Lgbt Trouble Support
「売り専」とは、どのようなものなのか、どのような世界なのか、女性で詳しく知っているという人は少ないかもしれません。
「売り専」は、女性が男性に対して性的サービスを行う一般的な風俗に対し、男性が男性に対して性的サービスを行うことを言います。
今回は、「売り専」のボーイとして働いている男性を好きになったときの対処法を解説します。
LGBTトラブルサポート
2022年11月15日
「売り専」とは「売り専門ボーイ」の略語で、かつてはノンケ(「ノン気=同性愛者から見て異性愛者を指す言葉」)の男性が、その報酬の高さに釣られた上で働いていたため、プライベートでは同性間の性行為はしない=「売り(売春)専門」という意味で名付けられました。
その歴史は古く、男色が盛んだった江戸時代にまでさかのぼります。
そこに勤める男娼は「陰間」と呼ばれ、日本橋近辺には、現代の「売り専バー(ゲイバー)」ともいえる「陰間茶屋」なるものが軒を連ねていたとされています。
時は流れ、現代では「売り専バー」の他にも「出張ホスト」などといった業態で、客とキャストが男性同士の性風俗が存在します。
売り専の営業形態は、大きく分けると3つのタイプに分類されます。
指名したり連れ出せる「売り専バー(ホストバー)」
主に客はバーで飲みながらボーイを指名でき、会話を楽しんだあと、気に入れば店外に連れ出してデートすることができるというシステム。
性的サービスを受けられる「個室ホスト」
店内に個室があり、気に入ってたり、指名したボーイと個室に入り性的なサービスが受けられる仕組み
自宅やホテルの派遣してもらえる「出張ホスト」
店舗を構えず、ネット上でボーイを選んでもらい、自宅やホテルに派遣するというシステムがあります。
男女間の売買春と異なり、「売り専」は(未成年でなげれば)売春防止法の適用外であり、基本的に法規制はありません。
また、ジェンダーの格差もないため、ある意味、後ろめたさのない男同士でのセックスワークといえます。
加えて、本来の性風俗である「金銭と性的サービスの交換」といった単純なビジネスモデルを超えた、人間らしい交流がある場合も多く、ボーイや店長なども、自らの仕事にある種のプライドを持っており、かつ、セーファーセックスを重要視しています。
売り専バーや出張ホストなどは、客がゲイの男性であるとも限らず、女性が利用できる店もあります。
新宿二丁目は“ゲイタウン”として有名になり過ぎ、外国人観光客が集まったり、芸能人・有名人も通いつめる例も相次ぎ、オープンになったがゆえに、むしろ、ゲイの客足が遠のいている現象も起きています。
最近の傾向では、ゲイたちはネット上で完結する出張ホストや、都内の他の繁華街である上野、浅草、渋谷、新橋などにある店、あるいは郊外店を利用しているようです。
「売り専」のサービスは、実際、風俗店のそれとあまり変わりありません。
しかし、店ごとに雰囲気もかなり異なり、ほのぼのとしたところもあれば、ボーイ自身があくまでも「お金を稼ぐための仕事」としてサバサバしているところもあります。
ボーイの定着率は、一般の風俗店と比べてかなり低めといわれています。
稼ぐために自分の肉体を売っているノンケの男性は、お金が貯まればあっさり退店してしまうケースも多いのです。
ずっと好きだった彼と再会したけれど…
大学時代から片想いしていた男性がいます。同じサークルだったのですが、イケメンで優しくて女子にモテモテでした。
卒業から5年経った頃、歌舞伎町の居酒屋で偶然彼と再会しました。
相変わらず気さくで優しく連絡交換にも応じてくれました。昔より磨きのかかったルックスにときめきました。 ただ、彼が戻っていった集団客は全員男性でホスト風の風貌だったのが気になりました。
一緒にいた私の友人は水商売している子で、「あ、あれ売り専の人たちだよ。」というので動揺しました。 せっかく再会したので、今度こそ告白したいのですが、彼がゲイなのか異性愛者なのか気になっています。
好きな男性が売り専のボーイだったら大きなショックを受けると思います。
ただ、それでも彼への想いは変わらないと思うのなら、すぐに諦める必要はありません。
相手も自分に好感さえ持っていたなら、恋愛対象として見てくれる可能性はあります。
前述したように、売り専をする男性の動機のほとんどは「お金目当て」であることから、ある程度のお金が貯まれば売り専を辞めることも期待できるます。
例え、好きになった男性が「売り専」であった場合、その事実のみで、思いを断ち切ってしまうことは、もったいないと同時に、非常に辛いことです。
売り専であっても、異性愛者なのかそうじゃないのか、また恋人の有無を知ることが先だと考えます。 また、いくら自分が恋焦がれても彼が全く自分に興味を持っていないなら、男女問わず恋愛対象外になる可能性もあるでしょう。
売り専をするボーイの多くが、学生やフリーターなどで生計を立てている若い男性なのでノンケの割合が高いといわれています。
加えて、売り専で人気が高いのが、ジャニーズ系の美貌を持つ男性、また、ガチムキ系、太め系も需要が高いといわれています。 ただ、客の好みにもよるので幅広いタイプを揃えている店もあります。
一般的にはお金を支払ってまでサービスを受けたいと思うような、イケメンが求められるので、店側もイケメンの多さをアピールして集客する傾向があります。
ゆえに、売り専をしている男性は、一般的に見てもイケメンであることが多く、それなりに“モテる”ことはいうまでもありません。
売り専をするボーイの中には複雑な事情があって働いている男性もいます。
そもそも、売り専をしていること自体を、誰にも告げないケースも多く存在します。
売り専のサービスを利用するには、業態や価格も多様な風俗店とは違い、その価格は高額になりがちです。
しかしながら、だからといってボーイのプライベートなどの個人情報を聞き出そうとしたり、待ち伏せしたり、張り込んだりするストーカー行為、連絡先を聞き出した上で電話で誘おうとする“鬼電”やLINEの連続送信などは迷惑行為を通り越し、下手をしたら犯罪になります。
ボーイの立場や気持ちを害する行為といえ、マナー違反であり、嫌われる理由となります。
客として売り専の男性と出会った場合、その男性に好意を持ったとしても、自分を恋愛対象となる可能性は低いといわざるを得ないでしょう。
その男性目当てに通いつめたとしても、客は客でしかなく「お金」が介在した関係であることに変わりはないからです。
加えて、基本的に店以外の場所で客とプライベートで会ってお金をやり取りする行為は「ヤミケン(闇権)」と呼び、トラブルやボーイの解雇原因になりますので厳禁です。
確かに「売り専」風俗で働いていても、ノンケがビジネスと割り切って働いている場合も多いので、異性愛者であるならチャンスはあるかもしれません。
ただし、だからと言って彼にとってあなたが恋愛対象になるかは話が違ってきます。
お金のために売り専しているだけに、金銭目的で偽りの気持ちを、サービスの一環としてあなたに向けて来るかもしれません。
その男性が普段どのような生活ぶりなのか、なぜ売り専をしているのか、異性関係はどうなのかなど真の姿を知ることで、リスクを回避し、想いが成就する可能性も大きく広がってきます。
売り専をするボーイが、その職業を選んだ理由は、学業や生活する上で普通のアルバイトでは稼げない金額を稼ぐため、自分の夢を叶えるためなどさまざまであり、彼らの選択に対して文句を言う権利は、誰にもありません。
ボーイの多くは、ウリ専で働いていたことを後悔しておらず、むしろ積極的に肯定しようとする向きが多いといわれています。
「自分が社会でどれほどのものかがダイレクトにわかる」
「どんな世界でも、知らないよりも知っていた方がいい」
「体を使ってお金を稼ぐのは会社員も一緒」
彼らの声は、そうした世界を知らない人の常識を崩してしまうものでもあります。そのためには、「売り専」という仕事に対し、特別視せず、偏見を持たない状態で、その男性に対することが必要となります。
逆をいえば、その覚悟がなければ、その男性と近しい関係となるのはあきらめた方が賢明です。
「売り専」とは、文字通り“体を張って”稼ぐ仕事であるので、肉体的にも精神的にもストレスの多いことはいうまでもありません。
加えて、その男性が本当に「ノンケ」であるか、「ゲイ」であるかは、その生活ぶりを調査してみないと分かりません。
調査によっては、男性の自分への気持ちを確認することも可能です。
自身での調査や問題の解決が難しいと判断した際は、素行調査の専門家であるファミリー調査事務所にご相談下さい。
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