
「還付金詐欺ってなぜ騙されるの?」
「どうやって対策すればいい?」
還付金詐欺はTVで話題になることもあり、存在自体は知っている人が多いです。
しかし、還付金詐欺は知っていても騙されてしまうケースが多く、より確実な対策が必要です。
本記事では還付金詐欺に騙されてしまう理由や、騙されないための対策などを解説します。
正しい対処を理解し、ご自身や家族が騙されないようにしましょう。
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還付金詐欺は、騙されやすい仕組みができているため、多くの人が被害にあっています。
以下に還付金詐欺に騙されてしまう仕組みをまとめました。
還付金詐欺は、被害者が落ち着いて考える時間を持てないように話を進められます。
「今日中に手続きが必要です」「期限を過ぎると受け取れません」といった言葉で、判断を急がせるのが典型的な手口です。
急かされる状況では、人は内容を十分に確認せず、相手の指示に従いやすくなります。
その結果、本来であれば不自然だと気づける点にも、疑問を持ちにくくなってしまいます。
少しでも急がされていると感じた場合は、その場で判断せず、一度立ち止まる意識を持つことが大切です。
還付金詐欺では、市役所や年金事務所などの公的機関を名乗ることで、相手に安心感を与えます。
公的機関の名前が出ると「まさか詐欺ではないだろう」と思い込みやすくなります。
さらに、制度や手続きの話をされると、内容が分からなくても正しいものだと受け取ってしまいがちです。
犯人は専門用語や正式名称を使い、もっともらしく説明することで疑念を持たせないようにします。
その結果、相手の話を十分に確認せず、指示に従ってしまいます。
還付金詐欺は、言葉巧みに被害者を誘導することで、第三者に相談できない状況を意図的に作りだします。
誰にも相談できない状態になると、自分の判断だけで対応せざるを得なくなるため、その結果、不安を感じながらも相手の指示に従ってしまうのです。
少しでも違和感を覚えた場合は、家族や信頼できる第三者に相談する意識を持つことが、被害を防ぐ重要なポイントになります。

本章では、実際に還付金詐欺に騙されてしまった事例を紹介します。
それぞれの事例をチェックし、より具体的に騙されないイメージを作りましょう。
還付金詐欺では、市役所職員を名乗る人物から電話がかかってくる事例が多く確認されています。
この事例では「医療費や保険料の還付金があるが、手続きが未完了になっている」と説明されました。
公的機関を名乗られたことで不審に思わず、話を信じてしまったことが被害のきっかけとなっています。
その後「ATMで手続きができる」と案内され、指定された操作を行うよう指示されます。
本人は還付金を受け取るための操作だと認識していましたが、実際には犯人側の口座へ送金する操作をさせられていました。
結果、数百万円を振り込んでしまい、後から家族や金融機関に相談して詐欺被害であることがわかりました。
この事例では、医療費の還付金があると説明されたあと、手続きが一度で完了しないとして、複数回のATM操作を求められました。
最初の操作後に「確認が取れていない」「入力内容に誤りがある」などと説明され、
再度ATMへ行くよう指示されています。
被害者は還付金を受け取るための手続きが続いていると認識していたため、指示に従い、結果として複数回に分けて送金してしまいました。
警察や自治体の発表では、一度の操作で終わらせず、被害額を増やす手口が確認されています。
このように何度も送金をしてしまい、被害が大きく膨らんでいくのが還付金詐欺の恐ろしい点でもあります。
この事例では、ATM操作の途中で不安を感じ、銀行員や家族に相談しようとしました。
しかし犯人は「本人確認が必要なため一人で対応するように」と説明し、相談を制止しています。
結果、被害者は第三者の意見を聞く機会を失い、自分一人の判断で対応を続けてしまいました。
本来、還付金の手続きで家族や銀行員に相談して問題になることはありません。
相談を妨げる説明があった時点で、詐欺を強く疑うべき重要なサインだと考えましょう。

還付金詐欺に騙されないためには、以下の対策をしておくことが肝心です。
それぞれの対策を詳しく解説していきます。
基本的には還付金の手続きが、電話やSMSで案内されることはありません。
公的機関が還付金を連絡する場合、原則として書面での通知が行われます。
電話口で手続きを急かされたり、SMSでATM操作を指示されたりすることは正式な方法ではありません。
そのため、電話やSMSで還付金の話が出た時点で、詐欺を疑いましょう。
この基本的なルールを知っておくだけでも、被害に遭う可能性を下げることができます。
還付金は、ATMを操作して受け取る仕組みではありません。
公的機関から支払われる還付金は、登録された口座への振込や、書面による案内を経て手続きされます。
ATMで番号を入力したり、操作を指示されたりする形で還付金が戻る制度は存在しません。
ATMで還付金を受け取れると言われた時点で、詐欺であると考えましょう。
還付金詐欺では、言葉巧みに誘導されてしまい、焦りから一人で判断してしまうことが多くなります。
少しでも違和感を覚えた場合は、その場で結論を出さず、以下のような第三者に確認することが重要です。
第三者の視点が入ることで、話の不自然さや制度上の矛盾に気づけるケースも少なくありません。
日頃から「迷ったら誰かに確認する」という意識を持つことが、還付金詐欺対策として有効です。

上記のような対策はニュースでも紹介されることが多いです。
言い換えるなら、還付金詐欺の存在や対策自体を知っていても、騙されてしまう人が一定数いるということです。
還付金詐欺を理解していても騙される理由を以下にまとめました。
対策だけでなく、騙される理由を具体的に理解し、より適切な対処をできるようにしましょう。
還付金詐欺は、被害者にとって想定していない状況で突然始まることが多いです。
落ち着いて情報を調べられる環境ではなく、急な電話や説明によって対応を迫られます。
そのため、事前に対策を知っていても、冷静な判断ができなくなってしまいます。
還付金詐欺の存在を知っていても、いざ当事者になってしまうと「これは還付金詐欺だ」と認識できなくなるということです。
特に、公的機関を名乗られた場合や期限を強調された場合は、焦りが強くなりやすくなります。
結果として、知識があっても「今は例外だ」と思い込み、判断を誤ってしまうのです。
還付金詐欺について知識がある人ほど、「自分は騙されない」と考えてしまうことがあります。
このような潜在意識から対策を怠り、不自然な点に気づけません。
また、被害に遭うのは高齢者や知識のない人だという思い込みも、警戒心を下げる要因になります。
「自分は大丈夫」という認識こそが、冷静な判断を妨げることがある点を理解しましょう。
還付金詐欺では、相手の言葉遣いや説明の仕方が非常に巧妙です。
制度や手続きに詳しくない部分を突かれ、もっともらしい説明を重ねられることで疑念を持ちにくくなります。
たとえば、専門用語や正式名称を交えた話し方をされると、内容を理解できなくても正しいものだと受け取ってしまいがちです。
また、質問をしてもすぐに答えが返ってくるため、不安が打ち消されてしまうケースもあります。
このような誘導が続くと、知識があっても冷静に判断することが難しくなります。
知識だけで詐欺か判断するのではなく、第三者の視点を入れることが重要です。

ここまで還付金詐欺について理解を深めていれば、騙されるリスクは大きく減らせます。
しかし、家族の中でも特に高齢者は詐欺の被害に遭いやすいです。
そのため、シニアセキュリティサービスを活用して、詐欺にあわないよう外部から支援することも考えましょう。
以下に、詐欺対策に活用できるシニアセキュリティサービスの内容を解説していきます。
シニアセキュリティサービスは、本人の同意を得たうえで、GPS機器を設置し行動状況を把握できる体制を整えることができます。
外出時の位置情報が確認できるため、長時間戻らない場合や不自然な行動があった場合にも早期に気づきやすくなります。
また、異変を感じた際に専門スタッフが駆け付けるサポートも可能です。
このようにして、家族だけで見守ることが難しい場合でも、外部のサポートを活用することで安心感を高められます。
特に認知症の高齢者には、このようなサービスがあることで詐欺対策だけでなく、失踪時の捜索にも一役買います。
手続きや外出時に同行するサービスを提供している点も詐欺対策として活躍します。
一人で対応する場面を減らすことで、詐欺犯に付け入る隙を与えにくくなります。
第三者が同席するだけでも、詐欺の多くは成立しにくくなります。
家族の負担を軽減しながら、高齢者を守る手段として活用しやすい支援といえるでしょう。
また、還付金詐欺に限らず、投資詐欺の疑いがある会社の信用調査、宗教詐欺やマルチ商法に騙されていないかの調査なども可能です。
セキュリティサービスは、詐欺師が使う個人情報の流出状況を確認することも可能です。
具体的には、電話番号が流出していないか、売買されていないかといった観点で情報調査を行います。
流出や売買の可能性が疑われる場合は、被害につながりやすい接触経路を把握し、事前に対策を講じます。
あわせて、詐欺被害を未然に防ぐためのセキュリティ強化も可能です。
こうした情報調査と強化策を組み合わせれば、詐欺被害のリスクは大いに減らせるでしょう。

還付金詐欺に実際にあってしまったらどうするべきなのか、対応策についても解説していきます。
詐欺にあってしまったときでも適切に対応し、被害を最小限に抑えましょう。
還付金詐欺に気づいた場合は、まず銀行や金融機関へ連絡することが重要です。
送金直後であれば、取引の停止や組戻しの対応ができる可能性があります。
時間が経過するほど対応が難しくなるため、早急な連絡が求められます。
金融機関と連携して対応することで、被害の拡大を防ぐことにつながるでしょう。
被害状況を整理することも大事です。
これらをまとめておけば、その後の相談や対応がスムーズになります。
また、被害状況を整理することは、警察や金融機関への説明だけでなく、再被害を防ぐためにも重要です。
今後同様の電話や連絡があった場合にどう対応するか、家族内で共有しておきましょう。
必要に応じて、外部のセキュリティサービスを活用し、見守り体制を整えることも有効です。
今後さらに被害が拡大しないように、事後対応と再発防止を同時に進めておきましょう。
還付金詐欺の被害に気づいた場合は、警察や消費生活センターへ相談することも重要です。
警察へ相談することで、被害状況の整理や今後の対応について助言を受けることができます。
また、被害届を提出することで、同様の詐欺被害の把握や捜査につながる可能性があります。
一人で対応しようと考えず、早い段階で公的機関に相談し、被害拡大を防ぎましょう。
なお、消費生活センターでは詐欺被害に関する、具体的な対応方法や注意点を案内しています。
詐欺被害にあった後でも、今後について相談できることはあるので、一度連絡してみましょう。
還付金詐欺にあったら、探偵への依頼も検討しましょう。
還付金詐欺において探偵に依頼する主なメリットは以下の通りです。
還付金詐欺をされても、警察へ説明する際の内容が曖昧だと、事件性の判断が難しく、形式的な相談で終わることも少なくありません。
探偵に依頼すれば、情報や被害状況の詳細、経緯などを詳しく整理できます。
結果、警察への相談時に、形式的な対応で終わりにくくなります。
さらに、被害後に何をすべきか、どこまで対応できるのかが明確になるため、家族だけで悩み続けたり、誤った対応をしてしまうリスクも大きく減らせるでしょう。

最後に還付金詐欺に関するよくある質問をまとめました。
還付金詐欺についてより理解を深めて、疑問や不安要素を排除しましょう。
送金後すぐに金融機関へ連絡し、取引停止や組戻しが間に合えば返金される可能性があります。
しかし、時間が経過すると資金が移動され、回収が難しくなる傾向があります。
そのため、被害に気づいた時点でできるだけ早く行動することが重要です。
返金される確率は、被害に気づいてから金融機関へ連絡するまでの早さによって大きく左右されます。
即日対応できた場合でも、必ず返金されるわけではありません。
実際には返金に至らないケースが多いのが現状です。
返金を前提に考えるのではなく、被害を広げない行動を優先する必要があります。
還付金詐欺の被害額は、数十万円から数百万円に及ぶケースが確認されています。
複数回のATM操作を指示されることで、被害額が膨らむ傾向があります。
少額だと思って対応してしまい、結果的に大きな金額を送金してしまうケースも少なくありません。
金額の大小にかかわらず、詐欺と気づいた時点で速やかに対応することが重要です。
警察では被害状況の整理や、今後取るべき対応について案内を受けられます。
ただし、相談したからといってお金が返ってくるわけではないことは理解しておきましょう。

還付金詐欺は、正しい知識を持っていても、状況や心理によって被害に遭ってしまうことがあります。
特に高齢者の場合、自分では気づかないうちに詐欺の標的になっているケースも少なくありません。
ファミリーセキュリティでは、詐欺被害を未然に防ぐための情報調査や見守り体制を整えています。
電話番号の流出や売買状況の確認をはじめ、状況に応じたセキュリティ強化を行うことで、リスクの把握と対策につなげます。
家族だけでの対策に不安を感じる場合は、外部の専門サービスを活用することも一つの選択肢です。
大切な家族を守るために、ぜひ一度ご相談だけでもご検討ください。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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