
「学校や教育現場は安心・安全な場所」そう思っている方も多いでしょう。
しかし現実では、学校や塾などの教師という立場の人間が、その権威と信頼を悪用することもあります。
教え子をマインドコントロールして服従させたり、性的暴行を振るうなどのケースが後を立ちません。
中には、被害児童・生徒が自身の被害に気付かないよう、巧みにマインドコントロールしながら性暴力に至ったケースなどもあり、事態は極めて深刻な状況にあります。
今もまさに、教育現場において、子どもたちが自身の性被害を打ち明けられずに苦しんでいるかもしれません。
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文部科学省の調査によると、2023年度、児童や生徒などへの性犯罪や性暴力で懲戒処分などを受けた公立学校の教員は320人、私立学校の教員は22人でした。
これは、統計を取り始めた2011年度以来、過去最多となりました。(令和4年度公立学校教職員の人事行政状況調査及び令和5年度私立学校等実態調査結果より)
実際の学校の中で、教師による性的暴行はどのように行われるのでしょうか。
生徒が性的暴行の被害を受けたケースの1つを紹介します。
中学教員Aは、生徒 Bが所属している部活の顧問をしている。
Bは真面目で優秀な生徒である。Aは顧問としてBを放課後遅くまで指導していた。
BもAの指導に素直に従い、その成果か、部活でも優秀な成績を収め、Aは他の教師や保護者からの信頼も厚かった。
ある日、部活の試合で負けた後、泣いているBをAが抱きしめた。Bは嫌だったが、驚いて拒否することができなかった。
その後、AはBと頻繁に二人だけで会い、抱きしめたり、キスをしたりするようになった。
AはBが誘えばついてきたので「これは合意だから」と念を押し、「誰にも言わないように」と口止めをして行為を続けた。
このケースのように、加害者教師は、自身の権威や立場を巧みに利用し、教え子を支配しようとします。
加害教師の特徴的な言動としては、
という点が挙げられます。
加害教師は、教え子に洗脳やマインドコントロールをした後、暴力(特に性暴力)を振るいます。
その際の性暴力は、さまざまな方法で行われます。
具体例は、以下のとおりです。
そもそも学校には、教師による洗脳や暴力が表面化しにくいという構造的な問題があります。
学校には、教師と教え子、大人と子ども、顧問と部員など、様々な上下関係が幾重にも存在しています。
そのため、被害を受けた子どもたちには、
「自分が意見を言うことで、成績や進路に影響するのではないか」
「顧問の意に反する言動をしたら、部活動の大会などに出られなくなるのではないか」
といった不安や恐れから、被害を言い出しにくくなってしまうのです。
また、暴力が「教育」「信頼」「愛情」「指導」「コミュニケーション」などの耳触りがいい言葉で正当化されるという現象も起こりやすく、被害生徒自身も、それが被害だと認識できないこともあります。
加えて、教師の中には、どのような行為がハラスメントや暴力に当たるのか知らない者もいます。
生徒の手に触ること、髪の毛に触ることは些細なことだと捉えている場合もあり、そうした意識の低さが、より深刻な被害に繋がる場合もあるのです。
さらに、保護者などの周囲の人間が
「うちの学校で洗脳や暴力などあるわけがない」
「あの先生は保護者からの信頼も厚く、教え方も素晴らしいので、そんなことするはずがない」
といった思い込みをすることで、被害が露呈しづらくなる現状もあります。
教師による洗脳や暴力の被害は継続する傾向があり、長く時間が経つにつれて悪化していく場合が多いです。
また、特に性的暴行は、継続期間が長くなるほどに、身体接触の程度や攻撃性がエスカレートする傾向があります。

教員が教え子に対して行う洗脳やマインドコントロールは、すべて教師と教え子という上下関係や年齢の違いに基づくパワーの差を乱用することが根幹にあります。
以下では、より具体的に教師による洗脳やマインドコントロールの実態について解説します。
マインドコントロールとは、社会心理学のテクニックを駆使(意図せずに行うものも含む)して、被害者の意思決定を加害者の都合のいい方向へと誘導する心理操作のことです。
マインドコントロールの特徴は、被害者に「操作・誘導されている」という自覚を持たせないまま、その思考や行動をコントロールする点にあります。
そのため被害者は、実際は加害者によって行動を誘導されているにも関わらず「これは自分の意思だ」と思い込んでしまうのです。
教師が子どもをマインドコントロールする際、「性的グルーミング」という心理的手法を用いることが多々あります。
「性的グルーミング」とは、性的な目的を隠して子どもに接近し、子ども「信頼関係」を築き、手なずけて心理的にコントロールする行為です。
加害教師は、ターゲットの子どもに対して優しく接したり、ひいきをしたりして近づき、子どもの悩み相談に乗ったりすることで、子どもとの間に「信頼関係」を築いていきます。
信頼関係を築いた後は、性的画像の提供を求めたり、性的接触をするなど、徐々に性的暴力へとエスカレートしていきます。
加害者と偽の信頼関係を築かされているため、被害を受けた子どもは、性的な行為をされた直後に「被害を受けた」と認識することが困難になります。
時間がたって性的被害に気付いても、当時断らなかった自分を責めるなどして周囲に打ち明けられないことも多いです。
さらに時間がたつと無力感にさいなまれ、一層加害者の言いなりになってしまいます。
性的グルーミングなどによってマインドコントロールを受けた場合、PTSD、急性ストレス障害、適応障害など、子どもの心に深刻で長期的な後遺症をもたらします。
特に性暴力は、子どもに長期的影響を与え、自然災害等と比べても高いPTSD(Post Traumatic Stress Disorder: 心的外傷後ストレス障害)発生率があるとされています。
さらに、その被害は一過性の出来事ではなく、プロセスを経るものだと分かっており、性暴力等が発生してしまうと、被害を受けた子どもの日常生活には大きな支障が及びます。

洗脳やマインドコントロールは、被害者がはっきりと自覚を持てないまま心を操作される心理的手法です。
洗脳やマインドコントロールによって加害者の支配に置かれると、被害者の行動が支配されてしまいます。
そもそも、教師による洗脳やマインドコントロールはなぜ起こるのでしょうか。被害が生じやすい理由をまとめました。
一般的に、学校・教室などの閉鎖された場所では、洗脳やマインドコントロールの被害が生じやすいと言われています。
加害教師は子どもをグルーミングなどの手法によって支配して、「この人がいなければ自分がだめになる」と信じ込ませてコントロールします。
教員はその役割上、生徒に頼られやすく、子どもから信頼を得るスキルを身につけていることが多いです。
実際は、教師自身の欲求に従って、被害生徒をコントロールしているのに、「生徒のためにやっている」と動機を偽ったり、あろうことか教師自身が被害者であるかのように子どものせいにすることもあります。
教師が達成感や承認欲求などを生徒との関係から求めようとしてしまうと、危険な行為に及ぶ可能性が高まるのです。
被害生徒が抵抗すれば、性的暴力を阻止できると思われがちですが、実際その場で被害を阻止することは困難です。
加害教師は、教育や指導という言葉で自身の行為を正当化し、言葉による脅しを巧みに使って生徒をコントロールします。
体育や部活で体を支えるふりをして体を触ったり、「好きだ」と言って不意打ちでキスするなど、予告なく性暴力が行われることが多いため、生徒は拒否や抵抗をする隙がない場合も多いです。
加害教師が被害生徒の抵抗を不能にさせることは、実は非常に容易いことなのです。
教師による性暴力を受けた被害児童が、その被害を認識するには時間がかかるといわれています。
調査結果では、最初の犯行で被害と認識できる人の割合は、専門学校・大学・大学生でも約3割だといいます。このように、年齢や教育レベルが高くても、性犯罪被害の認識は難しいのです。
また、「学校の先生が自分に性的なことをするはずがない」という学校教師への信頼も、被害認識の遅れに影響します。
被害生徒は、
「性的なことをされているとわからなかった」
「先生が言うことが正しいと疑わなかった」
「恋愛だと思い込まされた」
など考えてしまうため、被害認識を持ちづらいのです。
大抵の加害教師は、面倒見がいいなど、周囲から評価されていることが多く、加害行為に周囲が気付きにくい現状があります。
子どもの成績が落ちたり、不登校になったりするなど、様子がおかしいと感じた時は、性被害を受けている可能性を考え、慎重に子どもの話を聞くことが大切です。
安全・安心な学校を作り、日頃からこどもが率直に話し合える環境を作ることも重要です。
性的グルーミングを行う加害教師の特徴として、教師自身が孤立感、無力感を感じており、誰かを支配したい、必要とされたい、認められたいといった動機が隠されていることが多いと考えられています。
同僚や上司の教師が、そのような加害教師の思考の誤りなどの危ないサインに気づくことも重要です。

子どもにとって学校は、生活のほぼすべてと言っても過言ではない場所です。
もしもそんな場所で被害を受ければ「周囲に知られたら自分の生活が脅かされるかもしれない」と感じ、大きな恐怖を感じて被害の事実を隠そうとしてしまいます。
もしも教師からマインドコントロールなどの被害を受けた場合、どのような対応を取ればいいのでしょうか。
洗脳被害は、早期に対応することが非常に重要です。
もし対応が遅れたり、被害を放置してしまうと、加害行為がエスカレートしていき、被害者の心の傷も甚大になってしまいます。
被害を受けた子どもは、二次被害を恐れて、その事実を隠そうとします。
しかし、「嫌なことをされたら、言葉にしてもいい」「相談する場所はいっぱいある」ということを伝え、家族や信頼できる人に打ち明けてもらうよう努めましょう。
学校や警察に相談する前に、被害の事実をできるだけまとめ、可能であれば加害行為の証拠を集めましょう。
教師とのSNSやメッセージでのやり取り、電話の録音などの物的証拠は、告訴や裁判などの法的措置を取る際に、被害の立証を強力に裏付けることができます。
証拠収集が難しい場合は、探偵などの専門家に依頼することも有力です。
「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」では、
「教育職員等による児童生徒性暴力等の事実が確認された旨報告を受けた場合には、学校の設置者は、医療、心理、福祉及び法律に関する専門的な知識を有する者の協力を得つつ、当該報告に係る事案について自ら必要な調査を行うものとする」(法第19条第1項)と定められています。
教師からの暴力や性被害を受けた場合は、まずは学校に報告し、被害生徒の保護や調査などの対応をしてもらいましょう。
あってはならないことですが、加害教師や周囲の教師が、自分の経歴に傷が付くことを恐れ、被害が明るみにならないように隠そうとするケースもあります。
学校の対応に少しでも疑問を感じたら、警察などの他の機関に相談しましょう。
警察は、当該加害行為が犯罪に当たるかという視点で相談に乗ってくれます。必要があれば被害届を提出しましょう。

教師による洗脳やマインドコントロール、それによる暴力の被害に関して、探偵ができることを解説していきます。
教師による性暴力を防ぐために、日頃の子どもの素行調査を行うことは有効です。
子どもの素行調査は、多くの場合、親や保護者が子供の安全を確認するための一手段となり得ます。
急に帰宅時間が遅くなった、隠し事をしている様子があるなど、子どもの言動が気になった場合、探偵に依頼することで、素行不良やトラブルに巻き込まれていないかなどを確認することができます。
探偵であれば、子供が交流している人物、インターネット上での行動・交流の状況などを調査することが可能です。
教師、部活の監督、指導員などに対する身元調査を行なうことは、子どもへの性被害を防ぐ有効な手段です。
探偵に身元調査を依頼した場合、教師の過去の経歴、前職、資格、犯罪歴などが明らかにできます。
また、聞き込み調査や潜入調査により、過去の雇用主や同僚、学生、その他の関係者からの情報を集めることも可能です。
探偵であれば、プロの証拠収集の手法を用い、暴力行為の記録・証拠収集をサポートすることができます。
収集した証拠は、学校に報告する際や、法的措置を検討した際などに立証を裏付ける資料として有効に活用できます。
当探偵事務所では、法の範囲内で、記録の保管方法等についてアドバイスやサポートを行っています。

教育現場で起こる暴力は、加害教師の個人的要素に加えて、学校という特殊な環境だからこそ、放置されやすく、再発しやすいという構造的問題があります。
教師の問題行動でお悩みの方は、まずはご相談だけでも、お気軽にご連絡ください。
当探偵事務所が、お子さんが安心して学べる場所を取り戻すため、全力でサポートいたします。
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監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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