男女の出会いの場として、今や市民権を獲得しているのがマッチングアプリです。
気軽に異性と知り合える反面、怪しい勧誘の魔の手も近付きやすい面があります。
中でも宗教勧誘は一見優しそうな印象の人が行なう可能性もあるため、見分けがつきにくい面も。
もし勧誘に捕まってしまえば宗教への入信にとどまらず、洗脳や高額献金の被害を受ける可能性も。
そうならないためにも対処法をマスターする必要がありますが、勧誘被害を受けそう、もしくは既に勧誘被害を受けてしまった場合は探偵にご相談ください。
この記事では、マッチングアプリでの宗教勧誘の現状と勧誘の見極め方、対策をご紹介します。
執筆者 / 藤井 ケイティン 2024年1月21日
1991年生まれ。オンライン上のトラブルや盗聴盗撮などの機械系調査を専門とする。机の上には常時スナックスティックが置いてある(笑)監修者ページ
マッチングアプリで受ける勧誘被害のなかでも、宗教勧誘も見逃せないものだといえます。
マッチングアプリ上の宗教勧誘の現状をお伝えします。
300人を対象に実施されたあるアンケートによると、マッチングアプリでトラブルに巻き込まれた経験のある人はその内46人(15.6%)となりました。
そしてトラブル被害のあった46人の内、宗教勧誘被害を受けたのは7人(15.2%)でした。
(参考:【マッチングアプリ利用時のトラブル】男女300人にアンケート調査 | ウェブスターマーケティング株式会社のプレスリリース)
これはアンケートを実施した人のなかでの被害件数なので、実数はさらに多くなる可能性が高いです。
そのため、マッチングアプリで宗教勧誘の被害を受ける確率は決して少なくないことがわかります。
大半のマッチングアプリでは、宗教に限らずあらゆる勧誘行為が禁止されています。
特に利用料金が発生するマッチングアプリでは、厳格に規制されています。
宣伝活動や勧誘行為
物品やサービス等の宣伝・勧誘・販売等をする行為を禁止します。
お相手を自分以外の第三者に紹介する行為も禁止します。
(引用:禁止行為について – Omiaiヘルプ)
もし勧誘行為を受けた場合はすぐにアプリの規約を確認し、禁止の明記があれば毅然とした対応を取りましょう。
マッチングアプリで宗教勧誘を行なう人には、どのような傾向があるのでしょうか。
その特徴を理解しておくことで、被害を未然に防ぐことが可能です。
基本的なメッセージのやり取りはアプリ内で完結するにもかかわらず、アプリ外の連絡を提案する人には注意が必要です。
アプリ内で禁止されている勧誘行為をするために、規約の存在しない通話アプリやメールでのやり取りに移行する狙いがあります。
また、個人情報を知ることで継続的に勧誘を行なう可能性もありますので、安易に連絡先を教えないようにしましょう。
本来恋愛関係を作る目的のマッチングアプリで、他の人に会わせようとする場合は囲い込みによる勧誘を行なう狙いがあるでしょう。
もしこのような言葉を伝えられたら注意が必要です。
恋愛目的の出会いを求めるなら相手以外の人と会う必要性はまったくないので、複数人での面会を提案された時点で警戒しましょう。
宗教勧誘の勧誘の特徴としては、ボランティアや講演会への誘いがあります。
一見問題なさそうに見えますが、宗教団体はボランティアや講演会を隠れみのにして勧誘を行なう手口を使います。
善意や興味関心を持って参加した人を囲い込んで、宗教勧誘を行なうのです。
この手口を理解しておくことで、勧誘を回避することも十分できます。
もし宗教勧誘を受けてしまった場合、どのような被害が考えられるのでしょうか。
被害の現状を理解しておくことで、マッチングアプリでの宗教勧誘への警戒心をさらに強めましょう。
宗教にただ入信するだけでなく、洗脳によって正常な判断能力を失わされる被害が考えられます。
洗脳されることで、後述のような多額の金銭被害を受ける可能性が一気に高まります。
また、洗脳の手口も暴力を伴ったり、監禁など精神的苦痛を与えるもの。
もし洗脳された場合、脱出できたとしても体や心に残るダメージは甚大です。
洗脳の加害者もマインドコントロールの手法に長けているため、一般人が簡単に対策できない手口を仕込んできます。
少しでも「洗脳されそうだ」と違和感を覚えたら、すぐに距離を取りましょう。
もし現在洗脳被害に苦しんでおられるなら、当探偵事務所の洗脳トラブルサポートをご利用ください。
宗教の被害で多いのが、高額な商品の購入を迫られるものです。
これは「霊感商法」とも呼ばれ、入信した信者に霊的な存在を匂わせる内容を伝え、恐怖心を煽って高額な壺や印鑑などを買わせます。
「先祖から続く因縁を断ち切るためにこの壺を買うべき」など、まるで商品を買わないと状況が悪くなるような言葉を併せて伝えるのが特徴です。
被害者にとってはまるで高額商品の購入が救いの手に思えてしまいますが、商品購入を勧められたらすぐに関わりを断ちましょう。
もし対処が難しく警察も動けない場合は、探偵にまでご相談ください。
宗教団体の活動資金は信者の献金です。
献金には税金がかからないため、受け取った額をほぼそのまま団体の懐に収められます。
そのため、献金を集めるのに躍起になる宗教団体もなかには存在し、そのために勧誘・洗脳を行なうことがあります。
特にお金を多く持つ人ほどターゲットにされやすいため、マッチングアプリ内で高い年収をアピールする人ほど注意が必要です。
もし洗脳されると、財産がなくなるまで献金を要求される可能性が高いです。
献金が払えない場合は家族・知人への借金も指示されるため、人間関係も崩壊します。
自らの財産だけでなく人間関係も失う可能性があるため、宗教勧誘は必ず断ち切る必要があります。
もし勧誘目的の人と関係を深めれば深めるほど、勧誘を断りにくくなる状況が作り出されていきます。
そのため、勧誘目的の人の特徴を理解することで、相手を見極めて素早く断ることができます。
大人数での集まりやパーティーの様子を載せている人は、勧誘目的の可能性が考えられます。
勧誘をする人は、そもそも自分の所属する団体や信仰する宗教に対して、強い帰属意識を持ちます。
団体・宗教に寄与したいという思いが、勧誘の原動力となっているのです。
しかし、自分自身をアピールするためのマッチングアプリで、大人数の写真を載せるメリットは基本的にはないといえます。
そのため、大人数の写真の有無は勧誘目的か見分ける手がかりになるでしょう。
マッチングアプリで宗教のみならず勧誘目的のある人は、プロフィールやメッセージのなかで恋愛目的では使わないような言葉を入れる傾向があります。
下記のような言葉を使う人には注意すべきです。
恋愛関係を求めるのであれば使う理由が見当たらない言葉なので、別の目的があると考えましょう。
そもそも宗教とは、悩める人に対して救いの手を差し伸べるためのものです。
しかし、そうした弱みを見せることは悪徳な宗教に付け入る隙を与えてしまいます。
また、潜在的に抱える悩みを引き出すために悩み事はないか聞いてくる場合も。
悩みの解決策として宗教を提案し、口八丁手八丁で引きずり込もうとする魂胆です。
込み入った悩み事を打ち明けても、関わって日の浅い人や、ましてやメッセージのやり取りしかしていない人にできることはほぼありません。
にもかかわらず悩み事を聞き出そうする人には、何か狙いがあると見ていいでしょう。
あからさまに勧誘目的だとわかる人なら簡単に対処できますが、仲良く関係を作っていた人にいきなり宗教勧誘をされると対処が難しい部分もあるでしょう。
また、宗教勧誘を受け入れてしまったとしても、諦めることはありません。
マッチングアプリで宗教勧誘を受けてしまったときの対策方法をお伝えします。
もし宗教勧誘かもしれない誘いを受けた場合、やんわりとではなくはっきりと断りを入れましょう。
「今回はやめておきます」「またの機会に」など、時間さえ合えば応じられる可能性がありそうな言い回しは避けるべきです。
また日を改めて誘いが来てしまいますので、「興味がないので行きません」などきっぱりと断る言葉を伝えましょう。
興味関心がないと伝えることで、改めての勧誘を先回りして遮断できます。
もはや一切の返信もせずにブロックするのも有効です。
勧誘目的だとわかった時点で、相手のゴールは勧誘の成功であるのは明らか。
これ以上連絡を重ねても相手の目的は変わりませんし、恋愛関係に発展する可能性も乏しいです。
しつこく連絡が続く場合もありますので、先がない相手だと判断したらすぐ切り替えましょう。
勧誘行為の禁止を明記しているアプリであれば、相手が規約違反のユーザーであると運営に通報しましょう。
相手のアカウントを利用停止にできるうえに、新たな被害者が生まれる可能性を減らせます。
運営者もユーザーの監視を行なっていますが、どうしても被害を隅々まで把握するのは難しいです。
ユーザーから健全な利用環境を守る取り組みを行ない、健全な出会いの場を作る取り組みも必要です。
しかし、無料チャットアプリの場合は運営の対処が遅い場合もあることも覚えておきましょう。
もし勧誘被害を受けたり、実際に入信してから被害が生まれてしまった場合でも、警察の対処は遅い可能性があります。
警察も日々多くの事件を抱えるうえに人員にも限りがあるため、どうしてもすべての事件への満遍ない対応は難しいのが現実です。
しかし、被害の存在を示す明確な証拠があれば、すぐに警察を動かすこともできます。
証拠集めは、専門知識を有する探偵事務所にご相談ください。
特に当探偵事務所は宗教・洗脳トラブル対応の経験値も豊富なため、迅速に対応可能です。
また上級心理カウンセラーの資格を持つ探偵も所属しており、洗脳が解除されてから元の生活に戻るまでもトータルサポートいたします。
宗教の勧誘・洗脳被害にお困りの際は、お気軽にご連絡ください。
マッチングアプリの宗教勧誘は、場合によっては巧妙に断れない状況を作り出して行なわれる場合もあります。
状況を作られてしまった時点で相手の術中にはまっているので、そうなる前に宗教勧誘の狙いに気づいて対処するのがベストです。
もし宗教勧誘を受け入れてしまって被害が出てからでも、当探偵事務所は洗脳解除や宗教脱会に向けて全力でサポートいたします。
少しでも気になることがありましたら、24時間365日ご相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
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