夫婦共働きが当たり前の時代になり、近年では日々の家事や育児の負担を減らすために、家事代行サービスや育児サポート(ベビーシッター)の利用も増えています。
それに伴う、トラブル増加傾向にある中で、特に心配なのが、盗難などのトラブルです。
トラブルが起きるは背景を含めて盗難被害に遭ってしまったときの対処法などを紹介しています。
執筆者 / 吉田 麻衣子
男女間トラブルをメインに活動して10年以上のキャリアの持ち主。自身でも婚活サイトを運営しているほどの世話好き。監修者ページ
家事代行サービスの利用者は年々増加しています。
仕事が忙しく家事や育児まで手が回らない方や、子育てのストレスで精神的・身体的に疲弊している方にとっては、多少費用がかかっても利用価値のあるサービスでしょう。
しかしその一方でトラブルも増加傾向にあるようです。
見ず知らずの他人を家に上げるのですから、メリットだけではないことも心構えとして必要です。
主なトラブルを5つ挙げます。
料金やコミュニケーショントラブルは、誤解や双方の誤った解釈や判断によって生じがちです。
「断りなく延長されていて加算されて請求されたことに不満」
「少し注意したところムスッとして雑な対応に変わった」
クオリティについては会社や本人の意識の高さにもよります。
例えば、サービスの質が求めている側より低ければ、利用者の評価は低くなり料金に値しないと考えます。
「隅々まで清掃されていない、汚れが残っている」
「説明した通りの位置に整理整頓されていないことの不満」
破損や紛失に関しては人間なので過失は許されるものの、盗難は許されることではありません。
しかし相手が言い逃れすれば、証拠のない言いがかりだと返されてしまいます。
「財布の中に遭った一万円がなくなっていた」
「タンスの中のアクセサリーが消えていた」
大事なものやお金が無くなっていた場合は、頭から家事代行人やベビーシッターを責める前に、冷静に考えることが重要です。
感情をぶつけると、相手を怒らせたり、かえって頑なに口を閉ざされてしまうことが予想されるからです。
盗難と決めつける前に、失くすまでの経緯や時系列、盗難の疑いのある人間など紛失の可能性を冷静に考えましょう。
状況から考えて、犯人の可能性が一人しかいないと判断した場合は以下のような手順で進めます。
万が一、盗難の被害が確実なら、落ち着いて速やかに適切な手続きを踏むことが重要です。
盗難の疑いが浮上した場合、直ちに家事代行サービスに連絡し、状況を報告しましょう。彼らは内部調査を行い、適切な対応を取ることが期待できます。
盗難が行われた可能性がある場合は、関係する証拠を保管しておくことが重要です。盗まれたものの写真や被害の詳細なリスト、家事代行サービスの関連文書などを保管しておきましょう。
盗難の疑いが重大な場合や法的な問題が発生した場合は、弁護士や法的な専門家に相談することを検討しましょう。彼らは適切なアドバイスを提供し、必要な手続きを支援してくれます。
盗難後の安全策は、追加の被害を防ぐために重要です。
速やかに対策を講じ、警察や関係機関と連携しながら被害の解決に向けて進めることが大切です。
犯人の特定や証拠が掴めない段階であっても、手遅れにならないうちに動いておくべきことをまとめました。
盗難の疑いがある場合は、警察に連絡し被害届を提出しておくことをお勧めしますが。 ただし証拠が何一つなければ被害実態が明確ではないため、警察が介入できないことが考えられます。内部調査の依頼や適切な対応を取って証拠を収集することが重要です。
盗難により、個人情報が漏洩する可能性があります。クレジットカード情報やパスポートなどの重要な文書を保護し、不正利用を防止するための措置を取る必要があります。
口座や個人情報の安全を確保するために、銀行や関連機関に連絡して必要な対策を講じるようにしましょう。
盗難が発生した場合、被害の再発を食い止めるため、安全策を講じる必要があります。同じ家事代行やベビーシッターサービスを利用している人々に注意を喚起するため、口コミやレビューサイトへの投稿を検討する
盗難の疑惑が重大な場合は、弁護士や法的な専門家に相談したり助言をもらうことも対策方法の一つです。
しかしながら、犯人が特定できる証拠が一つもない状態では戦えません。
そのまま泣き寝入りしては、犯人の思う壺です。
証拠が見つからず解決できないときは、調査のプロである探偵に相談してみることを勧めします。
調査の専門家の力を借りることで犯人を特定し、盗難被害の決定的証拠を入手する可能性が出てきます。
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