増しているのが現状です。
このようなケースの解決は難易度が高く、藁にも縋る思いで専門家に調査を依頼する傾向があるようです。
悪質性が高いものだと、最初から金銭を詐取する目的で利用する者がいます。
また一方では、最初こそ金銭的なトラブルはなかったものの交際する過程でお金の貸し借りで揉めるパターンもあります。
以上のことから第三者からすると、犯罪性を見極める難易度が高いということでしょう。
出会い系サイト、マッチングアプリ、SNSなどを通じて知り合った相手との金銭トラブル解決の難易度が高い理由の一つにあるのは、そのほとんどが相手の情報量が少ないということです。
ごく限られたプロフィールにある情報しか相手を知らない場合、連絡が途絶えた時、職場も住所も不確かでどうすることもできないという事態になりかねません。
金銭搾取の目的のさまざまアプローチから、その手口が見えてくるかもしれません。
アプローチの仕方はさまざまですが、相手が自分のことを知らないのをいいことに恋愛感情や結婚願望を匂わせ金銭を搾取します。
現金目的だけではなく不動産の購入やマルチ商法、資産運用などの勧誘など自分の営利目的に利用するケースも見受けられています。
以下の事例の手口は、来週には必ず返せるから…と金銭の交付を求めておきながら、その後音信不通になっています。
経営している会社の社員が横領した。今すぐ補填しないと取引先とトラブルになるので力を貸してほしい。
親の借金返済のために結婚資金を使ってしまったがまだ不足している。結婚のためにも少し援助してほしい。
必ず儲けることができるFXや有価証券取引があるが、今は手持ちがない。絶対に損はさせないからお金を出資して欲しい。
条件的にも相場より、かなりお買い得な不動産があるので購入すべき。将来一緒に住むマンションだと思ってもらっていい。
いつも「建て替えといて」と言われ、浮気されていることも分かって、不満を漏らしたところ逆ギレされた。
男女間の金銭トラブルを未然に防ぐためには、マッチングアプリやSNSで起こりうるトラブルを知っておくことが大切になります。そのための心得として以下の5つを挙げました。
「確かに●●円借りました」と証明になる書面を残すことは、金銭トラブル対策としてとても重要なことです。
しかし、交際相手にそれを要求することを躊躇してしまうという人は少なくありません。
借りる方は「信用できないのか?」と難色を示すかもしれませんが、難色を示すような相手方は、証明となるものを残したくない本音があるのかもしれません。
そのような相手には絶対にお金を貸さないこと。
一刻を争うだの言われ急かされても、絶対にすぐにお金を渡してはいけません。本心からお金に困っていて、交際相手に申し訳なく思うなら、今すぐではなく待てるはずです。
お金を渡すときは手渡しではなく振り込みにし、借用書を作成し、免許証等の身分証の写真を撮影し、その会話を録音しておくことが重要です。
さらに、貸した時の状況や貸した回数、これまでの返済の状況も記録しておきましょう。すでに金銭トラブルの被害に遭ってしまった時、お金は戻るのでしょうか。
相手にどんな代償を払ってもらいたいのかにもよりますし、相手が痕跡一つ残さなければそもそも立件することは不可能です。
その場合に、相談事例と同様に警察では被害届や告訴状がなかなか受理されない現実があります。
金銭被害に遭ったことが判明した段階でも、何とか冷静さを保ってできることを着実に実践して解決の糸口を掴みましょう。
おそらく金銭トラブルになる段階で、すでにアプリ上では相手からブロックされている状態だと思います。
自分では連絡を送れないときは運営側に協力を求めましょう。
被害額や損害が大きいときは警察に相談してみましょう。
ただ、警察はあくまでも被疑者を逮捕することが仕事ですので、金銭の取り戻しまでは関与してくれません。
これは弁護士にも同様のことが言えます。
弁護士なら慰謝料請求の相談に乗ってくれますが、やはり証拠が何一つないなら難しいでしょう。
どんなに深刻な被害を訴えても、証拠が何もなければ立証することはできません。
メールやLINEの内容に詐欺被害の実態を表す証拠さえ残っていれば、法を味方につけることも可能です。
自分でも証拠を入手できそうなら調べてみましょう。
詐欺を働くような人は、証拠を残すことを出来るだけ避けるためにメールやLINEなどでは金銭の要求をしてこないことが多いです。
自己防衛のためにも、ボイスレコーダーやスマートフォンアプリなどで会話を録音して、重要な証拠を残しておくべきでしょう。
証拠が自分で揃えられない場合は放置しないで専門家にサポートを依頼しましょう。
時間をかければかけるほど相手に逃げられる確率は上がるので、ここからは時間との勝負です。
どんなに深刻な被害を訴えても、証拠が何もなければ法に訴えることも不可能です。
だまし取られたお金を取り返すためには、以下のような被害実態を証明する証拠が必要です。
結婚詐欺を証明する主な証拠
調査の専門家なら独自の手法で金銭トラブル解決のための証拠を入手することができます。
専門家なら以下のような証拠が交付したお金の返還請求が認められる場合もあります。マッチングアプリにおける詐欺被害に遭ったとしても、泣き寝入りせずに、まずはご相談ください。
マッチングアプリでの金銭トラブルを解決させるためには、証拠収集が何よりも重要です。
ファミリーセキュリティでは、多様なトラブルに対応し、心身を脅かされるトラブルに対して、迅速かつ徹底的に調査を行ない、希望に満ちた明るい未来を取り戻すため全力でサポートいたします。
男女間の金銭問題は証拠が見当たらず、解決方法が分からないという方は、当事務所の無料相談をご利用ください。
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