SNSで「闇バイト」と検索すると、高報酬や高額バイトという甘い誘い文句の募集一覧が簡単に閲覧できます。
この中に今ニュースで世間を騒然とさせている、闇バイトと呼ばれるものが多く含まれることをご存知ですか?
闇バイトには、学生であってもSNS上で手軽に参加できてしまうという恐ろしい現状があります。
そのすぐ先には犯罪者として人生を棒に振る事態が待ち受けているかもしれないというのに…
闇バイトの仕組みや、未然に防ぐための素行調査、子どもが加担しないために気をつけておきたいことについて解説してします。
闇バイトトラブルサポート
2023年1月30日
・闇バイト組織による強盗殺人事件
・闇バイトで人が集まる仕組み
・闇バイトが横行する背景
・経済的に困窮する若者たち
・一度関わると逃げられない
・さまざまな闇バイトの種類
・闇バイトに共通する手口
・闇バイトの代償はあまりに大きい
・逮捕された場合どうなる?
・未然に防ぐためには子どもの行動をよく観察する
・闇バイト疑惑の子どもの素行調査相談事例
・子どもの行動を調べる素行調査の目的
闇バイトによる強盗事件が各地で相次いでいます。
8都県で起きている14の強盗事件については同一グループの犯行とみられています。
狛江市の高齢女性の住宅では強盗殺人事件が起きています。
それ以外にも中野区や稲城市などでも住民が襲われ約3000万円を強奪される事件が起きています。
闇バイトで募集して集めたられた実行役による犯罪とみられ、その首謀者は日本ではなくフィリピンに潜伏し指示を仰いでいると思われます。
組織ぐるみのグループによる犯罪だという驚きと共に、闇バイトに手を染めることの恐ろしさを痛感します。
ルフィと名乗る詐欺組織の首謀者はフィリピンに潜伏していますが、他の犯罪組織もタイ、ミャンマー、ベトナムなどの東南アジアに潜伏しているのが典型です。
逮捕された容疑者の供述などからグループ組織の実態が明らかになってきています。
容疑者たち同士に面識はなく、闇バイト募集への応募を通じて犯罪に加担したとみられています。
人の命を奪い、自身も人生を棒に振ることになる闇バイトですが、SNSで簡単に応募することができてしまうのが恐ろしいところです。
応募した後、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」に誘導され、首謀者らしき人物らから指示を受けるといいます。
ネット経由の犯罪の取り締まり、そのものに問題があるとの指摘も。
将来に希望を見いだせない若者が増えていることも犯罪につながっているのでしょう。犯罪組織はそんな若者たちに目をつけます。
社会全体で闇バイトに加担しない体制を作り、安易に応募すれば重い刑罰を受ける可能性があることを周知するべきです。
逮捕された犯人が、いかにも極悪非道な風貌といった者はおらず、むしろ、どこにでもいそうな普通の若者ばかり。
容疑者たちが闇バイトに手を出した目的は、ズバリ高額報酬に目がくらんだということです。
賃金は上がらないのにも関わらず、増税や光熱費の値上げによる生活困窮者が続出しています。
そんななかに将来に希望が持てず自暴自棄になる若者も存在します。
指示役たちはそんな若者の心理に付け入るのです。
容疑者には借金返済などに困っている者も多く、闇バイトの募集欄に謳われていた「日当100万円」につられてしまったという声もあります。
実行役には100万〜150万円、運転手役には80万円の報酬が約束されていたといいます。
「金に困っている人間ならいくらでもいる」
それが首謀者たちの本音です。絶対に捕まらないという言葉に後押しされて、取り返しの利かない犯罪に手を染めてしまうのです。
逮捕者の言い分として、「恐怖に支配され後戻りできなくなった」「逃げたら酷い目に遭うと思った」という話がでているそうです。
闇バイトに応募する際に、首謀者から本人確認のため顔写真と運転免許証の画像を送信するよう要求されたり、家族構成まで聞かれるといいます。
自分のせいで家族まで危害を加えられると考えると、一度関わったらグループから抜けられなくなるというのです。
個人情報を握って恐怖感を与え、グループから抜け出せないようにしていたことが考えられます。
闇というだけに闇バイトの多くは法律に違反しています。
ほとんどが犯罪に関係すると言ってもいいでしょう。
中でも特に強盗は重罪ですが、他にも闇バイトにはたくさんの種類があります。特に若者が巻き込まれやすい裏バイトについて挙げています。
闇バイトを知るうえでその種類を区別しておくことも必要です。
アポ電話強盗は事前に電話をかけ、所持金などを調べたるなど情報収集をし、住所を特定後、家主の留守中に家に押し入り強盗するものです。
持続性給付金詐欺とは、主に新型コロナウイルス対策のために導入された国からの給付金を繰り返しだまし取る行為です。ほとんどの闇バイトは指示役と実行役に分かれています。直接手を下すのはもちろん実行役。
さらに全てネット上で指示を出す手口も共通しています。また実行役のほとんどのケースが素人です。
指示役にしてみれば、実行役に対して何の責任も負いません。
実行犯との接点はネット上のみ、捕まろうが逮捕されて死刑になろうが無期懲役になろうが、お構いなしといったところです。
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闇バイトにもよりますが、強盗は大変な重罪になります。とくに悪意もなく、高報酬のアルバイトに参加しただけというつもりでも罪を免れることはできません。
さらに強盗殺人となると過去にも多くの死刑判決が下されています。
闇バイトの恐ろしさの一つに、逮捕者の多くは実行に移す段階まで共犯者との顔合わせはなく、ぶっつけ本番の犯行になる点です。
また、その多くが素人の集まりで、いざ犯行に及んだ際、動揺のあまり冷静さを失い予期せぬ行動に出がちです。
最悪の場合、予定通りに上手くいかず殺人に加担してしまうことも十分考えられるのです。
指示役の「言う通りにやれば絶対に捕まらない」と根拠のない言葉を受けて高額報酬に目がくらんでしまうパターンが典型だと考えられています。
その代償はあまりに大きく社会的にも犯罪者というレッテルを張られて生きていくことになるのは言うまでもありません。
強盗罪で有罪判決を受けた場合、「5年以上の有期懲役」が罰則として科されることになります。また、複数の罪が重なる併合罪の場合には、罰則が重なるため最長30年となる。
もし、実際に強盗に及んでいなくても、事前に強盗を計画をしていることが発覚した場合に罪に問われる可能性があります。
強盗予備罪は2年以下の懲役となります。
事件の前に思いと留まったとしても、このような罪に処せられるのだとしたら闇サイトで首謀者と連携して強盗の計画を立てること自体危険です。
闇サイトは加担すると、人生を棒に振るような取り替えしの聞かない事態になるかもしれないことを誰もが認識する必要があるでしょう。
最近では未成年が闇バイトに加担してしまうケースも増加しています。
我が子が甘い誘惑や上手すぎる話しに乗せられて、かけがえのない未来を台無しにしないために、親には何ができるでしょうか。
実際、言うが易しで未然に子どもの闇バイトを予防することは簡単ではありません。
最近の子どもの世界観はネットで構築されていると言っても過言ではなく、希薄な親子関係の助長を促す一因になっています。
子どもが日ごろ何を考え何に満足し、何に不満を感じ生きているのか知らないという親御さんは意外と多くいます。
子どもの動向に自分の意見が入る余地がないうえ、子ども自分の殻に閉じこもって親との接触を拒んでいたり、離れて暮らしていたりすると、子ども行動が全く読めないケースも多々あります。
親としては闇バイトを未然に防ぐために、疑惑があるならもちろんのこと、不審な動きの有無にかかわらず我が子の観察して状況や心理状態を把握しおきたいものです。
子どもの置かれているリアルな現状を把握している親の方が少ないことが考えられます。
子どもの日常、職場関係、交友関係、その中における心理状態や動向を全く把握していない親からすれば、闇バイトを未然に防ぐには限界があるかもしれません。
無職の息子の行動が気になる
女性 50代
別の日に息子のスマホの画面から、バイトの募集サイトのようなものが確認できましたが、高収入とか高額報酬という文言が目に入りました。組織ぐるみでの素人を使った強盗が横行しているので、息子が闇サイトに巻き込まれないか気になって仕方ありません。
闇バイトによる犯罪から我が子を守るためには、専門家による子どもへの素行調査がおすすめです。
探偵の素行調査が闇バイトに有効な理由
探偵は素行調査、行動調査の専門家です。
聞き取り、張り込み、尾行を秘密裏に実行し、重要な情報を入手することが可能です。
信憑性のある証拠があれば警察も動く可能性がグッと高まり問題解決へ直結できます。
若いころというのは誰でも人生に右往左往する時期はあります。また、こんなご時世だからこそ、ネット社会のど真ん中で、我が子がが学業や仕事、またはプライベートに躓き、何かのタイミングでつい魔が差すという可能性は絶対に否定できません。
子どもの闇サイトによる犯罪を未然に防ぐためには、普段の子供の素行を確認するのが最善の方法でしょう。
まずは専門家に相談してみてください。被害への回避法や適切な対処法とともに着実な解決に向けて、迅速に手厚いサポートを行なっています。
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